寺泊岬温泉「太古の湯」 | 馬の会長日記

馬の会長日記

「馬の会」の会長“のみ”の気まぐれ日記。
競馬はもちろん、前に住んでいた新潟のこと、
今住んでいる埼玉のこと、趣味の旅行に、
アルビレックス新潟、グルメなどなど
その時思ったことを気ままに更新してま~す。

20年近く付きあいのある東京の友人「師匠」と「がお君」たちと新潟夏競馬を満喫し、
その次の日は日本海の絶景を臨みながら寺泊までのドライブをしました。

そして楽しい時間もあっという間に過ぎ、とうとう2人が帰る時間が迫ってきてしまいましたが、
最後にボクらがやる事が寺泊に向かう道中に決まりましたよ。

それは『日本海に沈む夕日を見ながら温泉に入りたい!』

ん~なんて贅沢な希望なんでしょう。

でもアテはあるんですよ。

ボクらは新潟市からシーサイドラインを通り、
寺泊まで来る途中に右側にあったこの看板を目にしていました。

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寺泊岬温泉「太古の湯」。

ってことで、今回はなんと1年ぶりの日帰り温泉ネタです。

日帰り温泉は久しぶりですねぇ~

昔は車にタオルを常備し、どこかに行くたびに
最後には日帰り温泉に入ってから帰るっていうのがボクの休日の定番で、
県内では30軒ほどの日帰り温泉施設を巡った事もあったのですが、
今では自分でもビックリするぐらいすっかり入湯の機会が減ってしまいました。

独身の頃は風呂なんてあんまり沸さないですし、その時マイブームだったんでしょうね。

まさに入湯が減ったのは結婚してから・・・ケーキ入刀してからですよ。


そんな中、中越大震災やお湯が枯れてしまってなくなってしまった所や、
さらに新しい施設もどんどん増えていってたりで、だいぶ入れ替わりもありましたが、
この「太古の湯」も2006年にオープンしたばかりの比較的新しい日帰り温泉。

ボクもここには行った事が無かったのですが、向かいにある「ホテル飛鳥」のお風呂が評判良くて、
そこと同じ源泉を味わえる施設を建てたというから、前から来てみたかった日帰り温泉だったんですよ。

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1度も行った事の無い温泉を2人にオススメするのは不安がありましたが、
2人はもう車窓からこの看板を見て『ここに行きたい!』って決めていたので、
ま、とりあえず行ってみましょう。

夕日の沈む時間に合わせられるように18時ちょっと前に来てみたのですが、
入浴料金が通常、大人600円、子供350円(2歳まで無料)、のところを、
18時過ぎると、大人400円、子供200円に割り引かれるんだそうですよ。

ほんの20分弱待てばいいならと、ボクらは満場一致で時間をつぶすことにしました。

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なぜかこの辺りには、このロケーションの良さからか?
イタリアンが食べられるちょっとオシャレなお店が数件立ち並んでいるんですよ。

運転免許をとってから初めてのドライブでシーサイドラインを走り、
海を眺めながらこれらのお店でイタリアンを食べるなんて、絵に描いたようなデートプランですね。


そんなロマンチックなシチュエーションに、ウエディングパーティもよく開かれるみたいで、
海が一望できるウッドデッキには2人の誓いを示す愛の鐘がありましたよ。

その鐘を2人に鳴らさせようとしましたが、断固拒否されました・・・

誓えばいいのに。

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ログハウスのあたたかいお店「カフェウインズ」でソフトクリーム買い、再び「太古の湯」に戻りました。

「太古の湯」は1300万年以上前の中新生代の「古代海水由来の温泉」を汲みあげた
ということで名付けられたのだそうです。

まあ、たいてい日本の塩化物泉のほとんどはそうだと思うのですが・・・

そのお湯は外にある無料の「足湯」でも味わえるんですよ。


冷たいソフトクリームを舐めながらオッさん3人が並んで、
あったかい「足湯」に入るってサイクーで最高かもと思ってたのですが、

18時までの間、ボクらと同じ目論見があるのか?
「足湯」で待っている家族がたくさんいたので入れませんでした・・・

しかも、子どもが「足湯」の中でプールみたいに泳いでるんですよ。

これって、当然他人の客にも迷惑ですが、たくさんの足の入ったお湯の中で子どもを泳がせても
親は何とも思わないの? お湯飲んじゃうでしょ・・・

まあ、ボクらが足を入れてたら即行逃げたかもしれませんが。

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そうして時間がきて中に入ると、下駄箱に靴をしまい、そのカギをフロントに預け
代金を払ったら脱衣所のロッカーキーをもらえるというシステム。

入浴料400円とは別に、タオル50円、バスタオル100円と設定されているのがうれしいですね。

館内はさほど広くないのですが、1階には食堂や売店、ちょっとした休憩場、
2階にも畳部屋の休憩所があり、一通り設備は整っています。


また予約制の貸切風呂(2時間一室/3,000円)までもあるので、今度息子も連れてこられるかもね。

あ、もちろん今回は3人で大浴場ですよ。

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その大浴場は「新凪」(あらなぎ)と「楽波」(らくは)のタイプの違うのが2つがあって、
毎日男女が入れ替わるそうです。

今回ボクらは海に向かって左側の「新凪」でした。

あ、入る前に予めお知らせしておきますが、
今回はボクらの入浴シーンの写真はありませんのでご了承くださいませ。



脱衣所もそんなに広くはないですが、ドライヤー、ヘアブラシ、紙コップ式の冷水器などもあり、
また珍しいのは洗面台とは別に化粧台もありました。

こういう気遣いはきっと女性にはうれしいでしょうね。

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さて、浴室に入ってみると正面には大きなガラス窓、眼下には青々とした田んぼが広がりますが、
目の前には雄大な日本海とそこに今にも顔をつけそうな真ん丸な夕日。

そして、後ろの大佐渡までハッキリと見える佐渡島のシルエットが水平線に浮かんでいて
期待通りの絶景が広がっています。

いやぁ~最高だなぁ♪


ただ残念なのは、せっかくの景色なのに露天風呂が無い事。

断崖絶壁際の狭い敷地に建つ小さな施設だからしょうがないのかなぁ。

でもその他の浴槽はけっこう充実。

大浴槽とその中に寝湯がありますが、寝湯は完全に寝ようとすると溺れます。
そして、ジャグジー風呂、香り湯、サウナに水風呂、掛け湯、ここにも足湯がありました。


泉質は「ナトリウム・カルシウム-塩化物強塩泉」で無色透明の無臭ですが、ちょっぴり塩辛い味です。

源泉は47.5℃だそうですが、塩素消毒での循環使用なので、
季節によっては加水して冷ましたり、加熱したりもするそうですよ。

まあ、お湯は鮮度も無いし普通ですが、この眺望はそれら全てを帳消しにしてくれますね。

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これは脱衣所の窓から入浴後に撮った写真ですが、このマーブル模様、好きなんですよねぇ♪


入浴中にはちょうど計算通りに夕日が沈む瞬間がやってきましたよ!
その時、みんなが窓の外の情景にうっとりしていました。

「師匠」も寝湯でリラックスしながら夕日を見つめていたので、その前に仁王立ちになってあげましたよ。

「師匠」はボクのマタの間から日本海に沈む夕日や、それ以外のモノを拝んでいました。


一方いつもカラスの行水の「がお君」は夕日が地平線より下に行って見えなくなったら、
さっさとサウナに行ってしまったので、「夕日は沈んでからがもっとキレイなんだよ」って教えてあげたら、
今回はけっこう長く温泉を堪能できたようです。


お風呂上がりに手を腰にあてて仁王立ちで
オッさんが3人並びながら牛乳を飲みたかたのですが、売っていなくて残念!

牛乳は無かったけど、この「太古の湯」の目の前にある「日本海夕陽ブルワリー」の地ビールが売っていて、
それもめちゃくちゃ魅力的でした。

でも、車で帰る彼らの目の前で飲むほど「S」では無いので断念。

「師匠」は目の前の「日本海夕陽ブルワリー」でしっかりとお土産でゲットしてましたよ。


いやぁ~絶景だったし、かいた汗も流せてさっぱり♪


※泉質、施設、アメニティ、料金、アクセス、雰囲気、清潔度、混み具合、
その日の気分、体調などなど、ボクの独断と偏見とわがままで付ける、★5点満点の温泉「お好み度」。


寺泊岬温泉「太古の湯」

・・・お好み度★★★★☆


お湯も循環で露天風呂もないけど、設備も一通り整っていて
なんたって眺望が素晴らしいのでオマケの★4つ!
価格設定も安くていいです♪

寺泊岬温泉「太古の湯」

長岡市寺泊野積107-23
電話:0258-75-5533
営業:10時~21時


「太古の湯」の食堂はちょっと地元色があんまり無い普通のメニューだったので、
なんか新潟らしい「海鮮物」があったらいいなぁと、再びボクらは寺泊方面を走りました。

「師匠」しきりに『米が食いたい』と言ってましたが、そう言えばせっかく米どころ新潟に来たのに
アルビレックス新潟「サマーフェスタ2011」で、「焼きそば」と「イタリアン」しか食べてなかったッス。

さすがに寺泊「アメ横」のお店は全て閉まってましたが、
そのはずれに開いている居酒屋を見つけ見事「海鮮丼」を食べる事が出来ました。

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さて、お風呂も入ったしお腹も満たされたし、あとは帰るだけですね。

ボクはそこから電車で帰るのでJR越後線の「吉田駅」まで送ってもらいましたが、
それまでの道中、運転手の「がお君」は、眠くなってしまったのか?
それとも普段からそんな運転なのか?

信号も「止まれ」も無い交差点でわざわざ停止したり、踏切を全力疾走で駆け抜けたり、
カーナビがあるのに迷子になったりして、とても不安定な運転をしていたので心配でした。

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ボクと「吉田駅」で別れた3時間半後、「師匠」からメール届いたのですが、
結局ずっと帰りは「師匠」が運転したそうです。

それが賢明ですね。

そして、『独り部屋で新潟の思い出に浸りながら地ビールを口にしている』と・・・

また、来年も新潟に来てくれるかなぁ?