多宝温泉「だいろの湯」 | 馬の会長日記

馬の会長日記

「馬の会」の会長“のみ”の気まぐれ日記。
競馬はもちろん、前に住んでいた新潟のこと、
今住んでいる埼玉のこと、趣味の旅行に、
アルビレックス新潟、グルメなどなど
その時思ったことを気ままに更新してま~す。

先日、東京から遊びに来た友人2人、「師匠」&「がお君」と釣りをした後は
潮風に当たり、汗もかき、魚臭さと加齢臭とが身体を覆う最悪な状態になっているオヤジ隊。

このまま3時間半の東京までの道のりを車という密室の中で2人で過ごすというのはあまりにも悲劇ですよねぇ。

ってことで、久しぶりに日帰り温泉に行ってきましたぁ~♪

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新潟市街から116号を走って約40分、途中で岩室方面に右折し、
情緒ある岩室温泉街を横目で見ながら弥彦方面に向かうと右側に大きな「温泉櫓」が見えてきます。

ここはボクのお気に入りの新潟市街から近い日帰り温泉で、
何度もきていてオススメなのに記事にするのを忘れてましたぁ。

ここがオススメの一番の理由は、日帰り温泉にしては国内でもかなり珍しい、
1つの施設で3つの源泉を持っていて、しかもそれぞれ違う泉質が味わえるところなんです♪

東京から来た2人もきっと満足してもらえると思いますよ。

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建物の外でもほんのりと硫黄の香りがただよいます。

わりと広い駐車場があるのですがそのお湯が人気のため、週末はけっこう混んでいるんですよねぇ。

でも、中のお風呂まで芋洗い状態では困ってしまいますよねぇ・・・

だけど、大丈夫♪

オープン当初はその人気に応えることが出来ず、施設の狭さが低評価となっていましたが、
2003年には脱衣場、洗い場、休憩場所が拡張され大幅にその悩みを解消できたのです。

なので、人はたくさんいますが、週末でも洗い場がなかったり、湯船に入れないってことがなくなりました!

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まずは靴を下駄箱に入れ、フロントに鍵を預けると共に入館料(入浴料)を支払います。

大人800円、子供400円、ミニタオルとバスタオルが入った手さげバッグと、
バーコードの入ったロッカーの鍵を受け取ります。

車に温泉用のタオルを常備しておく習慣のあるボクとしては、
「ミニタオル&バスタオル」の付かない、もう少し安いコースがあると助かるのですが・・・

ちなみに、平日17時以降は大人500円、子供250円と割安になりますよ。

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さて、さっそく中に入ります。

内湯は、掛け湯、ジェット付きの大浴槽、サウナ、水風呂があります。

まず掛け湯をしたらこの大浴槽に入るのがオススメですよ。

ここの源泉は3つあるうちの「多宝温泉だいろの湯2号源泉」を使用していて、
泉質は「含硫黄-ナトリウム-塩化物温泉」(アルカリ性低張性低温泉)。

このわずかに白濁し、微硫化水素臭、硫黄臭がするお湯は中でも硫酸イオンが高く、
お肌の角質を軟らかくする優しいお湯なんだそうです。

まずは「2号源泉」の内湯でゆっくりとお肌をお湯にならしてから次に行きましょう。


洗い場は改築前のところと、さらに奥に行くとあり、ボディソープとリンスインシャンプーは完備です。

ドライサウナで汗をかき、水風呂はあまり好きじゃないので掛け湯をして
いよいよ「だいろの湯」ご自慢の露天風呂に行きます!



さすがに今回は多くの人が入っているので、ボクの入浴シーンはありません。

楽しみにされていた方、スミマセンです。

って、そんな人いないか!?

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まあ、内風呂はいたって普通なんですが、
この施設のメイン「大庭園露天風呂」はなんと!50畳もあるほぼ正方形の巨大な浴槽なんです。

まるでちょっとしたプール・・・たっぷりゆったり最高ですよ♪

そして、使用されている「多宝温泉だいろの湯1号源泉」は
「含硫黄-ナトリウム-塩化物温泉」(弱アルカリ性低張性高温泉)で、

この「だいろの湯」を象徴する、県下有数の硫黄量を誇るお湯なのです!

雨の日でも濡れずに入れる屋根があるおかげで、これぞ温泉という香りが充満しています。

その高い硫黄量は美肌効果も高く、きっと「師匠」のお肌もつるつるスベスベになったことでしょう♪

ただ、そのため金属類は真っ黒になるので眼鏡やアクセサリーなどを着けていくと
大変なことになりますので注意です!

色は淡く透明な緑色をしていますが、硫化硫黄や硫化鉄がかたまった黒い湯の華が
多く漂っていることもあり、手や尻について黒くなることもありますが、身体には無害です。

まあ、それだけ成分が濃いってことですね。

また、味は苦味のある塩味で、昔はこの「大庭園露天風呂」の角に飲泉用のひしゃくがあったのですが、
今は無くなってしまいました・・・


って、あれ? 「師匠」は露天風呂にゆっくり浸かっていましたが、「がお君」はもうあがっているらしい・・・

前からそうですが、ホント「がお君」はカラスの行水です。



あと、外には2007年から「多宝温泉だいろの湯3号源泉」を使用した「露天岩風呂」もあります。

こちらの泉質は「含硫黄-ナトリウム・カルシウム-塩化物温泉」(アルカリ性低張性高温泉)。

まず入ってみると「ぬるいっ!」。

湯温30℃位に設定されていて、ビックリしますよ!

と、いうのもここ「露天岩風呂」や「露天打たせ湯」の無色透明で薄い塩味と硫黄味がするお湯は、
3つの内で最も人間の体液に近い成分で、長湯していても疲れにくく、
ぬるめ目のお湯でじっくりはいるとリラクゼーション効果に優れているらしいのです。

ん~、ぬる目のお湯が若干ボクは苦手なんですけどね・・・

とりあえず、手を胸の前で浣腸の形に組み「打たせ湯」で修行をしました。

って、何の修行?

この「打たせ湯」のみが源泉を循環させながらの掛け流しで、他は循環なしの100%源泉掛け流しなんですよ。

ちなみに温度調整はぬる目の「2号源泉」と温かい「1号源泉」との熱交換で行われているそうです。



「露天風呂」でまた「師匠」と語り合い、触れ合い、見せ合いをした後、
「がお君」が待ちくたびれていると思うのでもうそろそろあがらなきゃ。

脱衣場の洗面台にはドライヤーとブラシもありますね。

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館内には自由に使える75畳の休憩用大広間のほか、日本庭園が眺められる個室、
レストランやファストフードコーナー、売店、休憩ラウンジ、ゲームコーナー、
有料のマッサージが受けられるリラクゼーションルーム、などなど、かなりの充実度です。

さらに2階にはステージのある100畳もの大宴会場までありますよ。

ボクらはここのレストランで食事をすることにしました。

残念ながら近くの「間瀬漁港」近海で仕入れた新鮮な海の幸を味わえる
本格寿司処「寛楽寿司」はやってなかったのですが、

ファミリー向けで豊富なメニューが並ぶお食事処「多宝亭」で食べました。

メニューはあまり新潟ならではの料理はありませんでしたが、
ごはんは「新潟産の有機栽培こしひかり100%」だそうですよ。

って、マイペースな「がお君」はラーメン食べてますが・・・

もうちょっと県外の人向けに、新潟らしい料理もあるといいんですけどね。

ホントはお風呂上りのビールをグビッとやりたいところなんですけどねぇ。
これから2人は車の運転ですからねぇ。

ちなみに館内での飲食はバーコードを読み取り、鍵やタオルを返す時に清算となります。

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さて、いいお湯で身体もサッパリしたし、お腹も満腹。

そしてこの2日間で、いきなりのサプライズ、そして競馬に、酒に、ハプニング、そして釣りと、
新潟を満喫してくれたことでしょう。

ボクもこの夏は、夏休みってものが1日しかとれなかったので、
久しぶりに会った友人とかなりリフレッシュが出来ました♪

家では息子が待っているのに、これだけ遊ばせてくれた相方に感謝感謝ですね。

しかし、楽しい時間はもうおしまい。
もう22時だし東京に帰らなきゃいけない時間ですもんね。

ボクは、最寄りの「岩室駅」で2人とわかれて越後線を新潟方面に電車で帰りました。

途中、「越後曽根駅」という、なんだか最近来たことがある様な駅を通過しながら・・・

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ちなみに「だいろの湯」の「だいろ」とは「岩室甚句」に歌われていて「かたつむり」を意味します。

この江戸時代に作られた歌は、百姓を「かたつむり」に例え、
普段は角を出してのんびり、新潟弁では「じょんのび」していても、
お役人が来たときは、殻の中に閉じこもる様子を歌ったと言われているんです。

この夏の終わりの週末、3人の「だいろ」は角をだして「じょんのび」しましたとさ。




※泉質、施設、アメニティ、料金、アクセス、雰囲気、清潔度、混み具合、
その日の気分、体調などなど、ボクの独断と偏見とわがままで付ける、★5点満点の温泉「お好み度」。


多宝温泉「だいろの湯」

・・・お好み度★★★★★


1つの日帰り温泉施設で3つの違う泉質が味わえ、しかも結構いいお湯、
それだけで充分なのですが、さらにお客さんのニーズに応え改善されていっている。

文句なしに満点星5つですよ♪

多宝温泉「だいろの湯」

新潟市西蒲区石瀬3250
電話:0256-82-1126(ヤニ イイフロ)
営業:10時~22時(受付21時半まで)