佐渡の自然の彫刻美 | 馬の会長日記

馬の会長日記

「馬の会」の会長“のみ”の気まぐれ日記。
競馬はもちろん、前に住んでいた新潟のこと、
今住んでいる埼玉のこと、趣味の旅行に、
アルビレックス新潟、グルメなどなど
その時思ったことを気ままに更新してま~す。

先日の「海の日」を含む7/17(日)18(月)に家族3人1泊で、
いつも眺めているけどなかなか訪れる事のなかった島「佐渡」の旅に行ってきました。

相方の車で1日目の島内観光をしたボクらは、相川にある 「ホテル大佐渡」で、
絶景を目の前に温泉と海の幸を堪能させていただきました。

あとはぐっすりと眠れれば最高です♪

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・・・と、思ったのですが、気づくと真っ黒だった日本海も姿を現してきましたよぉ。

朝です。


1日目は息子も2度目の温泉旅行に、若い女性に愛想ふりまくは、
限界知らずで夕食を吐くまで食べちゃうはで、見事なエキサイティングぶり。

そのエキサイティングそのままに、やっぱり寝てくれませんでしたよ。

まあ、環境が変わったり、半日近くはハイハイも出来なかったんでしょうが無いですね。

相方の誕生日の祝いでもあったのに、結局相方がお風呂入ったのは朝。


その間息子もテンション高かったので、ボクはおかげさまで「サッカー女子W杯」の
なでしこジャパン優勝をライブで味わう事ができました・・・

ふわぁ~~~、旅行にきて寝不足だなんて。


とりあえず、朝風呂に行ってこようと。

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これが内風呂ですよぉ。

ここ「ホテル大佐渡」は大きなホテルってともあって、
デメリットはボクが泊った部屋から大浴場までけっこう遠いってこと。

ここは「春日館」と「朱鷺館」という2つの煉があって、フロントや「大浴場」があるのは「春日館」。

ボクらがいたのは「朱鷺館」で、何度も往復したのでいい運動になりましたよ。

ちなみにお風呂の時間は決まっていて朝は5時~9時、夜は15時~0時、
男女の入れ替えはありませんでした。



さてさて、お待たせいたしました、全国1万2千人のオヤジ入浴シーンファンの皆さま。

待ってない? まあ、ボクの旅日記の恒例になってきてますんで、まあまあ。

人がいない瞬間にセルフタイマーで撮るっていうのも苦労するもんです。

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って、さすがに仁王立ちにはなれませんでしたが・・・




バイキングの朝ごはんはパンとおかゆを除いて全種盛り。

やっぱり美味しい佐渡の海鮮物。

「いごねり」や「イカソーメン」はおかわりしちゃいましたよ♪

昨夜のリバース騒動から息子くん、食堂のオバちゃんたちに大人気です。

『カワイイねぇ~』って言われながらほっぺをツンツン、
頭をナデナデされているのにオバちゃんに対しては無反応・・・

若いお姉ちゃんには、あれだけの芸達者ぶりを披露してたのにね。

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さて、ちょいと寝不足気味ですが、今日もいろんな佐渡の魅力に出会うために出発だ!

「ホテル大佐渡」

新潟県佐渡市相川鹿伏288-2
電話: 0259-74-3300
チェックイン:15時~
チェックアウト:~10時
(※プランにより異なります)

※入湯税は別途150円。


1日目は島の南、通称「小佐渡」を巡りましたが、今日のは北側「大佐渡」の旅です。

西の海岸沿いを北上して行きますが、この辺りは「外海府海岸」(そとかいふかいがん)と呼ばれ、
自然のオブジェの様なさまざまな形の岩が50kmにも並ぶ、県下随一の景勝地として名高いところなんですよ。

そんな奇岩、奇勝が連続する場所なんですが、そんな中こんなところもあります!

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なんだこりゃ? 岩の間にくさび型の石が挟まっているように見えますねぇ。

これは『弁慶のはさみ石』と言って、昔、「佐渡弁慶」とよばれた島一番の力持ちが
鬼と力比べをした時に、近くにあった大きな岩を遠くまで投げ飛ばし、
それが岩の間に挟まったと言う伝説があるんだそうです。

以前、テレビ朝日系列の番組「ナニコレ珍百景」でも「奇跡の岩」として紹介されてましたよ。

落ちそうで落ちない、このトガった石の下に立つ勇気はありますか?




っと、ちょいと寄り道をしましたが、今日最初の目的地は『尖閣湾』です。

一時期、毎日ニュースで耳にした「尖閣諸島問題」とはまるで関係ありませんよ。


「尖閣湾」は「外海府海岸」の中でも断崖絶壁に無数の岩礁が発達した特に有名な景勝地なんですが、
それが一望できる「尖閣湾揚島遊園」に車を止めました。


まず迎えてくれたのは、ありました、ありました♪ 

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こういう顔出しのカキワリ、観光地には欠かせませんよねぇ♪

ど・れ・に・し・よ・う・か・なぁ? って、もちろん撮っておくでしょう!


手前から、佐渡から本土の柏崎まで愛する吾作に会うため、
毎晩たらい舟で日本海を渡っていたという「お光」。

ご当地ヒーローの「離島戦隊サドガシマン」。

昭和28年、菊田一夫原作の映画「君の名は」のロケ地としても有名なんだそうです。

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はい♪ 息子の思い出「サドガシマン ザクザクゴールド」。

って、こんなことやってる場合じゃない!

景色を見ないとですね。


ここ「尖閣湾揚島遊園」は有料施設で、入園するには中学生以上500円、子ども250円かかります。

「尖閣湾」は細かく言うと、第1景の「幽仙峡湾」、第2景「立雲峡湾」、第3景「金剛峡湾」、
第4景「膳棚峡湾」、第5景「大岬峡湾」の5つの峡湾で構成されていて、
「尖閣湾揚島遊園」は第5景の「大岬峡湾」にあり、
そこにある「揚島」まで「遊仙橋」という橋を渡ることができるため、
この5つの景観を海側から一望できるんですよ。

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この日本海の荒波で削られた岩肌、まるで絵みたいですよねぇ!


ちなみに「揚島」がある事から、ここ第5景は「揚島峡湾」とも呼ばれていて、
その「遊仙橋」を「君の名は」の舞台になったかとから登場人物にちなんで
「真知子橋」とも呼ばれるそうです。

もちろん「揚島」よりも、さらにこの絶景を楽しむには海側から見るのが一番で、
入園料を倍払うと「海中透視船」にも乗る事ができますよ。

ボクと相方は、以前にも乗った事があるので息子が大きくなった時にまたくることにして
今回は陸上から見おろしました。

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「尖閣湾」という名前は世界的に有名な北欧ノルウェイの「ハルダンゲル峡湾」の
ゴシック風景観に勝るとも劣らないところから命名され、
昭和9年に文部省より名勝地に指定、昭和25年には国定公園、
平成8年には日本渚百選に選定されているそうです。


それよりもボクらは花より団子? いやいやそれを一緒に味わうのが最高なんです♪

この景色を見ながら食べる尖閣湾名物、売店で売っている「サザエの壺焼き」や
「焼いか」は最高ですよねぇ♪

って、ボクは朝食を食べたばかりだったので、相方だけがサザエを食べたんですけどね。

授乳中のママさんの食欲はスゴイですね。

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あとここ「尖閣湾揚島遊園」には小さな水族館「あげしま水族館」があり、
その入場料は別にいらないので入ってみることにします。

水族館の前には円いプールに本物よりちょっと大きい直径2.5mぐらいの「たらい舟」がありました。

ここで、「たらい舟」のダミー体験できるって訳ですね。

さすがにボクはプールでも息子を抱っこしながら乗るのはやめておきましたけどね。

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「あげしま水族館」に入って見ると、佐渡のダイバーたちに人気のコブダイをはじめ
「尖閣湾」の近海の海水魚が約50種類います。

魚だけでなく、ヒトデやサザエなどが触れる「タッチ水槽」もあり、
カレイの水槽は人が来ると寄ってくる人なつっこいカレイもいてかわいらしいです。

中でも「珍しい」と銘打っているのが、「イカの遊泳水槽」。

息子も触りたそうに見ていますが・・・

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ん? サザエやイカ・・・これって、「いけす」?

水族館で「イカの遊泳」は珍しいのかもしれないけれど、こんな姿は函館の市場でも
見たような、そうでないような・・・

もしかして、これを売店で焼いたりしてませんか?

いやいやあくまで、ここは水族館。

胴長は約15~20cmほどあって、食べ応えがありそうでおいしそう~♪   なんて思っちゃダメですよ。

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でも、日本海の海の幸ばかりではなく、ちょっとした水族館らしい展示もありましたよ。

それは西アジア地域の河川に生息する淡水魚「ガラ・ルファ」こと「ドクターフィッシュ」です。

人の古い角質を食べることで有名なこの魚。

日本でも皮膚病の治療効果が注目されて「フィッシュセラピー」などがありますね。

この水槽にも手を入れられるしくみになっているんです。

もちろん、ボクもセラピーってみました!

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うわわわわわ・・・なんだこりゃ、くすぐったいって訳でもなく、気持ちいいはずもない。
なんだかザラザラした・・・たくさんの猫の舌で舐められている感じですよ。

ううぅ・・・「ドクターフィッシュ」、初めての体験じゃないのですが、なんだか初めての感触。


「尖閣湾」の壮大な気色にだけでも充分なのに、美味しいもんにエステ効果のものまで
贅沢に体験しちゃいました。

ちなみに水族館の2階には「民具資料館」もあります。

「尖閣湾揚島遊園」

佐渡市北狄1561
電話: 0259-75-2311((有)尖閣湾揚島観光)
営業時間:午前8時~午後5時半(季節により変更します)



前日の『人面岩』や、『弁慶のはさみ石』『尖閣湾』と、
単なる岩なのになんでこんなにバラエティーにとんでいるんでしょう?

佐渡の荒波はまさに創作意欲たっぷりの彫刻家のようですね。

これから、さらにボクらは海岸線を北上し佐渡島半周の旅を続けます。

次は、どんな芸術に出会えるか楽しみです♪





・・・つづくっちゃ。