新潟、夏のうまいもん | 馬の会長日記

馬の会長日記

「馬の会」の会長“のみ”の気まぐれ日記。
競馬はもちろん、前に住んでいた新潟のこと、
今住んでいる埼玉のこと、趣味の旅行に、
アルビレックス新潟、グルメなどなど
その時思ったことを気ままに更新してま~す。

久しぶりの地元新潟のB級グルメネタです。

最近暑い日も多くなってきて、だんだんと夏が近づいてきましたねぇ~


夏の定番のアイスと言えば、ボクの出身の埼玉では赤城乳業の「ガリガリ君」で、
部活のたびに先輩に買いに行かされた青春の思い出があるのですが、

新潟にも夏の定番氷菓子というのがあって、セイヒョーという会社の「もも太郎」というのがあるんです。

そのイチゴ味なのに「もも太郎」を、新潟っ子はそれを食べて育ってきたそうなのですが、

「もも太郎」には、氷あずきの「金太郎」と、柿味の「うらしま亀太郎」という仲間がいることを
昨年の夏の記事でご紹介しました。


しかし残念ながらその時は、スーパーでは見た事の無い、幻の商品と言われている
「うらしま亀太郎」を食べる事が出来ませんでしたが、

なんと、あれから半年探し求めてついに出会う事ができましたよ♪

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これが幻の「うらしま亀太郎」で~す!

って、それほど必死になって探していた訳じゃないのですが・・・


新潟の佐渡島名産の「おけさ柿」をイメージし、柿のペーストを使った珍しい味のアイスです。

なんで、「もも太郎」「金太郎」ときて「うらしま太郎」ではなく『うらしま「亀」太郎』なのか?

当然のツッコミどころですが、実は「亀エキス」が使われているんです!



って、いうのはウソです・・・新潟県の人に聞いてもわからない謎なんです。

浦島家の末裔の方から呼称権の了承を得られなかったのでしょうか?

って、浦島太郎さんはたしか、最後はお爺ちゃんになってしまったので、
子どもがいない確率の方が高いはずですが・・・

って、そもそも実在してないか。

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さっそく食べてみると、柿のペーストを使っただけありまさに柿の味。

しかも、以外に初めて食べる味ではなかったです。

そういえば、佐渡ではこの「おけさ柿」を凍らして、
食後のデザートとして出すホテルとかもあって、冷凍の柿は冷凍ミカンと同じく
佐渡では定番のデザートでした。

さすがに、本物を凍らせたものほど濃厚ではありませんが、
商品にも柿に入っている黒い粒まで見られしっかりと本物の「おけさ柿」の味が楽しめましたよ。

この地元の名産「おけさ柿」を味わえるなんて、「うらしま亀太郎」は
「もも太郎」や「金太郎」よりも新潟のご当地グルメってことですね。

夏の新潟にお越しのさいにこの「うらしま亀太郎」を見かけたら
貴重な商品だと思ってぜひ味わってみてくださいね。





そしてもう一つ、ボクの大好きなテレビ番組「秘密のケンミンSHOW」で紹介されて以来
一度は食べてみたいと思っていた物にも最近巡り会えました。

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それは、諏訪乳業「ミルクヨーカン」です。

これは生まれも育ちも生粋の新潟市民の相方も知らなかったという、これも幻のご当地グルメ。

って、言ってもこれは新潟県の真中あたりの中越地区、見附市や長岡市あたりでは
学校給食でも食べた事のある人も多い超メジャーな物だったそうで、
あまりにも極地的ご当地グルメだったので、新潟市では知られてなかったみたいです。

それが「秘密のケンミンSHOW」で紹介され、なぜか女性誌の「anan」にまでとりあげられたもんだから、
その名が広がると共に、大変手に入りづらい商品となった訳です。


もともと、昭和元年に見附市で「諏訪牧場」として創業し、乳しぼりから牛乳作りをはじめ、
家族単位で細々とやってきた社長が、30年前に11人もいるご自身の子どもたちのために作った牛乳寒天を
なんとか商品化出来ないかと始めたのがこの「ミルクヨーカン」なのです。

それがいきなりテレビや雑誌の影響で広まってしまったのだから、生産がなかなか追いつきませんよね。

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その人気に火がついた秘密はそのネーミングとパッケージにあるのではないでしょうか?

「牛乳寒天」でもなく、「ミルクプリン」でもなく、
洋と和がドッキングした「ミルクヨーカン」というこれまで無かった名前に、
一度味わってみたいという気持ちにさせてくれますよねぇ♪

ネット販売でも「和のスイーツ」というカテゴリーに属しているのが魅力的です。


さらに、新鮮な牛乳をたっぷり使っている事を想起させる、素朴であたたかい牛乳パック型のパッケージ。


もちろん地元見附市と長岡市の酪農家で搾られる新鮮な生乳を90%以上使用しているという
こだわりの商品ではあるのですが、

パッケージに関しては、もともと「諏訪乳業」は牛乳工場としてやっていたので、
新しい容器をつくって、新たな生産ラインに投資するコストを惜しんで
そのまま牛乳パックに詰めることにしたんだそうですよ。

これがまた商品イメージとピッタリで良かったんでしょうね。



そんなパックには食べ方が書いてあり、パックの上部を包丁スッパリと切ります。

そうすると並々と白い豆腐のような物が詰まっていて、
パックを逆さにすると四角いボリュームあるブロックがツルンと滑り落ちてきますよ。

『果物をのせたりジャム、蜂蜜等をかけたりして・・・』と書いてありますが、
一口サイズに切ってこのまま食べてみました。

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・・・ん~♪ おお!これは懐かしい味!

まさに、母親が幼い頃に作ってくれた「牛かん」ですよこれは!

原材料には牛乳と砂糖と寒天のみしか使ってないというので、まさに家で食べてたあの味にそっくりです。

パッケージには「洋菓子」と書いてあるし、「羊羹」だと思うとちょっと不思議な感じもしますが、
これは「牛乳寒天」をイメージしてくれれば間違いないッス。


希少価値のある諏訪乳業「ミルクヨーカン」は、この500mlの牛乳パック以外に
100gのプッチンプリンタイプもありますので、見つけたら即買いですよ。

これからはよく冷やした「ミルクヨーカン」がより美味しく感じる時季ですね。





そして最後に、♪パカパカ ポコポコ いなか道~ お馬が お米を 運んでる

のテーマソングで、新潟の人にはお馴染みの「浪花屋の柿の種」のお話です。

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いやいや、アルビレックス新潟のサポーターのボクとしては、
「柿の種」と言えばもちろん「亀田製菓」さまなのですが、

そちらはあまりにもメジャーでご当地グルメとは言い難いですもんね。

しかもB級じゃないし・・・



で、実は「柿の種」は長岡にある「浪花屋製菓」が元祖って言われているんですよ。

しかも、その起原は一生懸命商品開発をしたものだった訳ではなく、
昔はあられを金型で小判形に切り抜いて作っていたそうなのですが、
ある時、その金型をうっかり踏み潰してゆがませてしまったらいいのです。

もとに戻らず、仕方なしにそのままあられを作っていたところ、
ある人から、こんな歪んだ形はまるで「柿の種」だなぁ!

と言われたところから「柿の種」が生まれたそうなんですよ。

ちなみに「柿の種」に欠かせないピーナッツを入れたのは「亀田製菓」さまが最初なんですけどね。



そして、80年以上も「柿の種」を作りつづけてきた「浪花屋」は「元祖」の味を守りつつも、
「柿の種」とチョコレートとコラボして時代にそった新しい味「柿チョコ」を出しているんです。

そして、その「柿チョコ」以外にも種類がだんだんと増えていって、1パックになったセットを見つけました。

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「柿チョコ」「ホワイト柿」「カフェオレ柿チョコ」「柿チョコ苺チーズケーキチョコ」です。

この他にも「きなこ柿チョコ」という種類もあるのですが、なぜかセットスタメンからは漏れていました。

「柿チョコ」は「柿の種」のしょっぱさと「チョコレート」の甘さがなんともクセになるのですが、
これはいろんな味が楽しめてまた話題が広がりますね。

先日実家に帰った時に、甥っ子&姪っ子のお土産に買っていきましたよ。


でもこれ、期間限定らしくどうやらその期間は10月~3月だそうだけど、まだ売ってました。

夏場にチョコレートは溶けてしまうのでミスマッチという人もいるかもしれませんが、
暑い日に冷蔵庫で冷やしたチョコを口の中で溶かして食べるのは最高ですよ♪


ぜひぜひ、元祖「柿の種」を生んだ「浪花屋」の「柿チョコ」と、
「亀田製菓」さま元祖「柿ピー」を並べて味わってみてくださいね。