オレンジ色のリスの街【J特】 | 馬の会長日記

馬の会長日記

「馬の会」の会長“のみ”の気まぐれ日記。
競馬はもちろん、前に住んでいた新潟のこと、
今住んでいる埼玉のこと、趣味の旅行に、
アルビレックス新潟、グルメなどなど
その時思ったことを気ままに更新してま~す。

GWの5/7(土)には埼玉の実家にいたので、大宮の「NACK5スタジアム」でJリーグ第10節、
「大宮アルディージャ vs アルビレックス新潟」をアルビのサポーターとして観戦したのですが、

せっかくだから早めに出発して少し「大宮公園」ブラッとしました。

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スタートは東武野田線の「大宮公園駅」。

昔とぜんぜん変わってないなぁ~

「大宮公園」には大きな「水泳場」があり、よく中学の時に競泳の大会で行きました。

え? そう、実はボク、中学の時「水泳部」だったんですよ。

この「水泳場」は飛び込みプールや、水球用プールもあるんですが、
大会専用だから一般開放はしてないんです。


「大宮公園」内にはそんな「水泳場」や「NACK5スタジアム」、
「陸上競技場」「弓道場」「体育館」、さらには「大宮競輪場」などの競技施設だけでなく、

「歴史と民俗の博物館」、「日本庭園」などの文化施設もあり、
埼玉県民だったら1度は行った事ある公園かもしれませんね。

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さらには小さなお子さんがいる方には重宝しそうな「児童スポーツランド」という名の
ちょっとした遊園地もあります。

このレトロな感じが哀愁を漂わせていますが、この日はお天気が悪かったせいか運営されてませんでした。

いつもなら、バッテリーカーや豆汽車にのって遊ぶ家族で賑わっているらしいですよ。

でも、確か昔何度か来たことあるはずだったのに、記憶がまったく薄れてしまったのか?
歩いても歩いても全然懐かしい思い出がありません・・・


そう言えば昔、親に『「氷川公園」は怖いところだから、あんまり奥まで行っちゃいけません!』
って言われてた気がします。

ちなみに昔の人は「大宮公園」の事を「氷川公園」と呼ぶのですが、
どうやら昔は競輪のお客さんも多く、古い木々も覆い茂る暗い公園ということもあり、
あんまり治安が良くなかったらしいです。

それはホントか?ウソか?は、わかりませんが、ボクの親はそう思っていました。

当時、親の言う事を聞くいい子の「少年のみ」は、きっと数回しか行った事ないのかもしれません。

って、あるんかい!



今回、一番行きたかったところはここ「小動物園」。

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前の日にも「伊香保グリーン牧場」に行ったのに、また息子を動物たちに会わせたかったんですよねぇ。

ここ、「小動物園」という名がついているし、
入場も無料だからとハッキリ言ってそれほど期待はしてなかったのです。

せいぜい、ウサギやニワトリぐらいしかいないだろう・・・

なんて思ったら大間違いでした!

園内には、いろんな種類の猿やツキノワグマ、鹿、ヤギ、山猫、狸など思った以上にバラエティーにとんでいて、
「小動物園」なんてあまりにも謙虚なネーミングですよ。


特に入って左手にある巨大な鳥カゴ、「フライングゲージ」の中には鳥が放し飼いにされていて、
その中に人間が入って行くというもので、めちゃめちゃワクワクしました。

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こんなフラミンゴでさえ、触れるところにいるんですよ。

ただ、上からのフン爆撃や、ボクらを縄張りに侵入してきた敵だと思って攻撃してくる鳥もいるので、
特に息子がやられないように気を付けました。

中には雉の仲間で、ずっとボクらの後を追いかけてきたヤツもいましたからね。

さらに、この動物園にはこんな猛獣までもいて、ちょうど檻の前に行った時には餌やりの時間でした。

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「ブチハイエナのガリガリタイム」として、
飼育員の方がちゃんと「ブチハイエナ」の習性について解説してくれましたよ。

骨つきの牛肉を、ガリガリと音を立てて一気に食べてしまう光景は
ショックンングでもありましたが、珍しいものを見られたので良かったかな。

でもこの飼育員さん、オレンジのユニフォームを着たボクらを見て、
『これからサッカーですかぁ? 今日はきっとアルディージャが勝利してくれますよぉ♪』
とか、言ってました・・・

飼育員さん同じオレンジのチームですが、よぉ~くユニフォームを見てから言ってくださいね。

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さて、思った以上に楽しめた「小動物園」にはもうちょっとゆっくりしたかったのですが、
試合の時間も迫っていたので、スタジアムへ。

ちなみに「NACK5スタジアム」は1960年に建設された日本初のサッカー専用スタジアムです。

残念ながらその飼育員さんの予想もハズレ、試合結果はスコアレスドロー。



帰りは行きに降りた「大宮公園駅」ではなく、「大宮駅」目指して歩きました。

「大宮駅」までは初詣出は埼玉で一番賑わう「氷川神社」の参道を通って行きます。

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この2kmに渡る表参道にはたくさんの思い出がありますが、
特に毎年12/10に行われる「大湯祭」(十日市)は福熊手を売る露店がたくさん集まって、
その活気は圧巻ですよねぇ。


昔は「大宮駅」って言っても西口側は何もなかったんで、この東口側で遊ぶ事が多かったんです。

今歩いても、ほとんど当時と変わらないその姿はホッとしますね。

そして「氷川神社」の名物と言ったらこれ、「氷川だんご」の「氷川酒まんじゅう」。

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期間限定の「桜まんじゅう」も一緒に蒸かしたてのアツアツをほおばりながら食べ歩き♪

雨で凍えた身体と、試合でちょっと冷えた心を温めてくれましたよ。



参道も終わりが近付くと「大宮アルディージャ」のオフィシャルショップ
「オレンジスクウェア」がありました。

さすがにアルビのユニフォームを着ては入れず、と思ったのですが、
店内にはわりとアルビサポーターがいましたね。


そこからやたら美容院が多い「一の宮通り商店街」に入るとオレンジ色の街灯に
アルディージャのフラッグが付いてたり、鮮やかな花が咲いているプランターまでもがオレンジ。

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昔は「岩槻街道」と呼んでいた気もしますが、今では通称「オレンジロード」とも呼ばれるそうなので、これはいいですねぇ♪

アルディージャのサポーターの方は大宮駅を降りてスタジアムまで行く道中気分をかきたてられるし、
敵チームのサポーターはまさに敵のホームタウンに入ってしまったアウェイ感たっぷりで、それも気持ちが高ぶりますもん。

なんたって、サッカーで街が盛り上がっているっていうのが敵味方関係なしに
サッカーファンとしてうれしいですよねぇ♪

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アルディージャ色を出しているのはこの「オレンジロード」だけでなく、
こんな看板で「大宮アルディージャルート」として見どころを紹介してましたよ。

新潟も駅から「東北電力ビッグスワン」まで結構歩くとなると遠いんですから、
アルビもこういった演出してもらいたいなぁ。

きっと、初めて新潟駅に電車で到着した他のチームのサポーターの方は、
スタジアムに着くまで『あれ? 降りる駅ってここで良かったのかなぁ?』なんて
不安に思う人もいると思うんですよねぇ。

街とチームが一体になっているホームタウン。

いいですよねぇ♪


さっそくこの看板に書いてある、「高島屋 大宮店」の前にある「アルディージャレリーフ」を見に行ってみました。

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大宮アルディージャが、2004年にJ1昇格を果たした記念に以前は大宮駅前に設置されてたものが
「高島屋 大宮店」のショーウインドウ前に移設されたそうです。

そこには「J1昇格記念レリーフ」や「クラブ設立10周年記念レリーフ」、
アルディージャに貢献してきた歴代の監督や選手の「フットレリーフ」がありました。

そして、よく見るとなんと一番手前には現在アルビで活躍している
「小林慶行選手」のレリーフまでありましたぁ!

こんな大宮の人に愛されてきた選手が、今新潟のユニフォームを着て
プレイしていることをうれしく思いましたよ。

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そして、昔からあって何度も行き来した思い出がある「すずらん通り」も
今ではこんなにオレンジになってたのにはビックリ!

まあ、もともと「吉野家」の看板はオレンジですが・・・


さて、いよいよゴール地点の「大宮駅」東口。

なんと、こんなところにもリスが!

でもこの銅像はアルディージャのマスコット「アルディくん」でも「ミーヤちゃん」でも無さそうです。

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どうやらこれは旧大宮在住のメルヘン画家「あすか けん」作の
童話の主人公の「こりすのトトちゃん」というらしく、
旧大宮市のマスコットらいいですよ。

そして、そこから当時大宮を拠点とするアマチュアサッカーチームに
スペイン語で「リス」を意味する「アルディージャ」と名付けたんだそうですね。

ってことは、街がオレンジに染まったのも、J1チームの名が「アルディージャ」と呼ぶのも、
「アルディくん」でも「ミーヤちゃん」が生れたのも、
全てがこの「こりすのトトちゃん」から始まった事になるんですね。

約20年ぐらい前までボクがよく遊んでいた街は、大きくは面影を変えていませんでしたが、
まさに今の大宮は「オレンジ色のリスの街」と言ってもいいかもしれませんね。