たくさんの動物とのふれあい | 馬の会長日記

馬の会長日記

「馬の会」の会長“のみ”の気まぐれ日記。
競馬はもちろん、前に住んでいた新潟のこと、
今住んでいる埼玉のこと、趣味の旅行に、
アルビレックス新潟、グルメなどなど
その時思ったことを気ままに更新してま~す。

9ヶ月になる息子を連れて5/5の子どもの日の「初節句」は、
家族そろって初めての旅行に群馬県の「伊香保温泉」に行ってきましたぁ。

美味しいもんを食べたり号泣したり、起こる事すべてが初めてづくしだった息子でしたが、
いよいよこの旅も最終章に突入です。

春はもう少し先だった「榛名湖」を後にしたボクらは、
再び「伊香保温泉」方面に安全運転で峠を下り、最後の目的地として到着したのはここです!

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広大な「榛名山」の麓に、馬や牛、羊、ヤギ、ポニー、ウサギ、牧羊犬などなど、
300頭を超える動物たちがいる「伊香保グリーン牧場」です。

実は今キャンペーン中で、今年いっぱいの12/31まで「伊香保温泉」に宿泊した人は
入場料大人1,200円のところを、なんと、無料なんです!

ラッキー♪


いや、本当は無料じゃなくても息子をぜひここに連れてきたかったんですよ。

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1歳未満の子どもを家畜とかがいるところに連れて行くと、アトピーなどアレルギーに対する
抗体が生まれると言われているんです。

それは家畜の糞尿から発生しているアレルギー抑制物質の「エンドトキシン」を
子どもが吸い込むからなのだそうですが、特に1歳未満の子どもだと効果が高いらしいんですよねぇ。

なので、わざわざ見ても無反応な赤ちゃんを動物園に連れて行ったりする人も多いという事を耳にしてました。

でも、ボクの住む新潟市にある動物園って言ったら、ボクにはお馬さんしかいない
動物園しか思い浮かばなかったんですよねぇ・・・

なので、この「伊香保温泉」とのコラボキャンペーンはラッキーでしたよ♪

もちろんここにもお馬さんはいますけどね。

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そして、ちょうどこの時季、5/8までは「さくらフェア」と題しているだけあって、
牧場内は「榛名雲海桜」と呼ばれている鮮やかなピンクが眩しい「八重桜」が満開でした。

ここには19品種1500本以上の桜があり、樹齢40年を超えるものが100本近くあるそうですよ。

この日は5/6の平日だったのに、桜の下にはお花見をする家族や、
ピクニックでお弁当を広げている団体の園児たちで大賑わいでした。


園内には授乳室やベビーベッドのある部屋があったり、ベビーカーの貸し出しも1日10台限定ですが、
1台200円で借りられると聞いていたので、安心して息子を連れて行けます。

高低差は多少ありますが息子のマイカーも乗り入れられるたので楽チン♪


さっそく、「どうぶつふれあいパークの広場」に行ってみましたよ。

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息子、初めて見るヤギに固まっています・・・

興味はあるものの、これが触っていいものか? 怖くて泣いたほうがいいのか? すら判断できない状態です。

販売機で売っている100円のエサを買ってくるとヤギや羊たちは必死になって
柵から顔を出してくるのですが、その形相は大人でもちょっと恐怖を感じちゃいます・・・

この柵の中には出入り自由で、直接動物たちとふれあったり記念撮影などもできるそうですが、
息子にはまたちょっと早いかなぁ。


ここの牧場は動物と触れあえる機会が多いだけに、あらゆるところに水道と石鹸が用意してあって、
「動物をさわったら必ず手を洗いましょう」と促していました。

触らせるだけじゃなくて、そんなアフターケアの心遣いもいいですね。

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広場の横では、たくさんの園児たちを集めて「牛の乳しぼり教室」をやっていましたよ。

以前は誰でも無料で体験できてたそうなんですが、昨年の暮れから牛の健康を気遣って
500円の定員制でやっているそうです。

この牧場ではその他にも、乗馬(1周800円)やポニーライド(一周500円)、
馬車(中学生以上800円、小学生以下500円)などに乗れたり、
子牛に大きな哺乳瓶でミルクをあげる体験(300円)や、
ウサギとの散歩が楽しめる「うさんぽ」(500円)などの動物とのふれあいから、

「手づくりバター教室」(600円)、陶芸体験ができる「らくやき」(1,100円~)などの
体験できるコーナーがたくさんありますよ。

ちなみに、この日の「イチゴ狩り」はお休みでした・・・


もちろん子どもだけでなく、大人も体験できるのですが、
これら色々やっていると時間もお金をかかってきちゃうのでとりあえずまた今度ね。

だって肝心な息子は「牛の乳しぼり」どころか、ママのおっぱい以外興味ないらしいですもんね。

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『早く飲めるようになりなさいね』とか言われてるんでしょうかねぇ?

よく純粋な心もった子どもの頃は、大人になったら見えなくなってしまう妖精が見えたり、
動物や木や花などと話したり出来るなんてお話もありますが、
しばらくこの牛と息子は見つめ合ってましたよ。



ここ「グリーン牧場」では動物の触れあいだけでなく、ちょっとした遊園地もあり、
バッテリーカーをはじめ30種類もの遊具があったり、アーチェリー場(500円)や、
パターゴルフ場(1,000円)もあるので、1日いても飽きませんね。

でも、動物とも話せない、牧場に来てまで遊具じゃ遊びたくない、
と思っているボクが牧場で一番興味あるのはこれですよ!

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牧場って言ったらやっぱこれでしょう! 

搾りたて牛乳をいっぱい使って作った「ソフトクリーム」♪

左のほんのりピンク色をしているのは「さくらフェア」期間限定、
サクラフレーバーの「ソフトクリーム」です。

ん~、濃厚♪ なんでこんなに牧場で食べる「ソフトクリーム」って美味しいんでしょうね?

このきっと搾りたて新鮮な牛乳を使っているということ以外に、
この緑豊かな景色の中で味わえるということで、
もう頭や舌が「美味しい」としか感じなくなっているんでしょうね。




そして、いよいよこの「伊香保グリーン牧場」で一番のオススメの時間がやってまいりましたぁ!

それは時間制で一日に数回しか見られないので、みんなが園内をその会場まで大移動していますよ。

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さあ、「シープドッグショー」のはじまりはじまりでぇ~す。

本場ニュージーランド仕込みの羊飼いが牧羊犬に
あの丘の向こうで自由気ままに遊んでいる羊たちを集めてくるようにホイッスルで合図をおくると、

羊たちの周りを吠えながら駆け回り、指示通りに1頭も残すこと無くこっちにまとめて連れてきます。

ドドドドドド・・・

と、60頭以上もの羊たちが、砂埃をあげながら丘を下ってくる迫力は
子どもたちだけでなく、大人も声をあげてしまうほどですよ!


午前中には期待していた「ツツジ」が見られなかったけど、午後は「ヒツジ」見放題です♪

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そして集められた羊たちは4~5頭が残され、柵の中にキレいに入れられるのですが、
今度はその4~5頭を牧羊犬が操り、柵を越えさせたり、
橋を渡らせたりする「シープドッグトライアル」もなかなか見ごたえがありました。

まあ、羊を操っているのは牧羊犬ですが、それは全て羊飼いのホイッスルに従っているのです。

人間と犬の一体感のある動きはまるでしっかりと会話している様な感じで、かなり感動しますよ。


また、最後は羊毛を刈るショーもありました。

これは、GWや、シルバーウィーク、夏休み期間だけの特別ショーらしいです。

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『わたしの頭みたいに羊も丸坊主~』

みたいなニュージーランドジョークを交わしながら、
陽気な羊飼いのオジさんはいとも簡単に羊の毛をバリカンでキレいに刈っていきます。

でも、簡単そうに見えてもとっても臆病な動物である羊は今すぐにでも逃げ出したいらしく、
それを絶妙な体術で動けないようにオジさんが足でおさえつけているんだそうです。

もう羊が動き出し、バリカンが羊に当たってしまって血が出てしまったら、
チビッコたちもたくさんいるこの会場が、一気に冷めてしまいますもんね。

これこそ「羊たちの沈黙」状態です。

いろんな意味で技術のいる作業ですね、レクター博士。



丸裸になってヒョロヒョロになってしまった羊は、
毛が生えるよりも先に2週間ぐらいで多くの脂肪をつけるそうなんですよ。

やっぱり寒いと生き物って防御本能で脂肪をつけるもんなんですね。

だからかぁ、ボクが新潟に来てから太ってしまった原因は?!

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ショーが終わったらひきつづき羊や牧羊犬に直接触れられる時間がありますよ。

そして刈った羊毛もお土産に持って帰れるんだそうです。

いやぁ~、この「シープドッグショー」最高でしたよ。

ここに来たら絶対必見ですよ、これ!





さて、息子の「初節句」をお祝いしてくれると言うし、
もうそろそろ実家の埼玉に向かわないといけない時間かな。

出発前にはオムツも替えてあげて、授乳室で息子のお腹も満たしたら、

ボクらも場内のレストランで、牧場っぽいワイルドな分厚いベーコンのグリルや、
群馬産のキャベツやこんにゃく、100%ビーフハンバーグなどがのった「ぐんま丼」、
そしてこの牧場で搾られた牛乳を飲んで、2日間に渡る群馬の旅に別れを告げました。

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「かわいい子には旅をさせろ」

そう思って5/5の息子の「初節句」を、息子の「初旅行」の日として選び、さらにお祝いの日としました。

きっと息子は、この旅の事なんて覚えてはいないでしょう。

でも、この2日間に見た事、聞いた事、感じた事、味わったこと、嗅いだ事、
体感した全ての事が大きく刻まれたことだと思います。

それは親バカだからではなく、このGW明けに、表情やしぐさ、発する言葉の種類が
明らかに増えているんですよ。

息子の人生という旅はまだまだ始まったばかりですが、この旅はきっと大きな第一歩だったことでしょう。

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ちなみにこの夜、実家で入ったお風呂でも号泣しちゃいました。



・・・おしまい。

「伊香保グリーン牧場」

群馬県渋川市金井2844
電話:0120-81-5335

営業時間:9時~17時
(震災による節電のため、現在は10時~16時) 

冬季営業時間:9時~16時(11月下旬~2月末まで) 
※ 入場受付は閉場の1時間前まで 

入場料:中学生以上 1,200円、3才~小学生 600円
※冬季期間は半額

定休日:冬季期間の月~木曜日 (祝日は営業)