「かわいい子には旅をさせろ」
と、いうことで5/5の子どもの日、9ヶ月の息子にとっては「初節句」の日に
初めてのお泊り家族旅行に行ってきましたぁ。
初めてのお泊り家族旅行に行ってきましたぁ。
向かったのは群馬県渋川市にある「伊香保温泉」。
昔相方と、日帰りのドライブもしたことある「伊香保温泉」は
「草津温泉」「四万温泉」と共に「上毛三名湯」に数えられるところ。
「草津温泉」「四万温泉」と共に「上毛三名湯」に数えられるところ。
温泉好きのボクらの子にふさわしい旅のデビュー地です!
まず到着すると名物の「水沢うどん」を大人だけが食べ、息子は車で授乳。
みんなお腹いっぱいになったところで予約していたホテルにひとまずチェックインして、
いよいよ「伊香保温泉街」の散策です。
いよいよ「伊香保温泉街」の散策です。

「伊香保温泉」と言えばやっぱりあの情緒ある「石段街」が有名ですよねぇ。
約9kgの息子を背負って石段を上るのもいい運動と、いい思い出になるかもと思っていたのですが、
なんと、ホテルのワゴン車で石段の上まで送迎してくれるというのでお言葉に甘えちゃいましたぁ。
なんと、ホテルのワゴン車で石段の上まで送迎してくれるというのでお言葉に甘えちゃいましたぁ。
帰りは自分の足で歩いてこなければならないのですが、階段を下るだけですもんね。
さあ、息子をオンブして石段の上にGO!GO!
・・・と、体をかがめて颯爽とワゴン車に乗り込んだ時に、背中から『ゴンッ!』と音が聞こえました?!
そして、息子の大きな鳴き声が・・・
ん?! もしかして、ワゴン車の天井にぶつかっちゃった?
よく見ると息子のオデコが赤くなってましたよ。
息子よ。 旅にトラブルやハプニングはつきものだ。
君の人生という旅も始まったばかり。
こういった困難も立ち止まらずに、1つずつ乗り越えて大きく育っていって欲しい。
こういった困難も立ち止まらずに、1つずつ乗り越えて大きく育っていって欲しい。
なんて、ゴメンよぉ~、ボクが立ち止まってもっと気をつけなければいけないよねぇ~

息子の鳴き声の中、到着したのは365段ある石段のほぼ頂上。
400年以上の歴史を持つこの「石段街」は「伊香保温泉街」のメインストリートであり
石段の両側に老舗温泉旅館やお土産屋、射的や弓道などの遊技場、飲食店などが軒を連ねています。
石段の両側に老舗温泉旅館やお土産屋、射的や弓道などの遊技場、飲食店などが軒を連ねています。
どこか昭和レトロな雰囲気もあり、ノスタルジーな気分に浸れますね。
そんな風景をいきなり見下ろしてしまうのもありがたみは無いかもしれませんが、
ボクと相方は以前のぼっているし、まぁいいか。
ボクと相方は以前のぼっているし、まぁいいか。
ここからもう数十段のぼると石段の最上段です。
そこにはこの温泉街を見守ってきた「伊香保神社」があります。

ここの祭神は温泉や医療の神様ですが、子宝や縁結びの神社として有名で、
そのお守りや、絵馬を求めて多くの参拝者が訪れ、大晦日には甘酒も振る舞われるのだそうですよ。
そのお守りや、絵馬を求めて多くの参拝者が訪れ、大晦日には甘酒も振る舞われるのだそうですよ。
ボクらは息子の初めての温泉旅がこれ以上ケガの無いよう、無事に過ごせるように祈願しました・・・
ここが「石段街」の最頂上となりますが、この奥にはさらに細い道がつづいていて、
まだ見どころもたくさんあるんですよ。
まだ見どころもたくさんあるんですよ。

右手に渓谷がありそこを流れるせせらぎを耳にしながら、木漏れ日の中ゆるい坂道をのぼっていきます。
途中には鮎などを炉端で焼いているお茶屋さんとかもあって、
また「石段街」とは違うゆっくりと流れる時間に癒されますよ。
また「石段街」とは違うゆっくりと流れる時間に癒されますよ。
榛名山の中腹、標高約700m付近にあるのでこの時季は少し肌寒いですが、
温泉であたたまった方には丁度いい散策道ですね。
温泉であたたまった方には丁度いい散策道ですね。
おやぁ? どこかで見た事ある風景があらわれましたねぇ。
これは先日ボクが『ただ今ボクはこんなところにいます』って、現地から書いた記事の写真の場所ですよぉ。

この橋は「河鹿橋」です。
この辺りは寒暖の差が激しいために、秋にはもみじや楓、楓、椚などがひときわ鮮やかに一斉に色づき、
このゆるやかなアーチを描く朱塗りの太鼓橋と
その自然の燃えるような色彩のコラボが美しい紅葉の名所として名高いところなんですよ。
このゆるやかなアーチを描く朱塗りの太鼓橋と
その自然の燃えるような色彩のコラボが美しい紅葉の名所として名高いところなんですよ。
その時季にはライトアップの演出も行っていて「夜の紅葉」も人気だったりします。
また、その雅な趣から、宮崎駿映画の「千と千尋の神隠し」に登場する
「油屋」前の橋のモデルになったという説があることでも有名なんです。
「油屋」前の橋のモデルになったという説があることでも有名なんです。
って、誰にもわかってもらえませんでしたが・・・
さて、もうちょっと奥へと進むと「伊香保温泉飲泉所」が見えてきましたよ。

実はちょっとここにはボクらトラウマがあるんですよ。
「飲泉所」っていうぐらいだから、温泉水を飲むのですが、
以前初めてここを訪れた独身時代のボクと相方は、「温泉は身体にいいもんだ」と思っていたので、
一気に「ゴクリ!」と飲んじゃったんですよ。
以前初めてここを訪れた独身時代のボクと相方は、「温泉は身体にいいもんだ」と思っていたので、
一気に「ゴクリ!」と飲んじゃったんですよ。
そしたら・・・「ブーーーーーーーーーーーーーーッ!!!」
なんじゃこりゃぁ!
と、一斉に噴き出してしまいました。
めちゃくちゃ鉄臭いんです。
身体が『毒なんじゃないか?!』って拒否反応を起こして反射的に噴き出しちゃったんですよ。
もしかして飲んじゃいけなかったんじゃないか? と何度も確認するほどでしたよ。
「伊香保温泉」には茶褐色の「黄金の湯」と無色透明な「白銀の湯」の2種類あるのですが、
もともと昔は「黄金の湯」だけしかなくて、お湯の中に含まれる鉄分が空気に触れ、
酸化してこんな色になるんです。
もともと昔は「黄金の湯」だけしかなくて、お湯の中に含まれる鉄分が空気に触れ、
酸化してこんな色になるんです。
それが飲むにはマズ過ぎる。
しかし、あれから約10年。
時は経ってるし、味もマイルドになっているかもしれない。
時は経ってるし、味もマイルドになっているかもしれない。
あの時のトラウマを消すためにもリベンジだ!
ボクは恐る恐る少量を口に含んでみると・・・
ん? あれぇ♪ まるで水みたぁい。
飲みやすく、だいぶ泉質変化しちゃってるねぇ。
って言ってたら、相方から『だってそれ水だもん』ってツッコミが・・・
え!? よく見たら、右側から流れるのが単なる「水」で、これをボクが飲んだだけ。
左側の「温泉」と書いてある方を飲まないと意味ないじゃん!

なんて大ボケかましているんだボクは!
再び、左側でリベンジ・・・
って、「ブーーーーーーーーーーーーーーッ!!!」
やっぱり、ダメだぁ! 鉄くせぇ~ これこそ「鉄骨飲料」じゃあ!
・・・「伊香保温泉」の「黄金の湯」の泉質は相変わらず健在なようです。
古くから肥満や消化器系の病、アレルギーにも効果があるとして、
愛飲されていたらしく身体にはいいらしいので、ぜひここに訪れたらチャレンジしてみてくださいね。
愛飲されていたらしく身体にはいいらしいので、ぜひここに訪れたらチャレンジしてみてくださいね。
きっとトラウマになるとは思いますが。
ちなみに、「食後に飲泉すること」「飲泉の直後にお茶、コーヒーなどを飲まないこと」
「1日に大人は600mlまで」「2歳以下は60ml」などと、色々注意事項もあるのでお気をつけて。
「1日に大人は600mlまで」「2歳以下は60ml」などと、色々注意事項もあるのでお気をつけて。
当然、息子には飲ませてませんよ。
さらに先に進むといよいよ終点の「伊香保露天風呂」が見えてきましたよ。

ここは日帰りのお客さんでも大人450円、小人200円で、
源泉かけ流しの「黄金の湯」を気軽に味わえる公衆浴場です。
源泉かけ流しの「黄金の湯」を気軽に味わえる公衆浴場です。
もちろん男女分かれていますが、屋根も無く、脱衣所も外、洗い場はあっても水しか出ません、
シャンプー&ボディーソープがある訳ありません・・・
シャンプー&ボディーソープがある訳ありません・・・
超開放的な露店風呂のみです。
これぞ「伊香保」のお湯のみを楽しむだけの究極のスタイルと言ってもいいでしょう。
春には真ん中にあるツツジの花が咲き、秋にはもみじの紅葉を、冬には雪景色の中で、
そして、ボクらが行った夏には相方もトラウマになったたくさんの羽虫が浮く湯船で、
四季の移り変わりを堪能できます。
そして、ボクらが行った夏には相方もトラウマになったたくさんの羽虫が浮く湯船で、
四季の移り変わりを堪能できます。
お湯は丸い湯船が半分に仕切られて、左側のお湯は熱め、右側はぬるめとなっています。
営業時間は、4月~9月は9~19時(土日休7~19時)、10月~3月は10~18時、
休館日は第1、第3木曜日だそうです。
休館日は第1、第3木曜日だそうです。
今回は相方のトラウマはあるし、せっかく泊まりできたのでここでは入りませんよ。
この「伊香保露天風呂」を出たところには長椅子と長テーブル置いてある休憩所があったり、
自動販売機、ベルツ博士の銅像などもあります。
自動販売機、ベルツ博士の銅像などもあります。
そして「源泉湧出口観覧所」。 ここが折り返し地点。

「黄金の湯」が湧き出てくる「第2号源泉湧出口」なんです。
温泉が噴出する様子がドーム状のガラス越しに眺められるのですが、茶褐色のはずの
「黄金の湯」はまだ湧き出したばかりなので酸化されずに透明なんですねぇ。
「黄金の湯」はまだ湧き出したばかりなので酸化されずに透明なんですねぇ。
ここから、湧き出るお湯がこの「伊香保温泉」を発展させてきたと思うと、
「黄金の湯」という名称は見た目だけでなく、
まさにここの人たちにとって恵みの湯ということになるんでしょうね。
「黄金の湯」という名称は見た目だけでなく、
まさにここの人たちにとって恵みの湯ということになるんでしょうね。
さて、のぼりはここまで、いよいよ戻って「石段街」を下ってみましょう。
え~と、肝心な息子はと言いますと、「伊香保温泉飲泉所」あたりから寝てます・・・
・・・つづく。