最後は神だのみ | 馬の会長日記

馬の会長日記

「馬の会」の会長“のみ”の気まぐれ日記。
競馬はもちろん、前に住んでいた新潟のこと、
今住んでいる埼玉のこと、趣味の旅行に、
アルビレックス新潟、グルメなどなど
その時思ったことを気ままに更新してま~す。

「東北地方太平洋沖地震」の爪痕がいまだに緊迫した状態で今もつづいていますね。

福島はお隣の県で、新潟県中越沖地震の時も「柏崎原発」の不安もあったので
とても遠くの出来ごとだとは思えないし、
本日から「東北電力」管轄の新潟県でも「計画停電」が予定されています。

近日ではボクの住む地区は3/16(水)と3/18(金)の9時~12時に実行されます。

明日の新潟はまた雪の予報だし、ボクら元気な大人は大丈夫でも、
3時間もウチの息子のような赤ちゃんやご老人は大丈夫なのか?


さらにまだ新潟県中越や長野県北部、秋田県までも震源地にする揺れがつづき、
新潟でも東北ほど大きな被害は出ていませんが、それでも避難生活をされている方がいること、
そしてその度、ケータイの災害エリアメールがおびただしく鳴っている状態。

先ほどは静岡県東部を震源地とする大きな地震が・・・

今もなお震災は継続中であることを切実に感じていますよ。


こんなみんなが不安になり、被害を受けている状況で、
やはり自分や家族の身は自分たちで守らなければいけないと思い、
新潟を震源地とする大きな揺れを感じてすぐに防災避災用具の準備をしました。



そして、次に自分の身を守るために何をしたかというと・・・

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地元の「白山神社」に厄払いに行ってきました。

って、最後はもう神だのみですよ!


実は今年ボクらは、昨年息子の安産祈願の「戌の日」だとか、「初宮参り」だとかで
散々「白山さま」にお世話になったのに、まだ初詣すら行けてなかったんですよ。


その理由は息子がまだ小さいからこの寒い天気の時に行くことは無いかなぁ、なんて思っていたんです。

しかし、その事が災いしたのかはわかりませんが、
2011年に入りボクの身にたて続けに不幸が訪れてしまいました。



これは覚悟してたのですが、やっぱり悲しい出来事でした。


2/11にはスノーボードで「左腕を骨折」

自業自得とは言えもうこのツラさは2度と経験したくなく、
この時初詣に行っていないことが非常に気になってきたので、
お義婆ちゃんの四十九日が終わったらすぐに厄払いに行こうと思っていたんですよ。


そしてその矢先、3/11に「東北地方太平洋沖地震」が起こりました。

えっ!? これってボクの厄のせい?


もう、これがボクの厄で起こったなんて言えるレベルではありませんが、
ボクにとって今年の毎月11日はあまりにも災いが重なってくるので怖くなってしまいましたよ。


もう、一刻も早く厄払いに行きたい!

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って、こんなわかりやすいカッコウで「厄払いお願いしまぁ~す」と言っても、

巫女さんたちはきっと『あぁ~あと一歩遅かったね・・・』って心の中で笑っていたんだろうなぁ・・・

特太祈祷30,000円以上、特別太祈祷20,000円、特別祈祷10,000円、普通祈祷7,000円、小祈祷5,000円、と5つの初穂料設定になっていますが、

なかなか「小」というのもご利益が小さいみたいで、ちょっとたのみづらいですよねぇ・・・
だからせめて「普通祈祷」にしてみました。

「白山神社」神社は通常予約無しで毎20分ごとにご祈祷をしているそうで、
とりあえずは次の番がくるまで控室で待機します。

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そこには「玉串」という神前に捧げる紙垂をつけた榊の枝の作法が書いてあったので事前にお勉強をしました。

●玉串を受け取る

●右手は上から、左手は下から持つ

●胸の高さに持ち神前の玉串案の前に進む

●軽く一礼する

●根元が自分のいる方向に向くように左手を上へ、右手を下に、玉串を時計まわりにまわして立てる

●左手を下げてお願いごとを祈る

●左手で玉串の根元を時計まわりにまわして右手は玉串の真下に添えて根元が神前に向かうようにする

●玉串案の上に置く

●二度深く礼をする

●二度拍手を打つ

●一度深く礼をする→最後に軽く一礼

・・・って、覚えられねぇ!

もう、なるようになるさ。



そして御払いの時が来ましたが、この時間には他に誰も受ける人がいなくて、
ボクら3人だけの貸し切りのご祈祷を受けられました。

息子の「初宮詣り」の時は七五三の時期だったので、たくさんの人といっぺんにやりましたが、
今回は単独なのでご利益も濃そうな気がしますよ。

神主さんのご祈祷と、神楽の舞の厄払いの鈴の音を受け、玉串を捧げてお願い事をしました。


息子は神主さんの時は『あぁ~あぁ~』と落ち着きが無かったのですが、神楽の舞にはクギづけでしたよ。

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そしていただいた物は、「破魔矢」や「お札」。

「おさつ」じゃないですよ、お金もらってどうするんですかぁ、「おふだ」です。

これは家の神棚に祀るのがいいそうなのですが、ウチには神棚がありません。

でも、目線より高い位置に神様を見下ろさないようにと祀れば問題ないそうですし、
「破魔矢」はさらに先が太陽に向かないようにすればいいようです。

ホントは神棚は南向きか東向きに設置してあるので、
「お札」の正面が南か東に向くように祀るとなおいいらしいですよ。

息子の「初宮詣り」のとボクの「厄除け」の「お札」並べて祀りました。

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それから「御神酒」(おみき)と「撤下神饌」(てっかしんせん)。

「御神酒」は日本酒ですが、神様にお供えされたもので神聖なる力が宿った酒ということです。

神様と同じものを飲むことで、神様との交流を深める意味もあるそうですが、
ボクは左腕のハレがひくまでドクターストップの禁酒状態なので、飲めませ~ん。


でも「撤下神饌」も神様にお供えしたもので、「御神酒」と同じ意味があるので
この昆布と鰹節を食べることにします。

ちなみに、お供えした「神饌」を儀式の後に食べる宴のことを「直会」(なおらい)というんですよ。


あとは「絵馬」が入っていたので、その場にあったマジックでお願い事を書きました。

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へたくそな字で神様も読めるかどうか不安ですが、等身大の願いを1つ。

『家族みんなが、明るく、元気で、健康に、過ごせますように。』


世の中がこんな状況なのに自分の家族のことだけでスミマセン・・・

ホントならこの震災で被災された方の心の回復や、被災地の早期復旧を願うところかもしれませんが、
今の弱ったボクにはまずこのことが神様にも藁にもすがりたい願いでした。



鳥居をくぐると新潟名物の「ポッポ焼き」の出店があり、そこのおばちゃんに
『あら!? 腕折っちゃったの? だからお詣りに来たのね』っ見事言われちゃました。

もうまさに図星なので、その観察力に「ポッポ焼き」を9本買っちゃいましたよ。

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こうしてやっとボクの厄払いをすることができました。

これまでと何かが変わるかはわかりませんが、
何だか気持の中でつっかかっていたモノは一つ取れたような気がします。



ボクに降りかかってきた災いなんて今回の震災で被害を受けた方と比べたらたいした事ありませんね。

って、スミマセン・・・

不幸や幸せなんて人と比べるもんでもないし、人が決めるもんでもないですね。

みんな一生懸命に今を生きているのは一緒ですもんね。



今回の震災で被害にあわれた方には心よりお見舞い申し上げます。

いつ自分が被災者になってもおかしくない状況ですが、
まずは現在も東日本各地で続いている余震や、「福島原発」の問題が早急に無くなり、
この災害中である状態から抜け出して、復旧に足を進められるように祈るばかりです。