雪山で羽をのばし・・・ | 馬の会長日記

馬の会長日記

「馬の会」の会長“のみ”の気まぐれ日記。
競馬はもちろん、前に住んでいた新潟のこと、
今住んでいる埼玉のこと、趣味の旅行に、
アルビレックス新潟、グルメなどなど
その時思ったことを気ままに更新してま~す。

この3連休、皆さまはいかがお過ごしだったでしょうか?

お仕事だった方、お疲れ様でしたぁ。


ボクは連休前の木曜日、たまたま東京出張だったので、
相方と息子の許しを得て、その日には新潟に帰らず久しぶりに東京の友達と遊ぶ予定をたてました。

実に遊びで家に帰らないのは半年ぶり。

息子が生まれて以来、ほとんど友人とも会ってなくて、
最近仕事も忙しかった事もあり、ボクのやさしい家族は快く見送ってくれましたよ。


ボクは二人の気持ちがとってもありがたくて、おもう存分羽をのばそうと思いました。

しかし、それがまさかあんな結末になろうとは・・・

ホントは今、新しい記事を更新しているどころか、ブログに触っている場合でもないのですが、
ちょっと無理をしてご報告いたします。

心臓の弱い方は読まれないほうがいいかもしれません・・・


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・・・出張が決まってから東京の友人に連絡をとったところ、
その日は毎年行っている長野の菅平峰の原スキー場に行くことになっているというので、
それならボクも車に乗せて行ってぇ!

と、スノーボードなどの荷物を先に宿泊先のペンションに宅急便で送って、便乗させてもらう事になりました。


出発の時間は南浦和に22時過ぎに待ち合わせで、ボクの東京での仕事は18時頃には終わってしまい、
それまで時間を持て余す感じになる事はわかっていたので、
悪いと思いつつもドライバーに断って、会社の仲間と飲んで過ごす事にしました。

お酒も入ってご機嫌ノリノリで南浦和に到着し、例年よりは少な目の4人で菅平に向けてGO!GO!です。

ドライバーはボクより年下の埼玉に住む友人、そして助手席に座るのはその彼女。

もちろんもう一人はお馴染みのボクと20年ぐらいの付き合いのある「師匠」です。

この「師匠」は何かといつも事件を起こしてくれてますよ。
いったい今回はどのような話題を提供してくれるか楽しみですねぇ♪


ボクはこの日5時頃に出張に出発したので、道中眠くなると思ったのですが、
久しぶりの友人との再会で、とってもうれしくて睡魔なんかまったく縁がなくみんなとしゃべりつづけました。

みんなはシラフなのですけどね・・・

とっても楽しいぃ~♪

って、感じのマックスハイテンションの3時間ドライブで菅平に到着ぅ~。


シラフだったみんなも酔っ払いが一緒だったからかもしれませんが、
夜中のペンションに1時過ぎに到着し、少し乾杯するつもりが、
結局4時まで飲んで、語り明かしちゃいましたよ。


当然そうなると、せっかくスキー場に着いたのに、次の日はダラダラのグダグダ・・・

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特にボクは昨夜は間はあいたとは言え、10時間も飲み続けた感じですし、
近頃のハードな仕事で疲れもたまって、寝不足もあり体調はあまりよくありませんでした。

結局、重い腰をあげスキー場に繰り出したのはお昼過ぎでしたよ。

まあ、ガンガン滑ろうとも思っていなかったので、いいんですけどね。

でもやっぱりゲレンデに出てしまえば、仲間も一緒ですしまた気力も湧いてきます!

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雪質はちょっと前から降ってサラサラのパウダースノーになり始めてましたが、
その下にはガリガリのアイスバーンが隠れていました。

こりゃ、見た目で油断したらいけませんね。

でも天気は雪は降っているものの風はなく、とっても滑りやすいスノーボード日和ではありましたよ。

今年ボクはこれが初滑りという事もあり、何となく身体は重い感じはしましたが、
やっぱりみんなと滑ると楽しいですよねぇ♪

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楽しくてうれしくて、めちゃめちゃ調子にノッてましたよ。

だからと言って、いい大人・・・
しかも、もう人の親なんですから、羽をのばすにも限度っていうのはありますよね?

これがボクの最後の笑顔の写真かもしれません・・・

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あれは確か、4本ぐらい滑ってちょっとは準備運動になったかなぁ、って感じの時でした。

いや、もちろん滑る前にちゃんと準備運動はしましたよ。

いつもやっている事なのにまさかねぇ・・・

ジャンプ台があったからいつものように飛んだだけなんですよ。

ただ、正直言うと、友人がビデオカメラで、「師匠」がデジカメでハイスピード連写機能を駆使して、
ボクのジャンプ台の下で撮影してくれるっていうのもあって、

カッコいい技をキメる画像が撮れたらブログにアップしようかなぁ・・・
なんて、いつも以上にハリキって、より高く飛ぼうとしたのは事実です。


だけどね、初滑りで寝不足の二日酔いの疲労のたまった中年が、
いくら調子に乗って羽をのばそうとしても、

翼は生えてこなかったんですねぇ。


ジャンプした瞬間、空中でバランスを崩し「ヤバい!!」って思いました。

だからコケる準備をし、何とか安全にリカバリーしながら着地をしたはずだったんです。

が、着地地点が思ってたパウダースノーではなく硬いアイスバーンで、
しかも斜面が緩やかだったために、着地したボクの身体にはその反動がダイレクトに戻ってきて、
再び身体が前に投げ出されてしまいました!

その瞬間、ボクの左腕はその硬いアイスバーンと、
自分の身体に挟まれてしまい背中側にまわってしまったのです。

その時確かにボクの耳に「ミシッ!」というイヤな音が響きました!



ま、ま、まさか・・・

天を仰ぎ、友達の顔を見て「ハハハハ・・・失敗しちゃったぁ♪」
と、笑いながら立ち上がろうとしたのですが、なんだか目の前の視界が狭くなってしまいました。


「あれれ? ちょっと待って?」 再び天を仰ぎました。

・・・どこか打ってちょっと休めば治るかなぁ?

そんなこと、コケた後にはいつもの光景だし・・・ と思ってたのですが、どんどん左腕が重くなってきます。


ん?これはヒネったかぁ?
マ、マズいなぁ・・・

まさか骨折ではなさそうだな?

骨折だったらもっとシャレにならない程の激痛があるはずだ。

ボクはこれまでボードで骨折を1回、
ヒビを3回やっているんですよ。

それに比べたら大した事ないし、折れているわけはないね。

・・・と、言ってもどんどん目の前は暗くなっていくし、おかしいなぁ・・・?

一緒にきた友人の彼女もこの時、
『いつもののみさんの様に何も無かった様に笑って立って』って願っていたそうです。



マズいゾ、みんなも心配しはじめてるなぁ・・・

『大丈夫ッスかぁ? 取りあえず医務室行ってみませんか?』と言う友人の声に、

ボクも「そうだなぁ、これ以上ゲレンデで寝ていても迷惑かかるし、
友人にも心配かけちゃうし、取りあえず起き上がろう」

そう思い、おもむろに立ち上がってみると、そこに見た光景に一気に血の気がひきました!!


な、なんと!

ボクの左腕がボクの意思とは関係無しに「プラ~ン」となっているのです。







ウ、ウソだろ・・・

「折れている・・・」

その願ってもないボクの言葉に、友人の彼女も気が遠くなってしまったそうです。


やっちまったぁ・・・

久しぶりに遊びに出たと思ったら、ボクは何をやっているんだぁ!
みんなで楽しんでいたひと時が台無しじゃないかぁ!


ボクの目の前は、真っ白のゲレンデが広がっていましたが、
真っ暗になっていきました・・・。

・・・つづく