品川で「せたが屋」 | 馬の会長日記

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「馬の会」の会長“のみ”の気まぐれ日記。
競馬はもちろん、前に住んでいた新潟のこと、
今住んでいる埼玉のこと、趣味の旅行に、
アルビレックス新潟、グルメなどなど
その時思ったことを気ままに更新してま~す。

先週の金曜日、東京で偶然東京の友人「師匠」と出会って
お互い仕事中ということもあったので、次の日会う約束をしてその場を分かれました。

そして次の日、お昼前に「品川駅」の改札で待ち合わせしたのですが、
待っても、待っても来ない。

そこで電話をしてみると、受話器の向こうから明らかに今起きたような声が・・・

はい、「師匠」寝ていましたよ!

もう、ヤツの遅刻はなれっ子、時間通りに来ることなんて期待してません。
20年付き合っていているけど不治の病みたいなもんですよ。



なので、ボクはずっとそこで待っているように、時間は無駄にしたくないので、

『朝めし食べて無いんだけど、この品川駅近辺にウマいラーメン屋とか無い?』って聞きました。


すると、「品川駅」の水族館のある方の高輪口から左へ5分ぐらい行った
高架下にあるラーメン村みたいなのがあると言うのです。

「お!これはナイスアドバイス」

ボクは期待に胸を膨らませ台風の近づく暴風雨の中、ビショ濡れになりながら線路脇をひたすら歩きました♪



あれれ・・・、歩いても歩いても一向にそれらしき村が見えてこない・・・

「師匠」ダマされたか? これまで散々ダマしてきたから、それもありえる。

念のためケータイで調べてみたが、「品川駅」から左側で間違いないはず。

でも引き返そうにも引き返せず意地になって結局30分も歩いたけど見つからず、「品川駅」に戻りましたよ。


そうしたら丁度、1時間遅れの「師匠」が「品川駅」に到着。

もう薄々感じていましたが、ボクは駅の反対口を出てたんです・・・

要するに対角線上の反対側で、どんどんラーメンから遠ざかっていった訳です。

結局1時間、無駄に過ごしただけでなく水も滴るオッさんと化してしまいました。

ガビ~~~~~~~~~ン!

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で、遅れてきた「師匠」の的確なナビによって京急高架下に数々の名店がひしめく
ラーメンテーマパーク「品達 麺達七人衆」に無事到着しました!

ここには「なんつッ亭」「初代けいすけ」「つけめん TETSU」「支那そば きび」「熊本ラーメン ひごもんず」
「旭川ラーメン Saijo」、そして「せたが屋」と全国でも有名な7つの腕に覚えのあるお店ばかりです。

こんなステキな場所、良くぞ教えてくれた「師匠」!

それで、せっかく東京に来たなら東京のラーメンがオススメってことで、「つけめん TETSU」か「せたが屋」か、
どっちにしようか迷いましたが、「つけめん TETSU」は15人ほど並んでいたので、

激戦区「環七」で1番の行列店になった、田園都市線の駒沢大学駅に本店のある
醤油魚介系で人気の「せたが屋」に入ることにしましたよ。

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まずは、入口で食券を購入。

ここは素直に『人気No.1』と書かれてた「全部入りせたが屋らーめん」(1,000円)をポッっとな♪

「全部入り」とは言え、ラーメンで1,000円はちょっと高いなぁ・・・
なんて思っていたら、「師匠」遅刻したお詫びにご馳走してくれちゃいましたぁ。

ラッキー! 先に一人で食べてないで良かったぁ♪

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店内は学園祭のテントの様な、透明なビニールカーテンから外光が入り開放的。

中央の柱を囲む8席ほどの円卓カウンターと、2~4人用の丸いテーブルが6卓ほど。

席に着いてから食券を店員の女性に渡してから5分ぐらいで、
魚介系の香りが強烈に香ってきて「全部入りせたが屋らーめん」が登場しました!

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濃厚そうな茶色くにごったスープは、ニボシや昆布、カツオ節などの魚介が主役で、
鶏がらやとんこつが脇役の風味豊かなWスープ。

寝不足の朝にいきなりコッテリはキツイですが、
このスープはあっさりでも奥が深く、雨に濡れて冷え切った身体に染み渡りました。

この見た目ほどしょっぱく無く甘味のあるスープは「二年杉熟成醤油」を使用するというこだわりだそうです。


そして、そのスープと絡まる中細の縮れ麺は、北海道産の小麦粉が使用されていて、
コシがあるタイプと言うよりもモチモチの柔らかい感じ。

日頃、とんこつラーメンでカタメの麺が好みのボクですが、
このもっちりとした食感があっさりスープとケンカしていないところがいいのかもしれませんね。

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そして、3枚のせられたチャーシューもなかなか感動です。

最近トロッと脂っこいチャーシューが流行っていますが、やっぱり醤油にはちょっと厚めでカタメの食感で、
噛むと肉の旨みがジンワリと溢れるチャーシューがピッタリですよね。

しかもローストされているのでとても香ばしく、
流行に流される他店とは違い、オリジナリティー溢れて好感がもてますね。


また、2つに切られた薄味の味玉の黄身は若干カタメでスープに溶けないタイプ。

大きく短冊形に切られたメンマはしっかりと煮込まれていて、見た目以上に柔らかめ。


そして海苔が2枚だけでなく、岩海苔もトッピング。

あとは刻まれた葱と柚子の皮が味に楔を打っています。

これら、麺やチャーシューやトッピングは、全てあっさり味の魚介系あっさり醤油のスープを、
邪魔せず、最大限に活かすために存在している気がしました。

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その、バランスのいいあっさりも、昨今のコッテリブームにもの足りないと感じる人も多いのでしょうか?

テーブルには「ガツン汁」と題して、さらにこの味を濃くできるタレが置いてありましたよ。

このスープと同じ味をもっと魚介系のエキスを濃縮させたようなタレですが、
ボクはかなりこのもともとのスープでバランスがいい感じはしますが・・・

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また、テーブルの上にはその姿が見られなかったのですが、
数種類のスパイスを使用したカレー味の調味料「ガツンカレー」って紙には書いてありました・・・

試していないのでなんとも言えませんが、これ、カレー入れちゃったら台無しでしょ。

だからもう置いてなかったのかなぁ?


しかし、もう1つ置いてあった「刻み玉ネギ」は良かったです。

途中まで食べたスープにたっぷりと入れて、シャキシャキとフレッシュな食感と増した甘味を楽しめましたよ。

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ちなみに「師匠」が食べたのは、もともとこの品川の店舗がオープンした時の「せたが屋 雲」の看板メニュー、
「雲のラーメン」(850円)を食べました。

伝説から復活した「雲のらーめん」は、「せたが屋」が、
『野菜ラーメンの店』のお店と紹介されるほどの話題作だったのです。

そのスープは得意の魚介系醤油ラーメンではなく。

ましてや塩や味噌でもない・・・

ベジタブル・ポタージュ、元祖「ベジポタ」と呼ばれた異例のものなのです。

それは各種野菜をペースト状になるまでドロドロに煮込んだ、
まさにラーメンというよりも、食べるスープって感じの新食感♪

一口スープをもらいましたが、同じお店でこんなに違う味が並ぶなんて事があるなんてちょっとショックでしたよ。

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これはラーメンの常識、固定観念を壊す「せたが屋」の挑戦状だと思いました。

麺は普通のラーメンよりも幅広、トッピングには、刻み葱、糸唐辛子、メンマ、揚げ葱、
そしてボクの食べた部位とは違う炙ったチャーシュー。

遊び心を忘れず、しかも本気でラーメンに改革を起こすことを考えたこのメニューを食べる方は、
これまでのラーメンというものをリセットしてから覚悟して食べた方がいいですね。



いやぁ~なかなか、いい経験をしたなぁ♪

さすが東京はたまに来るといろいろ驚きがあって面白いッスねぇ。

ホント面白いのはコレだけで終わらないところ。

この7つのラーメンの名店が集まる「品達 麺達七人衆」だけでも大満足なのに、
ここにはさらにもう1つの「品達」があるんですって。

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それは全国の有名どんぶり店が集まった「品達 どんぶり五人衆」」です!

スタミナ丼「伝説のすた丼屋」 、天丼「どんぶり屋ハゲ天」 、親子丼「地鶏屋炭火焼 旬」、
海鮮丼「丼屋北海道」 、カレー丼「ゴーゴーカレー丼丼」の5店舗 。


4年前からあるそうですが、ラーメンの次はどんぶりですかぁ!?

やっぱり東京は面白いなぁ~


ごちそうさまでしたぁ~♪

「せたが屋」品川店 

東京都港区高輪3-26-20 品達ラーメン
電話:03-3446-0831
営業時間:(月~土)11時~23時、(日)11時~22時