新潟の夏の定番「もも太郎」 | 馬の会長日記

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「馬の会」の会長“のみ”の気まぐれ日記。
競馬はもちろん、前に住んでいた新潟のこと、
今住んでいる埼玉のこと、趣味の旅行に、
アルビレックス新潟、グルメなどなど
その時思ったことを気ままに更新してま~す。

新潟は夜になるとすっかり涼しくなり秋の虫の音が聞こえてきますが、
まだまだ昼間は暑いですよ。

そんな日に食べたくなるのがアイスですよねぇ。

しかも、カップアイスじゃなくて、カキ氷がギュっと固まったバータイプの氷アイスです。

埼玉出身のボクは、昔から氷バーアイスと言えば赤城乳業の「ガリガリ君」、
しかもソーダ味が定番だったのですが、新潟にも古くから愛される氷バーがあったんですよ。

それは、大正5年に創業された新潟市北区にある老舗、
「セイヒョー」という会社の「もも太郎」です!

先日、東京から遊びに来た友人2人、「師匠」&「がお君」と釣りをした後に寄ったコンビで
ご当地グルメとしてオススメしました。

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「師匠」は「もも太郎」でボクと「がお君」は「金太郎」です。

30も過ぎたいいオジさんがコンビニの前に並んでアイスをむさぼりついていますよぉ。


この「もも太郎」、実は桃味ではなく「イチゴ味」なのです。

「師匠」も『「もも太郎」なのに、「イチゴ」?? う、またのみにダマされた!』と言っていました。

新潟県民のほとんどの人が幼い頃にこのジレンマとぶつかってきたのです。

さらにパッケージの裏を見ると原材料に「糖類・りんご果汁」と・・・

はたして「もも」なのか? 「イチゴ」なのか? 「りんご」なのか?

佐渡の美味しい水を凍らせ、その砕いた氷にイチゴ味のシロップを混ぜて固めた「もも太郎」。

食べると一気に汗も吹き飛び、爽やかな気分になると、
『まあ、そんなことどうでもいいか! 「もも色」だから「もも太郎」ってことで』

と、納得してしまう美味しさです♪

だって、価格も53円。

昔は30円位だったみたいですが、それでも有名メーカーのアイスが倍以上の値段で売っていることに比べたら
かなりのコストパフォーマンスですよ。


ちなみに「金太郎」は「氷あずき」です。

これはきっと「金時」からきている名前だと思うので納得。

本物のあずきを使っているだけあって、「もも太郎」より10円高い63円でしたが、
ちゃんとあずきのツブツブもあって本格的な氷あずきです。


実は、このシリーズにはもう1つ兄弟商品があって、「うらしま亀太郎」です!

なんでここは「うらしま太郎」ではなく『うらしま「亀」太郎」なのか?
それは越後新七不思議数えられてもいいほどナゾですが・・・

何か、うらしまサイドから版権の問題でクレームでも来たんでしょうかねぇ?

そして、この「うらしま亀太郎」がご想像の通り、「カメ味」です。

って、いうのはウソで、新潟の佐渡名産の「おけさ柿」をイメージし、
柿のペーストを使った珍しい「柿味」のかき氷バーなのです。

しかも『本製品には黒い粒が含まれておりますが、柿由来のものであり、
品質上問題ありません。』と書かれているくらい本格派。


って言っても、ボクは食べたことも、お店で売っているのを見たことが無いんですけどね。

貴重な一品ですよ「うらしま亀太郎」。



その店頭でもほとんど見ない「うらしま亀太郎」は、「もも太郎」と「金太郎」と合わせ
「3太郎」としてセットでセイヒョーのネット通販にて買えるみたいです。

そもそもこの「3太郎」とはセイヒョーの女性社員が
セイヒョー佐渡工場で生産されている「もも太郎」を中心とした氷バーを、
もっと味わって欲しいということで「佐渡ヶ島」+「昔ばなし」をコラボして誕生をしたそうですよ。

「金太郎」や「うらしま亀太郎」はそういうことで後からうまれたそうなのですが、
昔から馴染みのある「もも太郎」は、実は新潟県内でも味もパッケージもそっくりで
他のメーカーからも出ているんですよ。

地域によっては「さかたや」や「第一食品」の「もも太郎」の方が馴染み深い方もいらっしゃいますね。



ついでに、懐かしいアイスの1つとして相方も挙げていたのが、
イチゴ味のアイスクリームの中にイチゴソースを入れたアイスバーの「ビバオール」です。

ボクは知らなかったのですが、新潟や東北の方にはメジャーアイスらしいですね。


「ビバオール」は1970年代から20年間、仙台の「しまかげ」という会社で生産され、
新潟県や東北の駄菓子屋で人気のアタリ付きのアイスだったそうなのですが、

「しまかげ」が1997年に倒産したことにより、幻のアイスとなってしまったそうなんです。

しかし、復活を願う熱烈なファンの多くの声に、新潟のセイヒョーが応え、
「しまかげ」の関係者の協力のもと、2004年に待望の再発売をしたそうなのですよ。


今や、ネットショップで気軽にその土地土地のご当地グルメを味わえますが、
やっぱり、新潟の暑い太陽の下で育ったモノは、新潟の太陽の下で味わって欲しい。

ぜひ、新潟にきてアイスを食べたくなったら、「もも太郎」、「金太郎」、「うらしま亀太郎」、
または「ビバオール」を探してみてくださいね。


ごちそうさまでしたぁ~♪