初めてのパリ | 馬の会長日記

馬の会長日記

「馬の会」の会長“のみ”の気まぐれ日記。
競馬はもちろん、前に住んでいた新潟のこと、
今住んでいる埼玉のこと、趣味の旅行に、
アルビレックス新潟、グルメなどなど
その時思ったことを気ままに更新してま~す。

ボンジュール♪


しばらく放置状態になってしまった過去の旅の記憶をたどる「過去旅ログ」。

相方の強い希望で2006年6月18日(日)~26日(月)に行ってきた
ヨーロッパ「新婚旅行」の記憶の旅をしていましたが、

「ドイツ」の西の街「メンヒェングラートバッハ」を拠点に、
おとぎ話に出てきそうな街「ハイデルベルク」を散策したり、

お隣の国「ベルギー」に行って「ブリュッセル」で美味しいものを食べたり、

さらには「2006 FIFAワールドカップ」ドイツ大会の「日本代表 vs ブラジル代表」を観戦したりと、

かなりいろんなことが目まぐるしく起こる4日間を「ドイツ」で過ごしました。


そして、書いているボクも忘れるほどですが、これは「新婚旅行」ですので、
すこしはそれらしくのんびりと優雅に過ごしたいと思い、
6/23(金)に「フランス」へ移動し「パリ」へとやってきましたぁ♪

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オペラ座の近くの小さなホテルにチェックインしたボクらは、さっそく夕暮れのパリ市内を散策でキ。

さすがパリ!

とっても都会ですが、立ち並ぶビルにも歴史と気品が感じられ、見るもの全てが絵になりますよ♪

逆にオシャレ過ぎて緊張しちゃいますけどねぇ・・・

でも、残念ながらこの頃ボクはデジカメを持っていなかったので、
ここに掲載する写真は相方のデジカメ、もしくはボクのデジカメで撮ったものでなんです。

さらにはブログ用とかで撮ったわけでは無いので、ほとんどボクら・・・
主にボクが写ってしまっている写真なのですよ。

せっかくの美しい絵をお見せしたいのに、ボクの顔が写っていたら台無しですからねぇ。
それをトリミングしてお送りいたしますが、もちろんその為ピントは合っていない上、
微妙な構図となっているお見苦しい写真も多々あることをご了承くださいませ。


さて、パリの中心部にある「コンコルド広場」を歩いていましたら、こんな光景を目にしました。

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黒人の女性2人が大きなリックサックを背負って、
小さなカメラを持ったスタッフみたいな人に囲まれて歩いています。

どうやら、バラエティ番組の撮影みたいな感じですねぇ。

電波少年みたいなヤツですかぁ?

何だか、それを見たらどの国もやっていることは同じなんだなぁ・・・と、急に親しみが持てましたよ。
でも、今考えるとフランスのテレビ局かどうかは分かりませんけどね。


ただ、この広場自体はとっても歴史的に重要な場所ということは有名ですよねぇ。

あの民衆が食料難に陥った時に『パンがなければお菓子を食べればいいじゃない』と
発言されたとするマリー・アントワネットや、夫のルイ16世の斬首刑が行われたところでもあり、

この大きな歴史の舞台に立っているかと思うと、なんとも感慨深いものがあります。


そしてここからセーヌ川沿いを歩いていくと、アルマ橋の近くにこのような場所がありました。

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1997年8月31日、追跡するパパラッチを振り切ろうとしてこの一般道を160km/h以上という速度で走行し、
このトンネル内の道路右側の壁に激突したという不慮の事故で亡くなってしまった「ダイアナ元妃」。

その悲しい歴史が刻まれてしまった、事故現場です。

ボクはこの事件がきっかけで「パパラッチ」という言葉を知った気がしますよ。

36歳という若さで逝ってしまった「ダイアナ元妃」を悲しむメッセージが、
この事故現場の上の欄干にたくさん落書きがされていました。

また、そこには「自由の炎」(The Flame of Liberty)という、アメリカからフランスに寄贈された
「自由の女神像」が持つたいまつと同じ意味のものがその事故前から建っているのですが、
今では「ダイアナ元妃」の追悼碑ということにもなり、多くの花棚が添えられていましたよ。

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優雅で華やかな街並は、これまで幾重にも積み重ねてきた歴史の重みがあるからこそ
深みがあるのかもしれないといきなり思ったパリの街。

今度はパリ市民の重要な足、地下鉄に乗って移動してみたいと思います。

パリ市内の地下鉄はと~っても簡単♪

「ドイツ」や「ベルギー」の電車で混乱しまくっていたボクらにとって、何も迷う要素などなりません・・・

だってパリ市内ではどこで乗り降りしても、料金は一律1.4ユーロなんですもん。

パリ市交通公団(RATP)が運営する「METRO」(メトロ)と
フランス国鉄の「RER」(エール・ウー・エール)の2種がありますが、
パリ市内では共通チケットになっているから安心です。

でも、頻繁に使うのはメトロかなぁ?

メトロは14路線あってそれぞれが色と番号がふってあるので、改札でもらえる路線図を見ながら楽に行けます。

ボクらは「アルマ=マルソー駅」から黄緑の9号線に乗り1駅、「フランクラン・D・ルーズヴェルト駅」で
パリ市民が一番利用する黄色の1号線に乗り換え、「ルーブル=リヴォリ駅」に到着~

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目的はもちろん、ここ「ルーブル美術館」!

と、言いたいところですが、もう日が暮れてきたので今回は外観の写真だけ・・・

ちなみに「ルーブル美術館」の開館時間は以下の通りです。

(月)(木)(土)(日)は9時~18時、(水)(金)は9時~21時45分。

毎週(火)と1/1、5/1、12/25は休館日となります。

そして「フランス革命記念日」の7/14と、毎月第1日曜日はなんと!常設展の見学が無料なんですよ。

って、行かないですけどね。

で、ボクはここに何しに来たかといいますと・・・

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やっぱり「パリグルメ」を食べないとね♪

「ルーブル美術館」から近いサンノトーレ通りをちょっと入った路地に
「ロストレア」というシーフードの美味しいお店があると知り合いに聞いてきました。

残念なことにファンも多かったこのお店は、もう今は無いらしいのですが・・・


「ドイツ」では比較的、肉料理ばっかりだったので、魚介が食べたい時季でしたぁ。

もう午後8時のせいかお客さんはまったくいなく、不安になったのですが、
この都会にあるのに、奥には楽しく飾られたバーコーナーも見られ、
まるで田舎のビストロみたいにとってもあたたかいいい雰囲気のお店です。

フランスの人は英語で話すと、聞いてくれないという噂を聞きましたが、
このお店のオジさんはとっても親切で注文もスムーズにいきました。

まずは、これまで「ドイツ」では散々ビールを飲んできましたが、
やっぱり「フランス」と言ったらワインでしょ!

そしてフランス料理の前菜の定番、♪でんでん虫虫「エスカルゴ」です。

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あれれれ? 注文して無いのにエビの塩茹でと、タニシみたいな小さな巻き貝も出てきたよ。

これって、お通しみたいなもんかなぁ?

「エスカルゴ」と「巻き貝」とでちょとカブってしまったけど、
さすが本場の「エスカルゴ」はふっくら柔らかくって美味しいぃ~♪

「白ワイン」との相性ぴったりです。


お店にはボクと相方の2人しかいなくて、まるで貸切りのよう。

これまで慌しい「新婚旅行」でしたが、なんだかやっと2人きりの時間をのんびり過ごせた気がします。

でも、それどころかお店のオジさんも度々お店からいなくなってしまうので、
リアルに2人きりの空間になってますよぉ。

時々ボクらの様子を見に帰ってきますが、いったいオジさんはドコに行っているんだろう?


どうやら、外の一部で盛り上がっている声がする辺りに出かけているみたいです・・・

そ、そうかぁ!?

いっけねぇぇ~! なんとタイミングの悪い時に来てしまった客なんだぁ。

街にも、お店にもほとんど人がいない原因がわかりましたよ。

この日は「2006 FIFAワールドカップ」ドイツ大会のグループ予選リーグの
最終戦「フランス代表 vs トーゴ代表」がある日じゃないですかぁ!

そしてその試合の真っ最中! オジさんはそれを見に行ってるんだぁ!

しかも、この予選で2戦引き分けが続いていて、この試合で勝たないと
予選敗退が決まってしまうという大事な試合じゃないですかぁ!

なんだかこんな時にスミマセン・・・
サッカーファンならその気持ち、よ~くわかりますよ。

でも、追加注文させてくださいね♪

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で、メイン料理!

ホントは「牡蠣のクリーム煮」が美味しいって聞いてきたのですが、
どうやら時季じゃないみたいでそれはありませんでした。

その代わりに何を食べていいものやらわからないので、
とりあえず同じクリームと書いてあった「ニシンのクリーム」っていうのをたのんで見ました。

ん~、これはメインで食べるものにしてはちょっと想像したのと違うもんでしたぁ~

冷たい酢漬けのニシンが丸ごと2匹に、酸っぱいサワークリームがかかったもので、
まるでマリネみたいな感じでしたよ。

初めて食べる珍しい味でしたが、食事というよりワインのツマミでしたねこりゃ。

また、ヨーロッパに来てかなり野菜不足気味だったので、
エビもぷりっぷりで、生野菜もたっぷり食べられた「エビのサラダ」はとってもうれしかったですよ♪


・・・こうして、店員さんの目も気にすることなく、の~んびり貸切りでパリでのディナーを楽しんだのですが、

試合が終わって帰ってきたオジさんの顔はニッコニコで誇らしげ。

ボクらが「どうでしたぁ?」って聞いてあげると、『「2-0」で勝ったよ♪ 余裕、余裕♪』ってな感じでした。

気分のいいオジさんは、ボクらのツーショット写真を快く何枚も撮ってくれましたよ。

今は無きお店「ロストレア」のオジさんの笑顔、ボクらにはこの夜の最高のご馳走になりました。


「セテボン」(美味しっかったぁ♪)

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裏路地に入ってしまったので、暗くなっしまった帰りはご機嫌に酔っ払った人がたくさんいて、
ちょっと怖かったけど、また地下鉄に乗って無事にホテルにたどり着くことが出来ました。

こうして、初めてのパリ1日目が終わりましたが、次の日はいよいよパリ市内観光をする予定です。

写真や絵画で見たあんな場所やこんな場所へと、明日も楽しみだなぁ♪


オ フヴォワーフ♪ 


・・・つづく。