グーテン ターク♪
過去の旅の記憶をたどる「過去旅ログ」第2弾は、
2006年6月18日(日)~26日(月)に行ってきたヨーロッパ「新婚旅行」の記憶の旅を書いております。
2006年6月18日(日)~26日(月)に行ってきたヨーロッパ「新婚旅行」の記憶の旅を書いております。
今まさに世界中が「2010 FIFAワールドカップ」南アフリカ大会で盛り上がる最中ですが、
それで記憶が薄れないうちに、ボクは4年前に行われた
「2006 FIFAワールドカップ」ドイツ大会に行った様子を記しています。
それで記憶が薄れないうちに、ボクは4年前に行われた
「2006 FIFAワールドカップ」ドイツ大会に行った様子を記しています。

スミマセン1大会前のことで・・・
この苦い経験があったからこそ、先日の日本代表の勝利があったってことで、
4年前を思い出す意味で読んでもらえたら幸いです。
4年前を思い出す意味で読んでもらえたら幸いです。
ボクがこの時見てきたのは、6/22に行われた「日本代表 vs ブラジル代表」。
後ろの席に久米宏さんの存在を感じながら、この最高のカードに立ち会うことができましたよ。

さ~て現地時間の21:00、いよいよ日本のキックオフではじまりました!
日本では早朝の5時くらいでしたね。
この段階で日本代表は「2戦1分1敗」の勝ち点1・得失点差-2。
同じグループ Fでは、ブラジル代表がすでに勝ち点6で予選リーグ突破が確定しています。
残る一席を、勝ち点3・失点差0の「オーストラリア代表」と、
勝ち点1・失点差-1「クロアチア代表」で奪い合いをしなければならず、
勝ち点1・失点差-1「クロアチア代表」で奪い合いをしなければならず、
「オーストラリア代表 vs クロアチア代表」は別会場で同時キックオフですが、
日本はとにかく勝たなければ、予選リーグ突破の可能性はなくなるのです。
日本はとにかく勝たなければ、予選リーグ突破の可能性はなくなるのです。
前回優勝国のブラジル代表が強いのは充分わかっています。
1つスキがあるとすれば、ブラジルにとってこの試合はほぼ消化試合。
そこに油断が生じれば・・・という情けない希望ですが、
せっかく「ドイツ」まで来たので、なんとしても日本代表のいいシーンを見たい!
せっかく「ドイツ」まで来たので、なんとしても日本代表のいいシーンを見たい!
・・・試合の内容は皆さんだいたいご存知かと思いますが、
立ち上がりからさすがブラジル、ロナウドのシュートから始まり、カカ、ロビーニョ、ジュニーニョなどが、
ロナウジーニョやシシーニョを起点に日本のゴールに怒涛の攻撃!
ロナウジーニョやシシーニョを起点に日本のゴールに怒涛の攻撃!
しかし、日本の守護神、川口がそれを許さずバシバシ、スーパーセーブで弾き出していました。
稲本から日本最初のシュートがありましたが、防戦一方でこのままではいつかやられてしまう~
日本のツートップ、巻&玉田、なんとかしてくれぇ~!
と、思っていた前半34分、稲本から三都主、そして前線の玉田につなぎ・・・
ゴーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーール!!!!
な、な、な、なんと! 信じられない! あのブラジルから先制点ですよぉ!
この今思うと瞬間が最高潮の時でした・・・
ここからさらに日本の動きが良くなった気がしたのですが、
それよりももっとこの1点で火が着いてしまったのはブラジルのほうでした。
それよりももっとこの1点で火が着いてしまったのはブラジルのほうでした。
そして、前半終了間際、左サイドのロナウジーニョからのクロスを
ファーサイドのシシーニョがヘッドで折り返し、ロナウドが頭であわせてゴール!
ファーサイドのシシーニョがヘッドで折り返し、ロナウドが頭であわせてゴール!
夢は儚く、12分で覚めることとなってしましました。

僅かな希望で前半を1-1で折り返しましたが、
後半8分、ジュニーニョの無回転の逆転ミドルシュートを皮切りに、ブラジルのショータイムの始まりです。
日本は、小笠原から中田浩二へと最初の交代をするも、
後半14分にはロナウジーニョから左サイドを駆け上がったジウベルトへスルーパス。
そしてそのままエリア内に持ち込んでシュートを右サイドネットにブラジルの3点目を叩き込みました。
そしてそのままエリア内に持ち込んでシュートを右サイドネットにブラジルの3点目を叩き込みました。
もう、この時は不本意ながらもブラジルのスーパープレイに魅せられていましたよ。
その直後に巻と高原を交代するも、すぐに高原は競り合いで負傷し、
ジーコジャパン最後の交代枠、大黒を投入。
ジーコジャパン最後の交代枠、大黒を投入。
ブラジル勢も後半26分から動き出し、カカをゼロベルトに、
ロナウジーニョをリカルジーニョに交代させました。
ロナウジーニョをリカルジーニョに交代させました。
完全に主力メンバーの温存ですよねぇ。
再三の川口のセーブも実にならず、とうとう後半36分、
中盤でパスカットしたフアンがドリブルで駆け上がりロナウドにパス。
ロナウドは前を向いて右足を振りぬき、ゴール右隅に突き刺さるトドメの4点目。
ロナウドは前を向いて右足を振りぬき、ゴール右隅に突き刺さるトドメの4点目。
これが、世界。
とてもじゃない、まだ同じピッチで戦える相手ではなかった・・・
1点とって「勝利」を夢見た自分が恥ずかしくなってきました。
さらに、ブラジルはジーダをロジェリオセーニへと、屈辱のゴールキーパーの交代をしてきましたよ。
3分のロスタイムが終わるまで、日本は果敢に攻めてましたが、
ホイッスルと共に、日本の「2006 FIFAワールドカップ」ドイツ大会が終了を告げました。
ホイッスルと共に、日本の「2006 FIFAワールドカップ」ドイツ大会が終了を告げました。

結果ジーコジャパンの最終戦は「4-1」です。
戦ったあとに日本からきたサポーターに挨拶をして回る選手たち。
みんな手を抜くことなく一生懸命やったと思います。
ただ、レベルが違い過ぎました。
ただ、レベルが違い過ぎました。
そんな選手をみんなが拍手で迎えます。
!?
ピッチを見ると誰かが倒れこんでいるのに気付きました。
久米宏さんも『あれ?誰だろう?』って言ってましたが、ボクが手持ちの双眼鏡で見て教えてあげましたよ。
「あれは、ヒデみたいですよ・・・」
その時、まさかこの試合がヒデこと中田英寿の現役最後の試合だとは思ってなく、
なんでサポーターに挨拶もしないで、寝転んでるんだろう!?
なんでサポーターに挨拶もしないで、寝転んでるんだろう!?
って、ちょっと怒りの雰囲気もあったんです。

これは、ボクが双眼鏡にカメラのレンズを押し当てて会場で撮った生のヒデです。
まさか、ヒデの中にそんな思いがあっただなんて・・・
帰りには、もう一度ピッチの間近までおりて、
浮かれたブラジルサポーターと一緒に写真を撮り合ったりしていました。
浮かれたブラジルサポーターと一緒に写真を撮り合ったりしていました。

そんな、なんだか複雑な心境の時にお土産として持って帰ろうと思っていたリユースカップが、
写真を撮っているスキに近くに置いておいたと思ったら、いつの間にか消えていたんです。
写真を撮っているスキに近くに置いておいたと思ったら、いつの間にか消えていたんです。
その一瞬の間に盗まれた!
周りを見渡すと、高校生ぐらいの青年が一人フラフラと歩いていました。
アイツだ!
ボクはその瞬間たまっていたフラストレーションが爆発!!
そいつがカップをもっていると確認せずに、つかみかかっていましたよ。
そして、日本語で「カップ返せよ!カップ! お前盗っただろう! カップ!!」と怒鳴りながらも、
そいつの手にはカバン以外何もないことを確認しました。
そいつの手にはカバン以外何もないことを確認しました。
おびえる青年・・・
あぁ、間違えたか? やっちまったかなぁ?
と思ったら、その青年はカバンからそっとカップを出したのです。
あ! あの一瞬の間にしっかりとカバンの中に入れていたのか!?
まだ飲みかけでもあったので、カバンの中はビショビショのはずじゃん。
そのリユースカップは再び売店に持っていくとお金に取り替えてくれるんですが、
そこまでして「1ユーロ」が欲しいのかよ?
そこまでして「1ユーロ」が欲しいのかよ?

でも、カップを取り返せてよかったぁ~・・・今思うと取り返しのつかないことになってたかも。
まだ、間違いならいいけど、青年がカバンからカップじゃなくて、
ナイフを出していたらどうなっていたんだろう?
ナイフを出していたらどうなっていたんだろう?
ふ~・・・後から考えると恐ろしいことをしてしまったなぁ・・・

その後、会場からすこしはなれた駐車場からバスに乗り、
深夜0時頃、再びホテルのある「メンヒェングラートバッハ」のホテルに帰ってきました。
深夜0時頃、再びホテルのある「メンヒェングラートバッハ」のホテルに帰ってきました。
こうして、この「新婚旅行」の最大イベントが幕を閉じましたよ。
勝負には負けましたが、この世界が注目する舞台をライブで体感でき、
この日本サッカー界の歴史に立ち会えたことは、一生消えることの無い思い出になりました。
この日本サッカー界の歴史に立ち会えたことは、一生消えることの無い思い出になりました。
この「2010 FIFAワールドカップ」南アフリカ大会で盛り上がってる時季に、
4年も前のことを振り返るなんて、なんだかかなり昔なことに感じますよねぇ。
4年も前のことを振り返るなんて、なんだかかなり昔なことに感じますよねぇ。

でも、4年前のこの出来事があったからこそ、次の大会での勝利があったのではないでしょうか。
日本代表は苦い経験をしながらも、それを活かし一歩一歩着実に前に進んでいる。
そんな気がボクはします。
さて、4日間を過ごした「ドイツ」ですが、とうとう次の日はお別れの時がやってきます。
その様子は次回で。
それでは、チュ~ス♪
・・・つづく。