春到来、雪国の桜 | 馬の会長日記

馬の会長日記

「馬の会」の会長“のみ”の気まぐれ日記。
競馬はもちろん、前に住んでいた新潟のこと、
今住んでいる埼玉のこと、趣味の旅行に、
アルビレックス新潟、グルメなどなど
その時思ったことを気ままに更新してま~す。

ここは雪国、新潟。

2010年4月18日、朝から雨が降ったりやんだりで、陽の光がようやく差し込んできた日曜日の午後。

2月5日の記録的な大雪から64日経って厳しい冬を越え、
ついに春の訪れを感じるようになってきました。


そう、新潟市の桜の開花宣言から1週間、いよいよ市内の桜はこの週末に見ごろを迎えたんです♪

もちろんボクもこの春の訪れに、いてもたってもいられなくなり
この新潟市の中心街、中央区の色々な桜を見に出かけました。

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今回はボクの見てきたたくさんの新潟の春の絵をお届けします。

美しい風景にボクの語りなんてほとんどいらないとは思いますので、画像中心の記事になっています。

ケータイでは見にくいと思いますので、ぜひパソコンでご覧になってくださいね。

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まずボクが出かけたのは新潟市の中心街にあり、初詣でもたいへん賑わう「白山神社」です。

その隣接する「白山公園」は「日本の都市公園100選」にも選ばれていて、
春の桜はもちろん、青葉や蓮が鮮やかな夏、紅葉が萌える秋、全てが白く染まる冬と、
四季折々の様々な表情を見せてくれます。

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雨の降る午前中から賑わっていたのでしょうか?
もうすでに、顔がほんのりと桜色に染まっている方々がたくさんいます。

新潟の冬は暗く長いだけに、この眩しい色彩を誰もが待ち望んでいましたね。

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またこの日は「白山神社春まつり」と重なり、境内にはたくさんの露店が立ち並んでいました。

もちろんボクも新潟市のお祭りの定番、名物「ポッポ焼き」をかじりながらこの雰囲気を堪能しましたよ♪

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本殿の前では、江戸神輿連合みこし宮入りがありました。

威勢のいい掛け声が響き渡ります・・・

全ての音を吸収してしまう雪の姿はもうここにはありません。

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「白山神社」から空中庭園を経由して新潟市民芸術文化会館「りゅーとぴあ」方面に向かうと、
趣のある英国風のお屋敷の裏手に出ます。

これは国の重要文化財に指定されている旧新潟県県議会議事堂、現在の「新潟県政記念館」です。

そんな歴史の感じる建築物と、近代的な「りゅーとぴあ」の間を通っていくと、
新潟市の中央を横切る信濃川に出られます。

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この信濃川沿いの「やすらぎ堤」も約1000本の桜が咲き揃う名所となっていて、
たくさんの人々やワンちゃんたちが散歩に出ていました。

こここそ真冬は雪風も強く、立っていることさえ困難な場所だったりしますので、
人が出ているだけで春を感じますよ♪


こちら河口に向かっての左手側の左岸では、「にいがた春咲きフェスタ 2010」と題して、
夜にはぼんぼりが点灯され、美しい信濃川の夜景と夜桜が楽しめるんです。

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残念ながら春を告げるもう一つの花、チューリップとのコラボーレーションはまだ早かったみたいですが、

桜が終わってからもゴールデンウィークまで、たくさんの新潟の県花チューリップが、
この信濃川を鮮やかに縁取ってくれますね。

ちなみに新潟県はチューリップの切り花の生産量は日本一を誇ります。

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この体育座りをしている方はこの冬、この木が吹雪で倒れないようにずっと守ってきた方です・・・

だかどうだかはわかりませんが、昨年の12月28日をもって終了した「水と土の芸術祭 2009」の作品の1つで、
ジャウメ・プレンサ作、「THE HEART OF TREES」という作品です。

様々な文字で『樹は像と共に育つ』と身体中に書いてあるらしいですよ。

「水と土の芸術祭」、いずれレポートしようと思っていたのに終わってしまいましたね。

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今度は信濃川右岸に渡りました。

こちらフジテレビ系列のテレビ局、NSTの社屋前ではたくさんの鯉のぼりが泳いでいます。

これは各ご家庭に眠っている鯉のぼりを寄付してもらって、
再び大空で気持ちよく泳いでもらおうという企画で、

毎年のゴールデンウィークに行われるNST「信濃川感謝祭 やすらぎ堤川まつり」の
象徴的な存在になっています。

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鯉のぼりと桜のコラボレーションが、また春のあたたかさを増徴させてきれますね♪

こちら、右岸の桜はまだつぼみがあって咲ききっていないのに、もう葉が出てきていましたよ。
なぜか、毎年こっちがわの桜は早く咲いて早く散っていくんです・・・

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奥に見えるのは新潟市の象徴的存在、国の重要文化財の「萬代橋」です。

この夕陽に照らされる桜と「萬代橋」とのコラボも新潟ならではの風景ですね。


さて、陽も傾いてきましたが、次に向かったのは新潟市中央区の南にある「鳥屋野潟」です。

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ここ「鳥屋野潟」には白鳥なども飛来してくるのですが、
その姿を見なくなるとまた別の賑わいがやってくるのです。

湖畔には「やすらぎ堤」よりも樹齢のある太い桜が2000本も並んでいて、この風景は圧巻なのですが、
ひとつ残念なのはお花見をするスペースがほとんど無いことです。

皆さん、車をゆっくりと走らせて車窓から眺めるか、道路わきに一時停車して写真を撮ったりしていました。

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ボクも、いつも熱戦が繰り広げられる?向う岸の「東北電力ビッグスワン」と
桜の花をコラボレーションしてみましたよ♪

いったい、アルビレックス新潟の開花宣言はいつになるのでしょうか?


ここも夜には約350個のぼんぼりがともり、とっても幻想的になるそうです。

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もう暗くなってきましたが、「鳥屋野潟」の向う岸にある「鳥屋野潟公園」にも行ってみました。

こちらもさすがに公園っていうだけあって、やっぱり盛り上がっていますねぇ。

やっぱり新潟の場合は、『花よりだんご』というよりも『花より日本酒』ってところじゃないでしょうか?

でも、陽が暮れるとやっぱりまだ寒いですねぇ。

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向こうに見えるのは新潟市街地です。

これまで、鉛色の空に真っ白な地面でモノトーンの世界だった雪国新潟もやっと色づきはじめてきました。

正直言って、埼玉に住んでいた頃はここまで桜の開花がうれしいと思った事はありませんでしたよ。

やっぱりキビしい冬を越えると、この鮮やかさはひとしおですね。


以上、2010年4月18日午後、新潟市の桜でした。