新潟県のラーメンは大きく分けて4つの味に分類されると言います。
「長岡醤油生姜系」、「燕三条背脂チャッチャ系」、「巻町割りスープ味噌系」
そして、「新潟アッサリ醤油」なのです。
そして、「新潟アッサリ醤油」なのです。
呼び方はまちまちですが、その4つの勢力の1つ「新潟アッサリ醤油」の一角として大変評判が高い、
新潟の昔ながらの煮干だし醤油系の味をまもりつづけている老舗店、
新潟の昔ながらの煮干だし醤油系の味をまもりつづけている老舗店、
新潟市の紫竹にある「中華の来味」を一度は訪問してみないといけないと思い、ボクは車を走らせました!
狙うはセットじゃなきゃ食べることができないと言う、
幻のチーハンもスゴイ評判の「チャーハンセット」だけを頭に描いていきました!
幻のチーハンもスゴイ評判の「チャーハンセット」だけを頭に描いていきました!
で、いざ店の前に到着してみると・・・あ、あれぇ?
ズコーーーーーーーーーーーーーーーッ!
なんと! 都合により、臨時休業。
ん~ツいてない。
車で20分と言えどももう、身体は「来味っ腹」になってしまいましたよ~
もう引下れません!
ってことで、実はさらにそこから5分ほど走ったところに、
「中華の来味」の2号店、「麺や来味」が存在することをボクは知っていました。
「中華の来味」の2号店、「麺や来味」が存在することをボクは知っていました。

本当は本店の味を食べてから2号店に行きたかったのですが、
切り替えて今回はこの2号店の味を堪能することにします♪
切り替えて今回はこの2号店の味を堪能することにします♪
お隣の「もくばカラオケバイキング」もとっても気になると思いますが、
今回は右側の「麺や来味」の入口を入りますよ~
今回は右側の「麺や来味」の入口を入りますよ~
さっそく中に入ると入り口のレジの前には本店「麺や来味」の
お持ち帰り用ラーメンや、カップラーメンがおいてありました。
お持ち帰り用ラーメンや、カップラーメンがおいてありました。
これらはふるさと村や高速道路のサービスエリアの売店などでも見かけますので、
簡易的な本店の味なら、手に入りますね。
簡易的な本店の味なら、手に入りますね。

内装はちょっとした喫茶店かのような落ち着きのある木のつくりで、
流れるBGMもラーメン屋っぽくないジャズ♪
流れるBGMもラーメン屋っぽくないジャズ♪
カウンター、テーブル、小上がり席があり、わりとゆったりと過ごせますね。
また、噂によると混雑する時間帯は待ち時間が長いらしく、待つ人のためのスペースやイスもありました。

壁にはこんなポスターも・・・
田村正和が「麦とホップ」で間違いない!と言っているのですが、隣にいるのは誰?
実は、ここ「麺や来味」の店長じゃないっすかぁ!
麺や来味でも「麦とホップ」。 間違いないそうです・・・

さてさっそく注文ですが、ここは本店と違い、たくさんのメニューがありました。
種類は醤油、塩、味噌、ちゃっちゃ、つけ麺を基本としているみたいですが、
その他、常に研究を重ねていろいろな味を追求したり、季節限定の旬の素材を使ったものや、
ラジオ局や雑誌などとのコラボレーション企画などなど、選ぶにも迷ってしまいますよ。
その他、常に研究を重ねていろいろな味を追求したり、季節限定の旬の素材を使ったものや、
ラジオ局や雑誌などとのコラボレーション企画などなど、選ぶにも迷ってしまいますよ。

頑固一徹に昔からの味を守ってきた本店に対し、この2号店はまるで「ラーメン研究所」。
埼玉県、武蔵浦和駅前ラーメンアカデミーのテーマパークに参加した後に
この2号店を出店したということだそうですが、
この2号店を出店したということだそうですが、
それに影響を受けてか?本店の伝統味を守る一方、
店長のラーメンに対する探究心からつくられたお店がこの2号店「麺や来味」なのかもしれませんね。
店長のラーメンに対する探究心からつくられたお店がこの2号店「麺や来味」なのかもしれませんね。

でももしかしたら、噂できいた回転率の悪さはこのメニューの多さにあるのかもしれませんね。
まあ、ボクの行った時間帯はちょっとお昼時から過ぎていたので大丈夫でしたけど。

この日の研究の成果として出ていたイレギュラーメニューは「油そば」と「野菜みそらぁ麺」がありましたが、
よく研究の題材としてあげられているのが、「塩らぁ麺」だそうで、
モンゴル岩塩を使ったり、時には笹川流れで店長自ら塩を取っているというこだわりぶりだそうなんです。
モンゴル岩塩を使ったり、時には笹川流れで店長自ら塩を取っているというこだわりぶりだそうなんです。
相方はこの限定塩らぁ麺「香味とん塩らぁ麺」(630円)を頼みました。

ちょっとスープをもらいましたが、とんこつ風味なのにさっぱり爽やか。
煮干しの風味も効いているかなぁ。
煮干しの風味も効いているかなぁ。
新潟県北のミネラルタップリの海水塩「笹川流れの塩」を使っているそうです。
『とんこつは臭いし、コッテリだし苦手~』という方には新しいタイプのとんこつスープでした。
臭いとんこつ好きのボクにはちょっともの足りなかった感じでしたが、女性にはいいかもしれませんね。

そして、ボクがたのんだのが「味玉醤油らーめん」(780円)
やっぱり本店が、「新潟アッサリ醤油」の味を守っているというので、
基本をおさえておきたかったんですよねぇ。
基本をおさえておきたかったんですよねぇ。
それに、味玉をつけちゃいましたぁ♪
スープはこれぞ新潟の醤油という感じで、煮干やカツオなどの和風だしを
9種類使っているという濃厚なコクと旨みで上品な風味が飛び込んできます。
9種類使っているという濃厚なコクと旨みで上品な風味が飛び込んできます。
そして豚骨や鶏がらなどの動物系とのダブルスープが奥行きを感じさせる、無化調スープだそうです。

また、コシのあるほぼストレートの中細麺にエビの香味油がよく絡みますが、
そのスープに虜になってしまったせいなのか、若干麺に対してスープの量が少なかった気がします。
そのスープに虜になってしまったせいなのか、若干麺に対してスープの量が少なかった気がします。
自然光が入ってきて、とっても写真がキレイに撮れている気がしたので、
思わずたくさん撮ってしまいましたぁ。
思わずたくさん撮ってしまいましたぁ。

さらに注目のチャーシューはちょうどいい厚さで、柔らかくトロットロ♪
味付けはスープを邪魔しない程度の薄味です。
味付けはスープを邪魔しない程度の薄味です。
その他のトッピングは太くて短いメンマが食感はやわらかめで噛むと味が染み出てきます。

あとは水菜、海苔、きざみネギがありましたが、珍しいのはこのお麩がです。
魚介系のアッサリ和風ダシを充分に染み込ませたこの丸麩は、
このスープを最後に口の中に余さず含むために、店長が仕込んだサプライズかの様でした。
そして、最後に絶対オススメなのがこの「味玉」!

写真を見ていただくだけでもおわかりになると思いますが、どうです?
この黄身のトロットロ感♪
外の白身はしっかりとゆで卵状になっているのに、中だけは半熟。
どうやればこんなの作れるのぉ???
これは、追加トッピング(100円)しででも「味玉」を追加することをオススメしますよぉ!
どのメニューも非常に丁寧に作られている感じがして、
ホント店長はラーメンが好きなんだなぁというのが伝わってきますよ。
ホント店長はラーメンが好きなんだなぁというのが伝わってきますよ。
それ故にあまり商売上手ではなさそうで、回転率が悪いのかもしれません。
このこだわりの味を楽しむには時間をずらして行ったほうがいいかもしれませんね。
このこだわりの味を楽しむには時間をずらして行ったほうがいいかもしれませんね。
老舗の伝統から一つ枠を飛び越え、ラーメンの可能性を追求する店長の探究心が感じられるお店「麺や来味」。
ごちそうさまでしたぁ~♪
麺や来味 新潟県新潟市東区大形本町5-6-6 電話:025-272-4198 営業:11時~15時、17時半~21時 定休日:年中無休(昔は火曜日が定休日でした)