アンハッピータン | 馬の会長日記

馬の会長日記

「馬の会」の会長“のみ”の気まぐれ日記。
競馬はもちろん、前に住んでいた新潟のこと、
今住んでいる埼玉のこと、趣味の旅行に、
アルビレックス新潟、グルメなどなど
その時思ったことを気ままに更新してま~す。

先日、ブログのお友達が「ピータン」の記事をアップさせていたので、

ボクも「食べた~い!」ってなって、すぐ近くの「カルディ」に買いに行きました。


・・・って、また食べ物記事です。

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最近ボクのブログ「食べログ」になっちゃってますよねぇ。

・・・『特に、テーマを持たず、気付いたことや今考えていることを、気ままに書いていきます。』

と言っているブログなのですが、ボクってもしかして食べ物の事ばかり考えているのかなぁ?


そして今回は「ピータン」って、ボクの中に今、無意識に「中華ブーム」がきたりしてませんか?

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これまで、「ピータン」は何度か食べたことあって、
そのクセのある見た目や食感、香りは以前から好きだったのです。

きっと、これがキライな方も多いかと思いますが・・・

でも、「ピータン」は殻からむいて時間が経つと風味が損なわれるらしいのですが、
ボクが今まで食べたことがあった「ピータン」はもうすでに殻からむいてあるものだけったんですよ。

そこで殻つきの「ピータン」が「カルディ」で買えると言うので、
初めてチャレンジしてみたくなったのです!

皆さんも「カルディ」お好きでしょ?

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ピータンはアヒルの卵を石灰と塩、炭酸ナトリウム、お茶、泥などをこね合わせたもので包み、
さらに籾殻を塗って、強いアルカリ性の状態で密閉熟成させて作るのです。

まずは、この外側の粘土をぬるま湯でふやかします。

この粘土をよく洗わないと、口に入ってしまったときに
炭酸ナトリウムが、舌やノドを痺れさせてしまうそうなので、

ちょっと硬かったけどステンレスたわしでゴシゴシ洗いました。


すると、なんてことでしょう♪

匠の技によって磨かれたアヒルの卵は、まるで産まれたて様に光っています。

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いや、僕のステンたわし技なんですけどね・・・


さらに、卵の底を軽く優しく割り、白身の部分と初のご対め~ん♪

まるで、カリメロの様な黒い顔が覗かせました・・・


・・・って、クセッ!!

なんだこりゃあ! めちゃめちゃ臭いぞぅ!

鼻がまがりそうな、強烈なアンモニア臭!

『剥きたてのピータンでないと、香りが損なわれる』ってこういうこと?

こりゃあ、想像以上だ!

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でも、切ったときに真っ黒い卵の表面に白く結晶のような模様がついていたのですが、

実はこれはアミノ酸の結晶による松の枝のような紋様がつくことから、
「松花蛋」と呼ぶ高級品の証でもあるらしいのです。


さすがにこの状態でいきなりは食べられないので、生姜を切ってそえて、
20分ほど空気にさらし、臭いがまろやかになるまで待ってから食べましたよ。

独特な香りと、黒いゼラチン状の食感、半熟のようなトロッとした黄身の部分も
なかなか絶妙で美味しかったです。

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しかし! これで終われば「ハッピータン」だったんですけどね。
この記事を書くためにちょっと「ピータン」のことを色々調べてみたんですよ。

例えばピータンの始まりですが・・・
記録によると、中国の明代初期にアヒルの卵を灰の中に埋めて忘れてしまい、
二ヵ月後に発見された卵が熟成していたことから偶然できたとされています。


ここまでは良かったのですが・・・

実は昨年の夏、本場中国でこの「伝統的製法で作られたピータンは危険な食べ物である」
ということが報道されていたらしいのですよ。

それは、ピータンは古来の製造過程で蛋白の凝固を促進するために「黄丹粉」という
一酸化鉛の化合物を使用するため、「鉛に汚染」されるというらしいのです。

で、中国では、ピータンを食べたために「鉛中毒」になる人が出て問題になっているそうなのですよ。


って、食べちゃったよ~、相方とボクで1個ずつ~!


そのため中国では「黄丹粉」を使用しない「無鉛ピータン」というのも出ているそうなのですが、
また別の鉛化合物が使用される可能性もあるというので、
今、中国では「ピータンを食べないように」しているという記事を見つけちゃったんです。

さすがに中国の方もこの報道によって初めて「ピータンに鉛が含まれている」って事を
知って驚いていたそうですが・・・



鉛が人体に及ぼす悪影響を調べてみたらこう書かれていました・・・

長期間鉛の多い食べ物を食べた場合なのですが、
慢性的に食欲不振、体重減少に悩まされたりする上、気分も悪くなるそうです。

また、重度の鉛中毒になると中枢神経系に影響が出て、
そのため血圧が上がったり、脳溢血になりやすくなったり、癌の原因にもなりうる。

また男性の生殖能力の低下、女性の流産、早産や死産の確立を高める。

さらに子供の場合は注意力が散漫になり、記憶力や学力が落ちる。
ひどい場合は、子供の体や知能の正常な発達が妨げられる・・・


ガビ~~~~ン!!

そ、そんなぁ・・・

1個しか食べてないけど、大丈夫かなぁ?

中国産だったけど、ドコにも「無鉛」とは書かれてないし。

ま、まさか、そんな報道があったのに日本で売ってないよねぇ・・・

いちおう、ちゃんと色々と審査基準をクリアして日本に入ってきたということなので、大丈夫だよねぇ?

ダメ、って言われても食べちゃったんですけどね。

皆さんは、確実に無鉛の「ピータン」を選んで食べてくださいね。



ご、ご、ごちそうさまでした・・・