故郷を訪ねて燦然と | 馬の会長日記

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「馬の会」の会長“のみ”の気まぐれ日記。
競馬はもちろん、前に住んでいた新潟のこと、
今住んでいる埼玉のこと、趣味の旅行に、
アルビレックス新潟、グルメなどなど
その時思ったことを気ままに更新してま~す。

先日、全27回に渡って4月に行った「イタリア旅行記」を無事書き終えたのですが、

『あれっ? 何かが足りない・・・』

とお思いの方もいらっしゃったかと思います。

そうです! イタリアはボクの愛車「アルファロメオ159」の生まれた地。

今回の「アルファロメオ 奮闘記 第8章」はイタリアで出会った「アルファロメオ159」のご紹介をはじめ、
イタリアの車について気になったことをご報告します。

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まずこれは、「フィレンツェ」のドゥオーモの前で出会った、ボクと同じシルバーの159です。

乗っているオヤジもチョイ悪風で絵になりますよねぇ。

今回のイタリア旅行は「ローマ」から始まり「フィレンツェ」「ヴェネツィア」
「ミラノ」と北上して行ったのですが、

「ミラノ」出身の「アルファロメオ」はイタリアの南の方ではほとんど見ませんでした。


いないこともなかったのですが、「ローマ」で見てちゃんと写真を取れたのは
「バチカン市国」周辺に停まっていたこの「POLIZIA」と書いた水色の車。

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要するにパトカーです。

「ん~、こんなパトカーなら捕まって乗ってもいいかもぉ」

・・・なんてバカなことを思っていますが、「ローマ」の夜はしきりにこのパトカーの
サイレンが「ファオファオォ~ファオファオォ~」と鳴り響き、治安の悪さを物語っていました。

この色のパトカーは他の車種、特にフィアットも多く見ましたよ。



でも、やっぱり「ローマ」や「フィレンツェ」よりも、圧倒的に「ミラノ」では出会う率が高かったです。

当然、自転車すら走れない「ヴェネツィア」で見る訳はないのですが・・・

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「ミラノ」市内で「トラム」の線路の横を走る「アルファロメオ」。

やっぱりこの風景が一番この車に似合っているのかもしれませんね。

「アルファロメオ」のカラーって「アルファ・レッド」とか呼ばれ、赤のイメージが強いのですが、
本国イタリアでは赤のアルファロメオはまったく出会えませんでした。

とにかく、このワゴンのように黒が多いのにビックリしましたよぉ!

あと、車種では断然5ドアの「147」(ツリ目のほう)が多かったですね。

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こちらは雨の「ヴィットーリオ・エマヌエーレ2世ガッレリア」脇を
パトロールしている「159」のパトカーです。

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また「セリエA観戦」で訪れた「サン・シーロ」(ジュゼッペ・メアッツァ・スタジオ)と、
そこを走るグレーのスポーツワゴン。

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さらに同じく「サン・シーロ」で見た白地にグリーンのラインは「LOCAL POLIZIA」(地方警察)です。

イタリアは日本みたいに国直轄の1つだけの警察ではなくて、
政府直轄の警察もいくつかありますが、それ以外の地域管轄の警察っていうのもいるみたいです。

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ホント「ミラノ」はアルファロメオだらけで、この地方警察のパトカーもこんなに見放題です。


あと、見たパトカーの中で一番「カッコイイなぁ♪」って思ったのは
この黒に赤のラインの「CARABINIERI」(カラビニエリ)と書いた「159」です。

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この「ウルトラ警備隊」みたいな装飾と、
モダンな「トラム」のオレンジ色がミスマッチでいいでしょ?

「カラビニエリ」とは政府直属の警察で、
国防省に属して重大事件などを任務する「イタリアの国家憲兵」です。

だから、これだけ重厚なイメージがあるんでしょうね。

ちなみに「POLIZIA」と書かれた水色や白のパトカーに乗った警察は、
主に軽犯罪や交通事案などの治安維持に努めるのがお仕事です。


これでイタリアで見た「159」特集は終わりますが、
現地に行ってみて驚きだったのが「あんまりアルファロメオは走っていない!」ってことでした。

やっぱり同じイタリア生産のフィアット車はよく見ました。

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あとは、ドイツ車、フランス車・・・日本車もたまに見かけましたが、
圧倒的に目立ったのはこの写真の中心の初代「フォード・フォーカス」です。

・・・実はこの車は相方が乗っているのと同じです。

まさか、ボクの愛車が見られると思ったら、相方の車の方が本国で人気だったとは・・・


まぁ、それも驚きではありましたが、もう一つ驚いたのが路上駐車がお盛んなことですよ。

「ローマ」や「ミラノ」じゃ道路の両脇が「縦列駐車」で埋まっているのはあたりまえ、
しかも、どうやって停めて?どうやって出るんだろう?と思っちゃうこの隙間。

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「カリオストロの城」で有名な二代目の「フィアット 500」(チンクェチェント)も
もうこれ以上は詰められない「ルパンIII世」も驚きの縦列テクニック!

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あげくの果てには隙間が無けりゃ、満員電車の座席にお尻から入り込むオバさまの様なこの強引さ・・・

もしかしたら「アルファロメオ159」はそういう「縦列駐車社会」には少し大きいのかもしれませんね。

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写真の様なクラシックなオート三輪もよく見ることが出来たのですが、
街乗りではコレくらいコンパクトで小回りが利く車のほうが実用的かもですね。

クラシックな・・・といえばこんな「アルファロメオ」も「ヴェネツィア」から
「ミラノ」へ向かう高速道路で出会いましたぁ。

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「アルファロメオ ジュリア 1300TI」だと思います。

ボクが生まれるよりもずっと前から走っていたんですね。

ちょっと感動です。


あ、あとイタ車と言えば皆さんやっぱり最初に思い浮かべるのは「フェラーリ」でしょう!

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見ましたよ「ミラノ」で。

でも、1週間いた本場イタリアで見た「フェラーリ」はこれともう1台ぐらいでした。

これならよっぽど六本木の夜のほうが「フェラーリ」に出会えそうですよ。



イタリアでボクが出会ってきた車の感想は・・・

イタリアを走っている車にイタ車は少なく、ボディーが汚れていても、凹んでいてもあまり気にしない、
そして、縦列駐車のテクニックはハンパじゃない!

それでもイタリアの街並を走るイタリア車は、やっぱり燦然と輝いていました♪




アルファロメオ 奮闘記 第8章「故郷を訪ねて燦然と」。