イタリア旅行記XXV「cinqueミラノ」 | 馬の会長日記

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ボンジョルノォ~♪

イタリア旅行最終日の7日目、4/20(月)は雨の「ミラノ」を散策しています。

イタリアでの滞在時間はあと9時間、集合時間まで6時間という残り少ない時を満喫しようと思います。

散策と言えども「ミラノ」市内は結構広く、歩いているとこんな魅力的なものを見つけてしまいました。

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レンタル自転車です。

オレンジに統一され、ミラノの十字のエンブレムもついてカッコイイですよねぇ♪
さすがファッションの街「ミラノ」です。

でも、利用方法がちょっと面倒っぽい・・・

まずは、トラムや地下鉄、バスを運営する「ATMオフィス」に行き、
身分証明証を提示して25ユーロ払えば1年間有効の登録カードがもらえるそうで、

そのカードを自転車が停まっているところにある機械に差して1時間1ユーロで乗れるそうです。

排気ガスや渋滞の無いぶん、地元の方で買い物にきた時や、時間のある観光客にはいいかもしれませんねぇ。

時間があって雨が降っていなければチャレンジしたかった所ですが、
ミラノ市街は石畳やトラムの線路があるので、はまってズッコケないようにしなきゃですね。



で、とりあえずの目的地はレオナルド・ダ・ヴィンチの「最後の晩餐」がある
「サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会」を目指して歩いてます。

そこまでの道のりも、ブランドショップなどが建ち並ぶとてもステキな町並みだったのですが、
雨が降っていたのと、昨日のサッカーでボクの愛用のカメラは壊れてしまっていたので、
写真を撮るのを忘れていました。

そして、途中で得意の「迷子」になった気がしたので、
道行く現地の優しそうなおば様に教会の場所を尋ねましたが、

「サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会」が長い名前のうえに、発音が難しくて、まったく伝わりませんでした。

結局、ガイドブックの「最後の晩餐」の写真を見せたら通じ、
『今日はお休みよ』みたいなことを言われたのですが、道はあってましたよ。

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で、こちらが「サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会」です。

この日は月曜日でお休みなので中には入れなかったのですが、
修道院の壁には「最後の晩餐」が描かれていて、
普段は予約無しでは見られないくらい行列が出来ているそうです。

でも、この教会自体が世界遺産に登録されているので、外観だけでも観ておきました。

ホントはここから運河に沿って古い町並みがつづく「ナヴィリオ地区」を目指そうと思ったのですが、

かなりの雨で、靴も濡れてきたので最寄の駅「カドルナ駅」から地下鉄に乗って戻ることにしました。

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ボクは地下鉄っていうのもその国の地元の人の生活が見えて、好きなんですよねぇ♪

自動券売機の液晶画面は各国の言葉にチェンジが出来たので、キップもスムーズに買えました。

ま、英語はボクの相方が得意なもんで・・・

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つり革も網棚も無い、社内の広告も日本とは違う、この混沌としたダークな未来感が地下鉄の魅力ですねぇ♪

結局「ドゥオーモ駅」で降りて「ヴィットーリオ・エマヌエーレ2世ガッレリア」に戻ってきましたぁ。

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集合時間まであと4時間、まだお昼ごはんも食べていなかったので「ドゥオーモ」から
「ヴィットーリオ・エマヌエーレ2世ガッレリア」の入り口の右手側の2階にある、
セルフサービスのイタリアンレストラン「Ciao」(チャオ)に行きました。

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ここも「ドゥオーモ」を眺めながら食事ができる景観のいいとろ。

午前中の出来なかったお茶のリベンジができました。

ここのシステムは学食形式です。

まずおトレイをとって、自分の食べたいものがあるコーナーに行き、
指をさして「ペルファボ~レ」(これくださ~い)って言えば作ってくれたり、盛ってくれたりします。

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あとはレジに行ってお金を払ってから、好きな席に座りましょう。



食べたのは、これまでナゼかまだ食べてなかった「ペンネ」。

イタリア北部のピッツアは生地がパンの様にフカフカ、「マルゲリータ・ピッツア」。

山盛りの「生ハム」と「豆のリゾット」や「豆のサラダ」。

その場で切ってくれた「ローストビーフ」。

そして、喉が渇いていたのでキンキンに冷えた「白ワイン」。

昨夜の豪華ディナーで食べるはずだった、「パンナコッタ」みたいなドルチェ。

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棚には、勝手に使っていい塩やこしょう、バスサミコ酢にオリーブオイルなど。

今日は夕食が特に用意されていなかったので、昼夕食込みでたくさん食べちゃいましたぁ。


満腹になったら集合まであと3時間。

なるべくホテルの付近に戻ろうと、もう一度トラムに乗り込みます。

イタリアの車は右側通行なので、行きとは逆を向いて道路の右側から乗ればいいはずだし、
行きで要領もわかっているはずなのに、やっぱりちょっとドキドキドキ・・・

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それは、このトラムは自己での打刻方式というシステムから、
昔から地元の人の無賃乗車が多くて、抜き打ちでかなり厳しく係の人がチェックに来るらしいのです。

時には観光客が要領もわからず乗り、よく捕まっているそうなんです。

もちろん、捕まったら高額の罰金ですよ。

そんなシステムを変えたほうがいい気もしますが・・・

でも、どうやら雨の日は係の人も面倒なのであまりチェックに来ないそうです。

さすが、そういうところがイタリアって感じですけど。

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で、着いたのは昨夜も来た「ミラノ中央駅」です。

ボクらのイタリアでの最後の観光はこの「世界で一番美しい」と言われる駅で最後となります。

ここにもスーパーがあってお店の中には入れたのですが、
店員もいるし生鮮も売っていたけど、場所によってはネットがかかっていたり、
行き止まりだったり、ダンボールが積み重なったりと、

この日が定休日だったのか? それとも改修工事で閉店してしまうのか?
よくわからない状態のスーパーでした・・・。

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駅の中に入ると「ここは何の神殿ですかぁ?」って聞いちゃいたくなるほどの大きな空間ですね。

昨夜とは打って変って人が忙しそうに行きかっています。


そして、さらにホームに入るとこれまた夜に劣らない美しさ・・・

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まるで、森の中の泉に集まる大きな動物たちを、木漏れ日が照らしているかの風景。

ここは相方が好きな映画「冷静と情熱のあいだ」で最後のシーンで出てきた舞台です。

主人公の順正(竹野内豊)がフィレンツェから恋人のあおい(ケリー・チャン)を追いかけて再会する、

この映画のファンにとっては、フィレンツェの「ドゥオーモ」につづき特別な場所なのです。

その光景にゆっくり浸りながら、この旅でまだチャレンジしていないことをやってみました・・・



初日、「ローマ」の空港の自販機で水を買おうと思ったら添乗員さんに止められて、
『3回に1回は何も出てこず、お金を吸い取られちゃうからやめときな』って言われた件、覚えてますでしょうか?

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ボクらはここにきてこの旅行がいい形で締めくくれるか?
運試しをしようと、駅のホームにあるエスプレッソが飲める自販機に1ユーロコインを差し、
「ガチャコン!」と押し込みました。


・・・イタリアの人は一息つく時にいつも「エスプレッソ」を飲んでいました。

そしてこれが、この旅行で最後に口にするものになりそうです。

この「エスプレッソ」こそボクらのイタリア旅行を最後に締めくくるのにふさわしいモノの様な気がします。


・・・すると、80セント(約100円)だったので、しっかりと20セントのお釣りも出てきて、
砂糖もかき混ぜる用のスプーンもついてきました。

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まぁかなり安いし、出てきただけで充分だと思って飲んでみると・・・なんと!

この旅行で一番とも言える美味しい「エスプレッソ」でしたぁ♪

ボクらのイタリア旅行、色々とハプニングやサプライズもありましたが、
この自販機が示すように、結果「ヴォーノ♪」(最高♪)だったんじゃないでしょうか。



長いこと書いてきましたが、次回「イタリア旅行記」は最終回となります。
イタリア滞在時間は残り3時間・・・

それでは最終回まで、チャオチャオ~♪