イタリア旅行記XIV「ヴェネツィア遊覧」 | 馬の会長日記

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「馬の会」の会長“のみ”の気まぐれ日記。
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その時思ったことを気ままに更新してま~す。

ボンジョルノォ~♪

イタリア旅行5日目、の4/18(土)朝を「ヴェネツィア」で清々しくむかえましたぁ♪

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まずは、ローマ、フィレンツェ、ヴェネツィア、どこに行っても変わり映えしない、
パンとシリアル、カリカリ・ベーコンやソーセージ、そして野菜は無しの似た様な朝食を食べ終え、

いよいよ、水の都に出航いたしまぁす!

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まず午前中はツアーでの行動となります。

まずは、「いきなりメインかっ!」って感じで、さっそく「ゴンドラ」に乗りました。

お決まりの赤か紺のボーダーシャツを着て、付きの麦わら帽子をかぶった
こぎ手「ゴントリエーレ」がお出迎えです。

みんながこの格好をしている訳でなく、残念ながらボクらのところには
白いシャツの若干メタボなおじさん・・・

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でも、狭い水路を他のゴンドラとすれ違いながらたくみに舟を操っていました。

時には足で、人の家の壁を蹴りながら・・・


基本このゴンドラは、観光客しか乗らないみたいで、

個人で乗ろうとすると料金は1隻6人まで乗れて基本4~50分で約70~100ユーロくらい。

約1万円以上と結構お高い。

さらにゴンドリエーレの歌「カンツォーネ」を楽しむオプションを付けるとさらに
イタリア人もビックリな価格になるそうです。

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乗り場は観光客が通るたびに『ゴーンドラ!ゴーンドラ!』と呼びかけでくるので、
すぐ見つかると思いますが、その場所によって通るルートが違うので、

必ず乗る前にコース確認と値段交渉をしたほうがいいですね。

ロマンチックな夜はさらに夜間料金となるそうなのでご注意を。

いづれにせよ、モジモジしていると高い料金を言ってくるのでハキハキ交渉をです!


少人数で行かれる方は、見た目はほぼ同じで値段は100分の1の70~80セント位、
「ゴンドラ」気分を簡易的に味わえる、大運河を渡る渡し舟「トラゲット」がおすすめですよ。

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・・・といきなりお金の話をしてしまいましたが、

それだけ、個人観光なら高いくて不安なハードルが、
ツアー観光のおかげでボクらは気兼ねなく楽しめちゃいましたぁ♪

お金の心配をしながら乗るのは嫌ですもんね。


・・・建ち並ぶ家々の隙間に網目のように張り巡らされる小さな運河を、
「カンツォーネ」を耳にしながら優雅に揺られながら進みます。

見上げると橋の上には、そのボクらの乗った「歌うゴンドラ」を写真に撮る観光客がたくさん。

やっぱり、「歌うゴンドラ」はちょっと目立つし、珍しいみたい。

まぁ、あんまり歌がうまいとは言いがたかったけど・・・

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大運河に出ると、そこは大きな船が行きかうスゴイ交通量。

優雅な雰囲気とは一変、いきなり自転車で環状線に出てしまったという感じです。

食料を運搬する船、ゴミ収集船、消防車ならぬ消防船や、
パトカーじゃなくて、パトシップ?などなど、に生活感のある慌しい日常の朝。

それはそれで、またヴェネツィアの違う顔が見られて良かったです。



リゾートな気分はあっという間で、ゴンドラを降りたら
次のツアーの行程は歴史と芸術に触れ合って行きましょう!・・・のお時間です。

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ここは昨晩も訪れた「ヴェネツィア」の中心地、「サン・マルコ広場」です。

この広場は実はちょっとしたトリックがあって、
逆の「サン・マルコ大聖堂」から見ると、かなり奥行きがあるようにも見るのですが、

実はこの広場は上空から見ると台形の形をしていて、目の錯覚を利用してそう見せています。

夜だとよくわかりませんでしたが、明らかボクがこの写真を撮った位置は狭くなっているのがよくわかります。

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まずは「サン・マルコ大聖堂」の横の「ドゥカーレ宮殿」に行きます。

海を見渡す様に横たわるこの建物は、「ヴェネツィア共和国」時代の歴代総監の住居です。

現在では「ヴェネツィア映画祭」の会場としても知られていますね。


1階(イタリアでは0階)の回廊には真っ白な美しい大理石の柱が建ち並び、
中に入るとこれまたアーチと丸柱で囲まれた真っ白な中庭が・・・

そこに差し込む光と影のコントラストが美しく、
さすが、ヴェネツィア共和国時代に「アドリア海の女王」と呼ばれただけあり、
これまで男っぽかった「ローマ」の建築物とは違い、女性的な感じがしましたよ。

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建物の中に入るとまた雰囲気は一変し、
階段は「黄金の階段」呼ばれる非常にゴージャスなつくりになっていました。

中は昔の国会議事堂や裁判所、大統領官邸といった様々な機能の部屋があり、

武器庫では本当に戦争で使った生々しい武器が展示されていました。


また、世界最大の油絵とされる「天国」(ティントレット作)もあったのですが、
またもや宮殿内は写真撮影禁止なので、お見せできないのが心苦しいです。 


もちろん昨夜行った「ため息の橋」を渡って「鉛の監獄」と呼ばれる牢獄の見学もしましたが、
これは逆に写真に撮ると、写ってはいけないモノまで写ってしまいそうな重々しい空気が流れてました。


実はこの警戒厳重な牢獄から脱獄に成功したただ一人の男がいたのです。

それが有名な、1000人もの女性と関係を持ったという伝説のプレイボーイ「カサノヴァ」です。

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そこから「巨人の階段」と呼ばれるところから中庭に出たのですが、
ここも見所で、アントニオ・リッツォによって作られた階段、

そしてその上にはサンソヴィーノ作の海の神「ネプチューン像」と、
戦いの神「マルスの像」がありました。

ってこの辺の芸術作品のことはあまり知らないのですが・・・


つづきましてはお隣の「サン・マルコ大聖堂」に行く予定ですが、
「サン・マルコ広場」にある「ムーア人の時計塔」の屋上のブロンズ像が11時を告げました。

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この日はこれからまだまだまる一日た~っぷりと「ヴェネツィア」を満喫することとなりますので、
運河の波に揺られながら気分で、あせらずの~んびりと書いていきたいと思います。

このつづきはまた次の出航で。


チャオチャオ~♪