イタリア旅行記II「ローマは1日にして成らず」 | 馬の会長日記

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「馬の会」の会長“のみ”の気まぐれ日記。
競馬はもちろん、前に住んでいた新潟のこと、
今住んでいる埼玉のこと、趣味の旅行に、
アルビレックス新潟、グルメなどなど
その時思ったことを気ままに更新してま~す。

ボナセ~ラ~♪

前回はイタリア旅行記と言っているにもかかわらずまったく観光名所がでてこないので
お怒りの方もいらっしゃるとは思いますが、

まあまあ、焦らない焦らない。

イタリアではの~んびり余裕を持って過ごさなきゃね♪

ホテルのエレベーターだって「ポン!」とボタンを押すだけじゃ反応しないから、
「グググ」っとじっくり押して初めて動くんですよ。

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また、「開ける」のボタンはあっても「閉める」のボタンが無いエレベーターもあります。
(このホテルのはありますねぇ)

ゆっくりと一緒にイタリア観光に出かけましょうよ。

ちなみに日本でいう1階は0階になるのでお間違いないようにね。



・・・で、夜のローマに到着したイタリア旅行の1日目、
ボクはうずく好奇心「好鬼神」を抑えきれず、

『治安がいいほうじゃないから夜は気をつけなさいよ』と言われていたにもかかわらず、
恐る恐る夜のローマの街に繰り出しました・・・

とりあえず今晩の目標は、明日のツアーには含まれていない「パンテオン」を目指そう!

「きっと、大通りを通っていけば大丈夫」とアマい考えで、
「テルミニ駅」付近を通り、共和国広場前にある「ローマ三越」へ。

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「おお、さすがローマ! 三越もスゴイ立派だよぉ」

・・・って、これ全部が三越じゃないんですけど(この写真の右の一角だったかなぁ?)、
当然お店が開いている訳でもないのでドコからドコまでが三越だかわかりません。

ボクのイタリア観光は「ローマ三越」から始まっちゃいました。

・・・っていうか、駅前だというのにお店もあんまりないし、人もほとんどいないんですけどぉ。

やっぱりちょっと怖いんですけどぉ・・・

怖いので、とりあえず「パンテオン」方面にある「トリビアの泉」、
じゃなかった「トレヴィの泉」に向けて不自然なくらいの超競歩でスタスタと歩きました。

地図では人気のない細い道を通れば近いみたいなのですが、
車通りのある大通りにこだわり、不安な気持ちのまま20分位あるきました。

すると、そこに見えたのはまさにオアシス・・・

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これが「トレヴィの泉」でぇす!

って、スゴイ人!

こんな夜中なのに人、人、人・・・観光客ばっかりです。

ある意味「オアシス」に見えたのは、この人の多さにちょっと安心したからなんです。

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「トレヴィの泉」と言えば後ろ向きにコインを1枚泉へ投げ入れると
再びローマに来ることができるっていう言い伝えですよねぇ。

でも、「トレヴィの泉」は次の日の昼間にツアーに含まれているから、
今投げたコインの願いは、明日叶ってしまうってことになっちゃうんでやめておきました。

ちなみに投げるコインが2枚なら大切な人とずっと一緒にいることができ、
3枚になると別れることができるということらしいので、願いのある人はぜひお試しを。


「トレヴィの泉」の賑わいは目的の「パンテオン」方向に向かっても衰えることなく、
ようやく安心してオノボリさん状態になれました♪

きっと、ここにいるほとんどの人がオノボリさんだとは思いますが・・・

しかし、ローマは古い街なので道が縦横無尽に入り組んでいて、なかなか体内コンパスが狂ってしまいます。

だいたいの場所はわかるんですが・・・・

歩いて、歩いて・・・そして・・・

「あ!コレがパンテオンか!?」

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「やっと見つけたよぉ~意外と遠かったなぁ

でも、かなり新しい感じがするぅ・・・」

「これが紀元前につくられて、一度改築されたとは言え、800年以上の年月を経てきた神殿なのかなぁ?」

で、横に回ってみてよく見てみると「パンテオン・ホテル」って文字が・・・

「ホ、ホテルぅ???」

「なにコレぇ? 神殿じゃないじゃん!」

「コレって、暇をもてあました神々の遊びぃ?

間違ってしっかり写真撮っちゃったよぉ!」

気を取り直して周りをグルグル探してみると・・・

「おお、パンテオ~ン♪」

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やっぱり、ホンモノは風格があるよ♪

とくにライトアップされてはいませんが、その沈着な雰囲気にのまれて、
「何世紀もの間人間たちを見てきたんだなぁ」と思うとしばらくの間その場から動けませんでした。

フッと我にかえって柱の間から顔を出して写真を撮ったりしたあと、
さすがに初日からとばしすぎたので、帰りはタクシーに乗ることにしました。

ローマにはあまり流しのタクシーはつかまらないらしいのですが、
観光地なのでいたるところにタクシー乗り場があります。

とりあえず運転手さんにホテル名の書いた紙を見せ、
覚えたてのイタリア語「ペルファボーレ」って言ったらホテルに無事到着できました。

ちなみに「ペルファボーレ」は「ください」の意味なんですが、
英語で言う「プリーズ」みたいなもんでしょうかねぇ。

タクシーはたまにボッタクリがいるらしいのですが、
発進するときにちゃんとメーターをつけるかどうか見て、つけなかったら指摘するといいですよ。

また、遠回りするタクシーもいるらしいのですが、
ローマは一方通行も多いので、それが遠回りだかどうかは観光客のボクらには判断できませんので、
ま、それは見逃してあげましょう。



・・・さて、今日の冒険はココまでです。

でも、少しお腹も減ったので、最後にホテルの近くのお店で水と、
ちょっとした食べ物を買って帰りましょう。

イタリアでお店に入るときはあいさつしてから入るのがマナーだそうです。

「ボナセーラー♪ ドゥエ アクア ペルファボーレ」
(こんばんは♪ 2つ 水を ください)

って言うつもりだったんですが・・・

店に入ったらいきなり「ペルファボーレ」って言ってしまい、
あわてて「ア、ア、アクア」「ドゥエ」って言ってしまいました・・・

店に入ってきた東洋人が突然「くださ~い」だって・・・

そして「み、み、水ぅ」「2つ」って言われたら驚きますよねぇ。

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でも、何とか水とカッチカチのチーズが入ったパニーノを買えましたよ。

長旅で到着したばっかりの初日からちょっとはしゃぎ過ぎました。

明日は、ツアーで安心して観光をしたいと思います。

それでは今回はこれでチャオチャオ♪

Z・Z・Z・・・