いや~ビックリしたなぁ~知りませんでしたよぉ。
先日、東京から新潟にお昼ごろ帰るときに、
ちょうどホームで待たなくてもいいタイミングで
新潟行きの新幹線に乗れそうだったので、
「座れないかもしれないなぁ」と思いつつ車両に乗ったら、結構ガラガラ・・・。
新潟行きの新幹線に乗れそうだったので、
「座れないかもしれないなぁ」と思いつつ車両に乗ったら、結構ガラガラ・・・。
いつ帰るか決めてなかったので、席は今回自由席。
いつも、出張とかで夜になってから乗ることが多いので
「昼間ってこんなに空いてるんだぁ」って思って
ゆっくりと東京駅で買った釜飯弁当を広げ始めたんですよ♪
「昼間ってこんなに空いてるんだぁ」って思って
ゆっくりと東京駅で買った釜飯弁当を広げ始めたんですよ♪

そしたら、「この電車は1両目から9両目までは越後湯沢行き。
長岡以降、新潟方面へは10両目以降にお乗りください。
なお、9両目までは越後湯沢で列車を切り離し折り返し運転をいたしますので
ご注意くださいぃ~」と車掌さんのアナウンス。
長岡以降、新潟方面へは10両目以降にお乗りください。
なお、9両目までは越後湯沢で列車を切り離し折り返し運転をいたしますので
ご注意くださいぃ~」と車掌さんのアナウンス。
「ボクのいるのは何両目だ・・・?」
・・・って4両目ぇ!
越後湯沢止まりじゃないかぁ~い!
越後湯沢止まりじゃないかぁ~い!
余裕こいて釜飯弁広げてる場合じゃなかったぁ~~~!
ボクはあせって、弁当に蓋をして10両目以降に急いだ。
列車はもう出発しているので、車内をひたすら縦断。
2階建て車両のMAXなので、一車両行く度に、階段を上り下り・・・
2階建て車両のMAXなので、一車両行く度に、階段を上り下り・・・
と、思ったら同じような行動をしているオジさんが前を行く。
あきらかにボクと同じく10両目を目指した動き。
狭い通路は一人分しか通れないので、
オジさんが上の車両に行ったらボクは下の車両を歩く。
狭い通路は一人分しか通れないので、
オジさんが上の車両に行ったらボクは下の車両を歩く。
・・・もしかしたら新潟行きの車両は混んでいるかもしれない。
先に10両目以降についたら者が空いている席に座れる。
先に10両目以降についたら者が空いている席に座れる。
相手に背中を見せた者だけが勝者の椅子に座れるんだ!
「次の車両ではオジさんを抜かせているか?」と思ったらほぼ同時、
ボクはまたオジさんと違う方をさらに早歩きで通る。
さすがにいい大人が走ることはできない・・・
ボクはまたオジさんと違う方をさらに早歩きで通る。
さすがにいい大人が走ることはできない・・・
こうしてオジさんとのバトルを繰り返し、・・・7・8・9両目まできた!
先に出てきたのはボクの方だ、よっしゃーっ!
これを抜けたら、10両目というゴールが待っているゾ~!
これを抜けたら、10両目というゴールが待っているゾ~!
あれっ! 行き止まり?!
何で???
どうやって新潟行き車両に行くの?
よく周りを見たら、ボクやオジさんと同じく
10両目を目指してここに集まった同志が数人いました。
10両目を目指してここに集まった同志が数人いました。
そこで誰かがこんなことを口にした気がしました・・・
「次の上野駅でドアが開いた瞬間にホームを走り、
10両目以降の地獄の生き残り空席争奪戦が始まるんだよ・・・
後から来たお前等はあとから必死になってついてくるがいいさ、
フフフフ・・・」
10両目以降の地獄の生き残り空席争奪戦が始まるんだよ・・・
後から来たお前等はあとから必死になってついてくるがいいさ、
フフフフ・・・」
状況があまり把握できなかったボクは冷めゆく釜飯弁当を抱きかかえ、
生まれたばかりのヒナ鳥のように震えて上野駅の到着を待った・・・
生まれたばかりのヒナ鳥のように震えて上野駅の到着を待った・・・
・・・そして数分後、上野駅のホームへの扉が開かれ、戦いの火蓋は切られた!
ボクは遅れて9両目から脱出。
ホームをダッシュしながら横目で車両を見てみると、
ボクらが閉じ込められていた9両目と、これから目指す10両目は、
よく見るカモノハシみたいな新幹線の顔が向かいあってつながっていた。
ホームをダッシュしながら横目で車両を見てみると、
ボクらが閉じ込められていた9両目と、これから目指す10両目は、
よく見るカモノハシみたいな新幹線の顔が向かいあってつながっていた。
これで原因は明らかになり、その「カモノハシのキッス」を写真に納めたかったけど、
今はそんなことをしていたら、空席どころか、
新幹線を上野駅のホームでポツンと見送ることになりかなません。
今はそんなことをしていたら、空席どころか、
新幹線を上野駅のホームでポツンと見送ることになりかなません。
ついに、10両目の最初の扉が見えてきた・・・
しかし、そこには数人群がっているので、ボクは後ろのドアを目指した。
しかし、そこには数人群がっているので、ボクは後ろのドアを目指した。
だが、横目で新幹線の窓の中を見ると、空席が全然無い!
ん~どうする!
ここは思い切って11両目まで行くか?!
しかし、いつ発車するかわからない・・・
ん~行ってしまえぇぇーーーーーーーーーー11両目ぇ~!!
ん~行ってしまえぇぇーーーーーーーーーー11両目ぇ~!!
そして、あせってたどり着いた11両目にはたくさんのウィナーズシートが
ボクを待っていた。
ボクを待っていた。
「何だったんだ10両目?結構空いているじゃないかぁ」
と、思うと同時に、「何だまだ出発しないじゃないかぁ」・・・と
いろいろあせっていた自分がアホらしくなりました。
これなら写真もとれたかもしれない。
と、思うと同時に、「何だまだ出発しないじゃないかぁ」・・・と
いろいろあせっていた自分がアホらしくなりました。
これなら写真もとれたかもしれない。
みなさん「カモノハシキッス」を撮れなかった、
そんなチキンなボクを許してください。
そんなチキンなボクを許してください。

窓際の席に座り、走ってきた息を整え、
もう、すっかり冷めてしまった、走って中身がやや傾いてしまった
釜飯弁当にやっと手をつけられました。
もう、すっかり冷めてしまった、走って中身がやや傾いてしまった
釜飯弁当にやっと手をつけられました。
全線がそうじゃないとは思うんですけど、
ここまで長かったなぁ。
ここまで長かったなぁ。

「新潟も晴れてるかなぁ♪」
・・・そんな、余裕が出てきたのはこの大宮駅でした。