東北・風雪流れ旅 16 | Do. の自然道 ~投資編~

Do. の自然道 ~投資編~

「心」と「お金」そして「自然」との関係を徹底的に追求することによって「やりたいことをやり続ける人生」を送ることができる、そんな真の投資家になる方法を研究しています。

イカロスⅤとさすらひのちゃりんこ野郎

~1985年-1986年 輝之21歳~


津軽に訪れる春まだ遠く

心の道行く先はなお遠く

凍てつく指に耐えかねて

ふとあなたの名をくちずさめば

降りしきる雪の彼方から

幽かな海鳴り


~津軽 さだまさし~



酸ヶ湯、来てよかったよ。

7,500円の出費は大きかったけれど
やはりそれだけの価値はあったよ。

風呂は最高だった。

今まで入った温泉で、間違いなく一位だよ。

総ヒバだ。

木の湯舟に入ったのなんて初めてだ。

昔の五右衛門風呂を思い出したよ。

あれも、げす板だけは木だったもんな。

やはり木のぬくもりはいいよ。

あの陶器の風呂の内側に木をはりつけることができたら
最高だろうな。

やってみよう。

木の成分が出ていそうだ。

それに、下の板も厚いよ。

最低3センチはあったな。

ケチってないところが気に入ったよ。


それから暗いんだ。

最初は、あれ?湯舟どこにあるんだろう?
てなもんよ。

薄明るい丸い電灯が十数個あるだけだ。

最初はとまどったけど、この方が雰囲気でていいね。

それに女性もはっきり見えないしさ。

といっても、おばさんかおばあちゃんだけどね。

楽しみにしていたのになあ。

まあシーズンオフで仕方ないか。

しかし、女性もいるほうが自然に感じるね。

男だけの風呂なんて考えただけでもおかしいね。

世の中、男女共存なんだもん。

裸のつきあい、大切だよ、うん。



輝之の自然道 ~投資編~-13