冬を越した蓮の記録 | オケラ街道徒然草

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約7年間放置していたPAT用口座の通帳。久し振りに記帳してみてビックリ。
『コノキンガクホントウデスカ?』
JAR銀行に預けたお金、取り戻せるのか?

去年の夏。

菩提寺で出家奉公中の桃姫の種の収穫作業中に

誤って1粒を睡蓮鉢に落っことしてしまいました。

その時は

発芽処理もして無いし、冬前に睡蓮鉢を回収したら

その時に探し出そうと思っていたのですが

秋10月8日に

菩提寺で奉公中の、件の睡蓮鉢から

発芽処理もしていないのに芽吹いた種を発見。

 

捨てるのも忍びないので

家に持ち帰って越冬させる実験を行いました。

 

初めは植物育成ライトでの室内栽培。

 

10日経過で4番芽が出たので

 

定植しました。

時折、屋外で陽光に当てるも

 

葉色は薄くてとても不健康。

 

11月末には立ちそうな芽も上がりましたが立つに及ばず。

屋外の蓮は大桃姫を残して全枯れした頃です。

 

徐々に葉数は増えるけど大した変化も無くクリスマス。

 

明けてお正月。

一応、晴れて暖かい日には

透明の衣装ボックスを温室代わりに使って

陽光に当てる様にしていましたが

 

真冬の日光では光量不足。徐々に成長が鈍り

チューリップが芽吹き始めた3月5日でこの状態。

正直、もうアカンやろ・・・って思っていました。

 

一進一退の苦しい状況が続きましたが

植え替えた他の蓮根が順次、新芽を上げ始めた頃に

 

やっと生気の有る葉が上がり始めました。

 

そして4月15日

成長点が前進して新芽を上げて来ているのを確認。

 

GWにはここまで復活。

 

5月末には成長点が分岐し過ぎてモジャモジャに。

コレは伸びたい地下茎が行き場を無くしているやに見えたので

 

碗蓮属性は持っていないと判断。

6月1日に45型容器へ鉢増ししました。

 

7号鉢の拘束から解放されるやいなや

6月3日に早速、第一立葉が立ちましたが

栄養を蓄積した蓮根が無いハンデは大きく

なかなか成長軌道に乗りません。

 

しかし、紆余曲折は有りましたが7月10日頃

遂に茎の太い立葉が立ちました。

そして7月26日

念願の第一花芽が上がっているのを発見。

その後、続々と花芽が上がり本日、

8月25日には13番花芽が水面突破しました。

花数もさる事ながら
今の時期にまだ花芽が上がって来ると言う所が良い所。

 

梅雨が明け、酷暑の夏が盛りを迎えた8月5日

葉陰でふんわりと開き始め

翌日

豪華な八重の花を咲かせました。

 

追いかけて8月7日に開花2日目を迎えた2番花。

この花を見て落果桃姫には

薬師紘蓮と正式に名前が付けられたのでした。

 

そんな訳で、秋に発芽処理しても

頑張れば翌年、花を咲かせる事が出来ます。

しかし・・・

 

【教訓】

メッチャ面倒くさいから

実生栽培やりたきゃ普通に春に植えるべし。