これも2ch効果か??? | うほほんのブログ

これも2ch効果か???

最近ここに来る人は2chの晒し板から飛んでくるよーな人が多そうだし・・・
決め付けて申し訳ないけど、あーゆーとこの論調にシンクロできる人が自分でしかるべき方策を取れるとは思えないので、老婆心ながらご忠告


ここんとこ、firestrageからダウンロードレポートがちらほら舞い込むよーになりました
ここのスクリプトこぴってダメだったって直接メッセくれる人もいらっしゃいます
ま、本人、人に使ってもらいやすいように作る気も作れるウデもないんで、その辺ご了承いただくとして・・・

くれぐれも注意ですが
どこのうまの骨が書いたかもわからんスクリプトを安易に実行すると
大変な目に会うこともありますよ!!


そーゆーあこぎないたずらしこむ人は、たいてー親切な顔して寄ってくるしねぇ
2chのUWSC板で、安易なスクリプト作成依頼して、そんで作ってもらったスクリプトを安易に実行して
OSディレクトリを完全消去されちゃった人とかいるんで、ね
そーゆー悲惨な目にあわんよーにくれぐれも気をつけてください

逆切れしていたずらっ子を訴えようとしたところで、骨の髄までおバカなのをさらけ出すだけですからね



ぼくが書いてるものは今のところ、ディレクトリをどーこーするような種類のものではないから特にその手の注意書きもしてない(どう転んでも、再起動すればオールクリアになる程度のエラーしか起こさない)けれど
ほんとはちょっとだけ勉強して、せめて危険な関数がないかぐらいはチェックできるよーになっていただきたいところ

「自己責任」
て言葉は嫌い・・・てか、んな日本語はねぇ(※1)、と思ってるぼくですが、自分の身を守れるのは自分だけとは思っているので、くれぐれもその辺のところはわきまえておいてほしいものです



おふとぴっく
※1:んな日本語はねぇ
「責任とは本来的に当事者に帰属するものなのだから「自己責任」はトートロジーなんじゃないの?」
というのがそもそもの疑問
機を得てはこの話題を投げるんだけど、ヘンじゃないってゆー人の論拠はつまるところ
「だって、みんな使ってるんだもん」
に収斂する感じ

んー、コトバだからなー
それもひとつの見解として納得するべきなんだろけど
本来的な意味を忘れて無批判に使っちゃえる感覚に違和感を覚えてしまうわけです

とくにこのコトバについては、今の日本の情勢下で、みょーーな傾向で乱用されてる感じがしてしまって、どーしても馴染めない
なんでもかんでも「自己責任でしょ」って言っとけば、そう言ってる人の責任を、過失を犯した本人に押し付けられる・・・みたいな感じ?
(といって、管理者の責任を過度に求めるクレーマー的な傾向も増長してるから、どっちもどっちなんだけど・・・要はみんな、自分で責任取りたくないのねw)


このコトバが広まった一番のきっかけは、時の首相小泉さんの発言だったようだけど、日本語として流通し始めたのは1980年代くらいまで遡るみたい
先物取引業界では使われていたそうです
たぶんそこから広がってかな?
ぼくのイチバンの楽しみ、スキー場周りでもちらほら耳にするコトバになってました

先物取引とスキー場、なんの共通項があるかというと、いずれも
「AT YOUR OWN RISK」
っていう英語と親和性が高いんですね・・・って、先物取引なんかしたことないけどwww


なーんだ、その和訳なら、やっぱ自己責任でいーんじゃん?
と思われる向きもあるでしょう
でも、RISK の逐語訳として 責任 てのは不味いんじゃないか、ってゆー言葉の問題がまずひとつ
でもそれよりもっと本来的な「誤訳」が、この日本語には含まれているように思います

どういうことかと言いますと・・・
ぼくに馴染みのあるスキー場の例で言うならば、このコトバはゲレンデの立て札で見ることができます
「こっから先でどんな目にあっても、そりゃお前の責任だよ」
意地悪く解釈するとこんな感じにも読めるこのコトバ

ただしその立て札は、スキー場の入り口にはありません
リフト乗り場にもありません
上級者向けとされているコースでさえもお目にかかれません

スキー場でこの立て札が立っているのは、いろんな要因はあるにせよ、コース整備の入らないよーなエキスパート向けのコースの入り口でだけ
つまり、誰も彼もに向けられたコトバではないわけです

や、もーちょっと細かく言うと
「コース整備の入らないよーなエキスパート向けコース」ってのは、スキー場の管理側の目が届かないばかりでなく(もともと限られた人員でオンタイムにすべてのアクシデントに対応できるわけもない)、利用者同士の助け合いも期待できない場所、なわけです
つまり、ごく現実的に、なんかあってもどーしよーもないところ
そういうある種の極限状態で初めて使われる言葉が「AT YOUR OWN RISK」なわけです

このことは、今日本で「自己責任」てコトバを無自覚に使ってる人にすっぽり欠落してる認識だと思うわけです

たぶん、だけど
先物取引におけるこのコトバのニュアンスも
「ハイリスク・ハイリターンを求めるならば・・・」
という前置きがついてるんだろなぁ、と想像するわけです


もっとも
「そもそも外に一歩踏み出せば誰も面倒見てくれない無慈悲な世界じゃん」
ってゆー認識でこの立て札を万人向けに出すべきなんじゃないか? っていう意見には一理ある気もします

気はするんだけど、よくよく考えるとそれって、つまりスキー場の入り口に・・・ソリ遊びのお子様はもちろん、その付き添いに来てるだけでホントは温泉でのんびりしてたいだけのおかーさんまでをも対象にして・・・「あとは自分でケツ拭けよ」って言っちゃうことなワケで
ほんとにそーなの?
それでいーの???
ぼくはヤだよ、と強く思うわけです
人目につくとこでのアクシデントはみんなで助け合おうよ
無邪気にのんきに、ゲレンデの隅っこで遊べる余裕くらいはあってもいーじゃん、と激しく思うわけです

ひるがえって、例え話を現実に還元して考えてみると・・・
今の疲弊した日本の社会情勢では、やむを得ず過大な責任を個人に負わせざるを得ない面もあるだろうし
その状況を正当化する方向でこんな議論が出てくるのも、ある意味では当然の成り行きかもしれない
特に為政者・権力者・勝ち組世代は、自分たちが作り出したこの状況を(無意識にでも)正当化するために、そんな言説を弄するかもしれない
(とりもなおさず時の首相が一般論として自己責任論を説くことは、スキー場の入り口に警告の立て札を立ててしまったようなもの・・・だろし)

だからこそ、ね
やっぱりコトバの流通量や発言者の声の大きさでその正当性を測るっていうのは、自分の足元をすくわれる結果になるんじゃねーかなー、と思うわけです
コトバ本来の意味を踏まえる努力は絶やしちゃいかんと思う次第です
(この辺のセンスは「アメーバが言ってる『不正』をそのまま受け入れていーもんかい?」ってゆーとこにつながってくわけですねw ・・・あ、これには感覚的に同調できた言説を無批判に受け入れるのもマズいよ、って話も必要か)

おんとぴに戻れば、2chが悪いとは言わんけど、あれに安易に同調するのは、ひっじょーーーにマズいよ、とハナシをごくごく卑小化したところでお茶を濁しときましょうかねw