防犯カメラについて語ってみる③配線計画編 | 育休中にマイホームを建てたぞ!

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システムエンジニアをやっておりますが、第一子出産で育児休業に突入。
様々な事情から育休中にマイホームを建てることに。
そんな日々の記録です。

 
こんにちはニコニコ
うままと申します音符
 
いつもイイネやコメント、読者登録ありがとうございます爆笑
 
 
防犯カメラシリーズ、第3弾でございます。
 
 
 
 
 
前回記事では、オススメの防犯カメラを比較検討しましたが、単純に防犯カメラだけを見比べてどれにするか決定することってできないですよね。
 
 
読んで頂いた方はお察しかと思いますが、自宅にどうやって配線するか、具体的にイメージした上で、それに見合った防犯カメラにする必要があります。
 
 
そんな訳で、うままも配線方法を検討しながら、並行して防犯カメラを選んだのでした。
 
 
 
まず、配線方法にはいくつかのパターンがあります。
 
 
 
パターン1.配線しない
 
 
 
ネットギアの防犯カメラなど、電源ケーブルさえも配線不要な完全ワイヤレスの防犯カメラを選べば、設置したい箇所に防犯カメラを取り付けるだけですウインク
 
 
 
パターン2.屋外コンセントから電源を取る
 
 
 
屋外に電源がある場合は、そこから電源ケーブルを引っ張ることもできます。
ただし、以下の条件を加味する必要があります。
 
 
・電源が低い位置など、容易に抜かれる位置にないこと
 
・屋外から屋内への配線ルートがないので、防犯カメラはネットワークカメラを選択し、Wi-Fi接続になる
 
 
 
パターン3.既存の隙間を利用する
 
 
 
ネットで調べてみると、換気口やエアコンのダクトなどの隙間を利用して配線を通しているケースもいくつかあります。
 
が、イマドキの新築住宅はなかなか隙間が無いので難しい。
 
もしくは、前回記事で紹介したような、すきまケーブルでサッシを通過して電源ケーブルだけ屋内に引き込むこともできます。
 
 
いずれにしてもパターン3のケースでは、"線の引き込みが可能な場所"を見つけて配線するので、色々と制約があります。
 
 
・引き込んだすぐのところにコンセントはあるのか。
(無ければコンセント位置までケーブルを這わせる必要がある。)
 
・引き込んだ部屋の美観を損ねないか。
(引き込んだ部屋がリビングとかだと、ケーブルが配線されるのが気になる。)
 
 
そしてやはり、選択肢はネットワークカメラに限定されます。
 
 
 
パターン4.家に穴を開ける
 
 
 
建築前・中の方なら、空配管を予め用意してもらっておくと良いでしょう。
 
建築後の方は、好きなところにぶっといドリルでお家に穴を開けましょうニヒヒ
 
 
これなら、宅内の電源やルーター設置場所に近いところにケーブルを引き込めるので、屋内の配線がスッキリします。
 
電源ケーブルだけでなく、LANケーブルや映像ケーブルもついでに引き込めます。
 
屋外も無駄な配線が減ってスッキリ。
 
 
けっこうメリット大きいです。
 
 
デメリットは、壁と心にぽっかり穴が空くこと
(あ、うままは大丈夫ですが。)
 
 
 
あれこれ悩んだ結果、我が家はパターン4ニヒヒ
 
 
次に、具体的にどう配線するか。
 
 
我が家の間取りはこんな感じ。
 
 
 
 
カメラの位置は、玄関の軒天に一か所、ガレージ部分にもう一か所設置することに。
 
 
{8C519C44-608B-4655-B4D3-17D62CAB0C63}
 
 
我が家の外構はこの南側の一面のみで、他の面は人一人が通れるか否か程度。
 
それも、腰窓とか格子窓だったりするので、危険なのはこの南側だけ。
 
 
{7992D27E-FCDD-495B-A587-5C1988D4B4AF}
(微妙に角度を変えてもう一枚。)
 
 
そんな訳で防犯カメラ2台でも多すぎるくらい。
 
 
広いお庭のお家だったら、もっとたくさん防犯カメラが必要になったと思います。
 
 
いやホント、狭くて良かった(;∀; )←自虐
 
 
 
設置場所は決まったものの、配線をどこから引き込むか、悩ましいところなんですが、我が家は好都合なことに、玄関横の土間収納の枕棚に、コンセント、モデム、ルーターなどが大集合しております。
 
image
(画像左上のごちゃっとした所が機器類集合箇所)
 
 
つまり、玄関の土間収納の枕棚上に、ボカーンと穴を開ければOK
 
 
そして、その枕棚にレコーダーを設置すれば、近くのルーターにも接続できて良し・・・。
 
 
※ネットワークカメラとレコーダー(NVR)は、ルーターを介して接続します。
 
 
【枕棚上から引き込まれたカメラのLANケーブル→ルーター←レコーダー】
 
という接続イメージ。
 
 
なんですが、ここで一つ問題発生
 
 
レコーダーをディスプレイに接続しないと、録画映像をチェックしたり設定したりできない。
(リアルタイムの映像確認はスマホからできるし、カメラの設定はパソコンからできるけど。)
 
 
この土間収納内に、新たに小さなディスプレイ置く?
 
 
う~ん、それはもったいないなぁ。。。
 
 
・・・あ!そうやニヒヒ
 
 
実は、枕棚のところには、二階寝室へ繋がるLAN配線が仕込んであるのです。
 
 
image
(スパゲッティ地獄な枕棚上チーン
 
 
右の小さな穴から出ている黒い線が、光ファイバーケーブル。
 
 
その右にLAN端子が上下に二つありますが、1つ(下)はリビングのテレビボード裏に繋がっていて、もう1つ(上)は二階寝室のテレビボード裏に繋がっています。
 
 
ココ↓
 
image
(前の家から持ってきたテキトーなテレビボードのまんま滝汗
 
 
二階のテレビ用にLANを配線したものの、全然使っていませんでした。
 
 
そこで、二階寝室のテレビボードに防犯カメラのレコーダーを設置し、枕棚から壁内を通ってきたLANケーブルをレコーダーに接続すれば、レコーダーはルーターへの接続と、テレビ画面への映像出力の両方が叶うことになるのです!
 
 
image
(こいつが怪奇音事件の元凶)
 
 
そんなこんなで宅内の配線方法も決まり、屋外もこんな感じ↓で配線することに決定。
 
image
(浪速建設のレッドさんに送った、工事イメージ図)
 
 
具体的な屋外の配線方法については、次回の設置編で詳細を書こうと思いますニコニコ
 
 
あと、前回記事でチラッと書いたポート開放について、やっぱり詳しく書いておきたいと思います。
 
 
以下は分かる人には分かるし、分からん人には分からん話なので、無理して読んでいただく必要はありません。
 
 
興味のある酔狂な方だけお読みくださいニヒヒ
 
 
 
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私が前回の記事で紹介したような防犯カメラは、ポート開放をしなくても遠隔監視が可能な製品ばかりでしたが、割と普通にポート開放が必要な製品はたくさんあります。
 
 
そもそも、ポート開放とは正確にはポート転送設定と言います。
 
 
外部から自宅のパソコンに接続したいとき、まず、自宅のグローバルIPアドレスを指定します。
 
※グローバルIPアドレスとは、世界中のWANにおいて一意のアドレスのこと
 
 
これでルーターまでは到達できるのですが、これだけではルーターから自宅の各機器までは到達できません。
 
 
ルーターから先はローカルエリアネットワーク(つまりLAN)であるため、ローカルIPアドレス(またはプライベートIPアドレス)が各パソコンに割り当てられています。
 
 
そこで、ポート番号にローカルIPアドレスを設定(これをポート転送設定=ポート開放と言う)しておけば、グローバルIPアドレスとポート番号の2つで自宅のパソコンネットワークカメラも小さなパソコン扱いに接続することが可能になります。
 
 
まぁ簡単に言うと、電話で言うところの外線番号と内線番号をプッシュする的な。
 
 
で、このポート開放の設定作業自体は難しいことではないのですよ。
 
 
ルーターのメーカーサイトに、機器毎の設定方法が載ってますから。
 
例えばこんな。
 
 
≫BUFFALOはこちら
(NECはメーカーサイトが見つからず真顔
 
 
問題は他にあります。
 
 
①集合住宅、プライベートIPアドレス契約など、プロバイダとの契約形態によって、そもそもポート開放できない場合がある。
 
②パソコンのファイヤーウォールに阻まれる。
(ポート開放を必要とする前提のネットワークカメラにおいては、これは関係ないと思いますが。)
 
③二重ルーター環境など、LAN環境が複雑な場合、環境を整えないとポート開放できない。
 
④グローバルIPアドレスが固定でないので、変更される度に再設定が必要になる。
(固定IPアドレス契約をすることもできるが、月額数千円かかるので無理ゲロー
 
 
①は致命的なので、防犯カメラの遠隔監視をしたいのなら、プロバイダを変更するか、そもそもポート開放不要な防犯カメラを選ぶべき。
 
③みたいな複雑なことしている方なら、自分でなんとかできると思うので割愛。
 
④ですが、普通のプロバイダ契約であれば、IPアドレスはプロバイダの都合で勝手に変更される場合があります。
 
なので、変更される度に接続設定を変えないといけない。
 
が、プロバイダによっては、固定IPアドレス契約をしていなくても、ほぼ変更されることがなかったりします。
 
この診断くんというサイトに接続すると、自宅の接続ホスト(REMOTE_HOST)が分かるのですが、その接続ホストに自宅のIPアドレスが含まれていれば、まず変わることはないそうです。
 
 
そんなこんなで何とかポート開放できれば、自宅のネットワークカメラに外部から接続して、遠隔監視が可能になるのです。
 
 
 
・・・と、難しそうで、意外といけそう?いや、でも、やっぱりややこしいポート開放。
 
 
どうせなら、こんなややこしいこと考えずに防犯カメラで遠隔監視したいですよね真顔
 
 
そんな訳で、うままはポート開放不要な防犯カメラを紹介しまくったのでした。
 
 
ここで、疑問が。
 
 
前回記事でもカナリヤさんからご質問いただきましたが、ポート開放不要な防犯カメラって、どういう仕組みで遠隔で映像見てるの?と。
 
 
私も謎でした真顔
 
 
どの販売ショップも、このへんの仕組みについて書いてあるところがなくて。
(別にユーザは知らなくても何ら支障ない情報なので、書いてなくて当然なのですが真顔
 
 
で、よくよく見てると、こんな画像が。
 
image
(防犯ステーションのどこかのページにあった画像)
 
 
右上に【P2P遠隔監視サービス】【ダイナミックDNSサーバー】の文字がありますね。
 
 
P2Pとは。
 
 
ダイナミックDNSとは。
 
 
 
つまり、普通はデータの送受信を行うにはどこかのサーバを経由しないといけないところを、P2Pによって直接機器同士でやり取りでき、更に動的に変わる(可能性のある)グローバルIPアドレスを意識することなく接続できるよう、ダイナミックDNSサービスを利用しているということです。
 
 
もっと簡単に言うと、お互いの住所を知らない者同士の文通を中継してくれるイメージ。
 
 
このサービスのおかげで、素人でも簡単に遠隔監視できるようになっているのでしたー。
 
 
もしかしたらショップによっては仕組みが多少違うかもしれませんが、たぶんほぼ同じでしょう。
 
 
↑↑↑↑酔狂な変態向け記事はここまで↑↑↑↑
 
 
次回はいよいよ、ラスト。
 
 
防犯カメラ、設置編となりますデレデレ
 
 
 
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