✳︎このブログは過去の出来事を綴っています。

リアルタイムの出来事ではありません✳︎


流産確定の夜に起こった、不思議な出来事です。

目に見えない世界の話や、心霊っぽい話が苦手な方はお戻りください。

(そんな不気味な話でもありませんが💦)



流産の手術をすると決めて、前に進もうという気持ちが芽生えたが、



やはり、流産と診断されたその日は、



ふとした瞬間に、



なぜ、こんなことになってしまったのか、、、悲しい



と、何度も涙が流れてきた。





娘も、「赤ちゃんがいなくなった」という事実はわかるようで、




「赤ちゃんが居なくなって寂しい」




と目を何度も潤ませていた。








その日の夜のことだった。





娘と2人、先に寝室に行き、寝ようとしていた。




今日一日の出来事を思い出して、涙を流している私を見て、娘も泣き出した。



夜はセンチメンタルな気分になりやすく、

どんどん激しく泣き出す娘。



私も日中堪えていた気持ちが溢れ出し、

涙が止まらなくなっていた。




さすがに大きな声で泣く娘に、


そろそろ近所迷惑になるかな、

泣き止ませないとな、、、



と思っていた瞬間、



寝室のドアが  バンっ!! と開いた。




咄嗟に、お風呂に入っていた主人が、

「近所迷惑だから静かにしなさい」と注意しに来たと思った。






でも、廊下には誰もいない。





寝室のドアが最後まで閉まっていなくて、

何かの拍子に開いたのかとも考えたが、

それにしては凄い勢いだった。



主人もまだお風呂に入っていた。





あれ〜、、、?




と思っていた時のこと。



娘が突然話し出した。






「赤ちゃんがね、



居なくなってごめんねって言ってるよ。



【いいよ】って言ってあげて‼️」




と涙ながらに訴えてきた。




まさかな、、、と思ったけれど、

急にドアが開いたことと言い、

娘の突然の言葉と言い、





きっとここに赤ちゃんが来ているんだと思った。





私は、天井に向かって


【いいよ!】


と精一杯涙を堪えて言った。




すると、今度は娘が窓の外に向かって叫び始めた。



「赤ちゃん、行かないで〜えーん


「お母さん、赤ちゃんが行っちゃうよ〜💦」






そのあとも、娘と2人で泣いていたが、

そのうち疲れて寝てしまった。






夜があけて、あれはきっと2人が旅立っていった瞬間だったのだと、妙に納得した。




怖いとか、そんな感情は一切なくて、



ちゃんと挨拶に来てくれたのだと、

感謝の気持ちでいっぱいだった。





今でも、娘と一緒に、双子がいなくなって泣いた夜の話をすることがあるが、


娘は大泣きした記憶はあっても、

自分が喋ったことを覚えていないようだ。




不思議だけれど、私にとっては双子の子たちとの大切な思い出だ。






後日談になるが、



同じ日、もう一つ不思議な出来事が私の実家で起きていた。




23時頃、お風呂から出た母が、



玄関の呼び鈴の音を聞いた。




ピンポーン。



ピンポーン。




と2回鳴ったそうだ。




こんな深夜に誰かな?と一応外を見たけれど、

誰もいなかった。




後日、流産確定日の夜の不思議な出来事を母に電話で話した時、


その呼び鈴の出来事について



「あれは双子ちゃんが挨拶に来たんだ」



と確信したという。




私も母からその話を聞いた時、



きっとおばあちゃんが、

天国に連れて行ってくれる前に、

実家に寄ってくれたんだろうなと思った。




子どもは玄関のピンポンを押すのが好きなので、

それぞれ一回ずつ、

ピンポンを押していったのかなと思った。




おばあちゃん、ありがとう!

おばあちゃんが一緒なら安心だね。




と、仏壇に手を合わせた。




私には霊感のようなものは皆無だけれど、


きっと目に見えない世界や、


想い・魂のようなものは、


あるのだと実感した出来事だった。