メグの競馬予想と的中ブログ

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2022年7月24日(日)、新潟競馬場11Rで行われるアイビスサマーダッシュ(GⅢ・芝1000m)における血統傾向から狙える馬をご紹介します。

アイビスサマーダッシュは日本において唯一の直線芝1000m重賞です。
昨年は1、2番人気のワンツーでしたが、14番人気のバカラクイーンが、不利と言われる1番枠から内ラチ沿いに進路をとり、3着に入りました。三連単配当は220,340円と大波乱の結果になりました。
新潟の直線競馬は外ラチ沿いが有利という常識を覆す戦法をとった、菅原明良騎手の素晴らしさを観たレースでした。

今年も驚きの展開がみられるのか、目が離せない一戦です。

他にない直線競馬の重賞であるため、血統の偏りが顕著に出ています。
血統傾向を解説し、狙い馬を3頭ご紹介します。


直近5年間のアイビスサマーダッシュの血統傾向

・馬券圏内に入った15頭のうち、13頭が父・非サンデー系
 ※レース年、各年上から1着、2着、3着馬の父

 2021年    マクフィ        ミスタープロスペクター系
         バトルプラン        ミスタープロスペクター系
         アドマイヤムーン    ミスタープロスペクター系
 
 2020年    ロードカナロア        ミスタープロスペクター系
        バトルプラン        ミスタープロスペクター系
        モンテロッソ        ミスタープロスペクター系

 2019年    バトルプラン        ミスタープロスペクター系
        キンシャサノキセキ    サンデーサイレンス系    
        ダイワメジャー        サンデーサイレンス系

 2018年    キングヘイロー        ノーザンダンサー系
        ショウナンカンプ    プリンスリーギフト系
        ローエングリン        ノーザンダンサー系

 2017年    メイショウボーラ―    ヘイロー系
         サドラーズウェルズ    ノーザンダンサー系
         アルデバランⅡ        ミスタープロスペクター系
 
父サンデーサイレンス系が馬券圏内入ったのは2019年のみです。
2着馬カッパツハッチは、父が芝1200mGⅠを勝利したキンシャサノキセキ、母父はタイキシャトル。
3着馬オールポッシブルは、父が産駒に芝1200mGⅠ勝利馬がいるダイワメジャー、母父はYankee Victor。
共通点としては、父はサンデー系であるが、父自身もしくは産駒が芝1200mGⅠでの勝利実績があり、母父はともにヘイロー系であること。2017年1着だったラインミーティアの父はヘイロー系のメイショウボーラ―でした。

父サンデー系であれば、短距離GⅠに適した血統であることが重要です。

・ミスタープロスペクター系が2年連続で1~3着を独占

上記一覧のとおり、ミスタープロスペクター系が2年連続で1~3着を独占しています。
そのうち、母父にはディープインパクト(オールポッシブル)、ステイゴールド(ライオンボス2年連続2着)、ネオユニヴァース(ジョーカナチャン、ビリーバー)という芝2400m以上のGⅠを勝利している馬が入っている血統構成でした。

○オールアットワンス
昨年の勝ち馬です。血統は父ミスタープロスペクター系のマクフィ、母は現役時代、ディープインパクト産駒デビュー第1号として注目されたシュプリームギフトです。
母シュプリームギフトは、芝スプリント路線で活躍し、函館スプリントステークス2着、キーンランドカップ3着、京阪杯3着と重賞でも好成績を挙げました。
産駒は同馬と今年のクイーンCを制したプレサージュリフトがいます。
母のスプリント能力が引き継がれ、昨年の好走があったと考えます。

3年連続して連対しているライオンボスを筆頭に、ベルカント、アースソニック、エーシンヴァーゴウが過去10年で2年続けて馬券圏内に入っていて、リピーターが多いレースです。オールアットワンスも連覇の可能性は十分にあります。

○マウンテンムスメ
昨年3着に入ったバカラクイーンと同じ父アドマイヤムーン産駒。さらに母父ストーミングホームでミスタープロスペクター系です。ここ2年間で活躍しているミスタープロスペクターが豊富に内包されている一頭です。

昨年の9月から8戦して(3.3.1.1)と好成績を挙げていて、全て4着以内です。

初騎乗のミルコ・デムーロ騎手は2015年、2016年にベルカントで連覇を果たしています。

新潟芝1000mの成績は(1.0.0.1)で2戦とも16番、17番枠と外枠から好スタート決めて逃げていました。今回も枠順によりますが、確実に前につけられる馬で2連勝の勢いで一気に重賞タイトルを掴んでもおかしくありません。

○スティクス
父ロードカナロア、母父ネオユニヴァースは2年前に勝利したジョーカナチャンと同じ血統構成です。母ペンテシレイアは2009年ダービー馬ロジユニヴァースの全妹です。逃げて粘る戦法で中央、地方のダート戦で4勝を挙げました。母の能力が引き継がれているのかスティクスも同様の脚質です。
アイビスサマーダッシュのラップ傾向は前半が早くなるか、前後半で差のないタイムを刻む傾向があります。ダートで有利な逃げ粘る脚質が適したレースです。

前走は、外枠から脚を使って2番手につけた分、1.1秒差の7着と敗れましたが、先行力を見せた一戦でした。前々走の韋駄天ステークスでは6番枠から先頭を奪っており、今回、外枠を引ければ、距離ロスなく逃げ切ることもできると考えます。

 

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令和4年7月24日(日)、小倉競馬場11Rで行われる中京記念(G3)における血統傾向から狙える馬をご紹介します。

京都競馬場改修工事の影響を受け、昨年同様、小倉競馬場・芝1800mで開催されます。 阪神競馬場で開催された2020年には、18番人気メイケイバードが勝利し、三連単3,302,390と大波乱の結果となりました。固く収まる年もあり、人気馬の明暗がはっきりするレースです。

 

今年はどちらに傾くでしょうか。
血統傾向から期待値の高い狙い馬をご紹介します。
  
直近5年間の中京記念の血統傾向
※小倉競馬場での開催は昨年1回のみです。そのため、同条件で行われた小倉大賞典(G3)のデータも含めた直近5年間のデータとなります。
・昨年の中京記念は1、3、5着馬が父もしくは母父がロベルト系
 小倉大賞典でロベルト系を内包していた馬は下記のとおり
 2019年2着タニノフランケル(母父ロベルト系)
         3着サイモンラムセス(母父ロベルト系)
 2020年2着ドゥオーモ(牝系に内包)
 2021年2着ボッケリーニ(牝系に内包)
 2022年2着ランブリングアレー(母父ロベルト系)


・1〜3着馬は父が自身もしくは産駒が芝2400m以上の重賞を勝利しているもしくは、欧州系種牡馬。
このことから、スタミナが豊富な馬が有利。

・ヴァリアメンテ
父ドゥラメンテ、母ヴァリディオルという血統です。昨年中京記念を勝利したアンドラステの半弟です。
長距離G1を3勝しているタイトルホルダーや今年のオークスを制したスターオンアースの父であるドゥラメンテ、母父はロベルト系のDynaformerであり、このレースにピッタリの系統と言えます。


前走米子Sは、スタートを五分で出て、中団に待機します。最内をとおり、最後の直線では、内にもぐりこんだクラヴァシュドールの脚が良く、前に入り込まれて進路をなくし、6着に敗れます。進路があいていれば、着順はもう少し上になっていたと考えます。


ヴァリアメンテは10戦中6戦で馬券圏内に入っていますが、その全てで上がり最速を記録しています。昇級初戦は全て敗退していることからも、ペースに慣れてこれば、確実に良い脚で差してくると考えます。前走から斤量が2kg減の54kgで出走できることも魅力的です。

・ベレヌス
父は欧州型のタートルボウルです。2018年小倉大賞典を制したトリオンフを輩出しています。ベレヌス自身は小倉・芝1800mの出走歴はありませんが、小倉・芝2000mでは2戦して(1.0.1.0)と好走しています。小回りコースは得意な舞台です。前走は直線の長い新潟・芝1600mで2着に入っていて、競馬に幅が出てきました。もともと芝2000mで良績を挙げていた馬なので、距離延長も歓迎です。

・コルテジア
父はロベルト系のシンボリクリスエスです。上述のとおり、ロベルト系が内包している馬は小倉・芝1800mの重賞で何度も馬券に入っています。
前走のエプソムCは約2年ぶりの出走で、外差しが有利な馬場状態(重馬場)の中、2番手で追走しました。直線では外に進路を替えますが、さらに外から来た差し馬に抜きさられ、9着に敗れています。しかし、タイム差は0.7秒。長期休養明けとしては十分な結果といえるでしょう。
今回は2年前のきさらぎ賞を勝った時と同じ松山弘平騎手が騎乗します。復活劇に期待します。

 

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2022年7月17日(日)、函館競馬場11Rで行われる函館記念血統傾向から狙える馬をご紹介します。

 過去10年間で1番人気が馬券に入ったのは、2019年1着だったマイスタイル1頭のみです。2桁人気の馬も複数回3着以内に入っており、荒れる重賞の一つです。これは洋芝であり、主流の競馬場とは異質なレースになることが要因と考えられます。血統傾向が顕著に出ているため、傾向を解説し、狙い馬を3頭挙げていきます。

【データ】函館記念の血統傾向
・過去10年の勝ち馬は父、母父のいずれかが自身もしくは産駒にG1・2400m勝利実績あり。また、9年連続で父もしくは母父にサンデーサイレンス系。
・過去5年の3着以内馬は全て父もしくは母父にサンデーサイレンス系。
・過去10年でディープインパクト産駒は2着3回のみだが、全て2桁人気。

スカーフェイス
父ハーツクライ、母父クロフネ。
父ハーツクライからはマイスタイルが2019年に勝利しています。また、2020年にはハーツクライの孫のアドマイヤジャスタが15番人気の低評価で制しています。


母のスプリングサンダーはCBC賞(G3・芝1200m)、阪急杯(G3・芝1400m)を2着したスプリンターでしたが、曾祖母のキーフライヤーはダンスインザダークの母ダンシングキイがいます。ダンスインザダークの血を持つ馬は、2017年7番人気3着ヤマカツライデン、2014年8番人気2着ダークシャドウ、2012年7番人気3着ミッキーパンプキンと穴人気で好走しています。


叔父に2005年天皇賞(春)を制したスズカマンボがいます。スタミナ豊富な牝系であり、洋芝の函館記念に適した血統といえます。

モンブランテソーロ
前走1年ぶりのレースで4コーナーでは不利を受けながらも5着に入りました。16戦走って馬券圏外は4回、着外は1回と馬主孝行な馬です。馬券圏外になった4戦の内、3回は長期休養明けでした。今回は斤量が1キロ減で、叩き2走目となる今回は狙い時です。


父はディープインパクト系のダノンバラードです。ディープインパクト産駒は勝ち馬が出ていないものの、2021年14番人気で2着のアイスバブル、2020年13番人気で2着のドゥオーモ、2016年13番人気で2着のケイティーブライトと2桁人気の穴馬が好走しています。


意外にもディープインパクト直系の孫が出走するのは、今回が初めてです。同レースで好走しているステイゴールド産駒ですが、2020、2021年と連続して孫のバイオスパーク(オルフェーヴル産駒)が3着に入っています。このことから、孫の代になっても変わらず傾向が引き継がれるでしょう。

プレシャスブルー
 父ディープインパクトの人気薄で狙いたい一頭です。上述のように過去に2桁人気のディープインパクト産駒が活躍しており、7回騎乗して5回馬券以内に入っている勝浦騎手が継続することも好材料です。毎回、最後方からの競馬で展開がカギになりますが、先週日曜日のメイン五稜郭Sでは、追い込み馬1、2着に入っています。開幕6週目の函館競馬場で外差し馬場になれば、この馬向きの展開になると考えます。

 

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