川崎記念の日にコラムで書いた、ボンネビルレコードのこと載せておきます☆


2012年12月29日(土)に行われた東京大賞典をもって、2007年の帝王賞、2008年のかしわ記念などを制したボンネビルレコード(大井/庄子連兵厩舎)が引退しました。


引退後は大井競馬場内の誘導馬たちが暮らしている厩舎に移動し、誘導馬になるために必要なことを学んでいます。そこで現在の同馬の様子や誘導馬のことなどを担当の坂口さんに伺いました。



ボンネビルレコードは現在どんなことを学んでいるのですか?
 競走馬だった馬が馬場に行くとレースだと思ってテンションが上がってしまうから「もうレースに出なくていい」ということを教えるために、並足だけして厩舎に戻るということを繰り返しているんだ。あとはリラックスさせて安心感を与えることが大事だから、いっぱい触って撫でているよ。ボンネビルレコードは落ち着きもあるし、覚えも早いから誘導馬としての適性もあるね。



誘導馬になるために必要な調教にはどのようなものがありますか?
 音声調教といって、言葉の指示に従うことを覚えなくてはならないね。例えば“ホウラ”と声を掛けたら止まるとか。並足、駆足や手前を替える時も人の言葉で動けるようにしていくんだ。こういった練習は狭いところで調馬策(円周上で調教するために使用する長い紐)を使って行うんだよ。



誘導馬の調教で難しいことは何ですか?
 その場でジーッとさせることが難しいかな。馬は何も指示を出さないと周りを見たり歩いたりするから、動かず立っていることを教えるには跨っている人間の足での指示とハミを通じての扶助も理解していないとならないから。でも、最近の競走馬は牧場での育成段階で基本的な乗馬のハミ受けの練習をしているから、昔に比べて調教はしやすい馬が多いよ。


 
誘導馬として適性があるのはどんな馬ですか?
 落ち着きがあって、学習能力が高い馬は適性があるよ。大抵の競走馬は大きな音がすると驚いて逃げていってしまうけど、乗馬用の品種の馬とかは音がした時に原因を探りに近づいていって、何でもないことを確認したら戻ってくるんだ。ナイキスターゲイザは元競走馬だけど、音がしても逃げないで音が出た方向を向いて確認する知的さを持っているね。

ボンネビルレコード

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ナイキスターゲイザ
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あしたから浦和開催です!

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