知人から勝浦のビッグ雛祭りの写真を頂き、昔、母と勝浦にドライブに行った時にこのイベントに遭遇したのを思いだしました。
勝浦と言えば、朝市が有名ですよね。
朝一番に水揚げされた新鮮な魚介類や海藻やそれらの佃煮等、自家製の手作りのものを買うことが出来ます。
たまたま行った日がビッグ雛祭りイベント期間で、勝浦の市内各所に2万体以上の雛人形が飾られるイベントの最中でした。
写真は一番有名でしょうか、遠見岬神社の60段の石段に一面に敷かれた緋毛氈に1200体もの雛人形が飾られ、夕暮れ時からライトアップされるのです。
この写真では高さや奥行き等が伝わりにくいのですがそれはそれは壮観です。
ビッグ雛祭りは毎年2月下旬から3月3日まで行われるイベントです。
雨の日でもお雛様は飾られてます。
勝浦に行ったなら、オススメは『サザエ丼』を是非ご賞味あれ。
なめろう丼や海鮮丼も有名でいいのですが、サザエ丼は今はやっている店が少ないのです。
20年ぶりに行った勝浦に市場の近くにある小さなお店のサザエ丼は最高でした。ご主人が高齢でその時に『もう店じまいする』と言っていたので、今はきっとやってないと思います。
20年ぶりに行った勝浦も今から12年前の話ですから、懐かしい話です。
不思議なのは、そのサザエ丼のお店、たまたま訪れた日に久々に開けたとか。
ご主人が病気で入院していて、暫く休業していた話を聞いて驚きました。
こんな偶然をまさに『呼ばれた』と感じました。
サザエ丼はタレが肝まで染みていて、しかも丼からはみ出る程サザエが乗せてありましたし、ご飯がサザエで見えない程だったのを覚えています。
確か大盛りで頼んで1000円で、サザエが腹一杯になる位に入ってました。量も満足ですが、タレの味が抜群で、ご主人に『後継者はいないの?』と聞いてしまいました。残念ながら後継ぎはいないそうです。ですから、もうあのサザエ丼を食べる事は不可能なんでしょうね。
勝浦のビッグ雛祭りの写真を見る度にあのご主人のサザエ丼を思い出します。