千葉県香取郡の冬季湛水の田んぼ
日本不耕起栽培普及会 会員
不耕起栽培の田んぼでは、冬季湛水(とうきたんすい)をすることで
微生物が刈り取り後の株を分解してくれます。
慣行農法では今の時期に耕運機で耕します。
この差は作物にも作業にも環境にも大きな違いを産みます。
刈り取りをした田んぼには冬の間水を張り続けます。
耕起しないので田んぼには前年の切り株が残っています。
田植えの時は、この前年の株の間に苗を植えて行きます。
慣行農法から見たら、横着な農業ですよね
前年の稲株を耕運しないのですから。
田植えの時期は不耕起も慣行も同じですから、
耕された田んぼの苗はすくすく育ちます。
耕されていない田んぼの苗は、自力で根を伸ばして行きます。
そのため、7月くらいまでの稲の成長は明らかに慣行農法の
田んぼの方が早いのです。
しかし、自力で成長した不耕起の苗の後半の成長は著しいのです。
収穫の時期には深く頭を垂れているのです。
これは、根を見れば一目瞭然です。
この差が、美味しさの差にもつながっているのです。
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