ファストフォース、高松宮記念制覇おめでとう!

 

ホッカイドウ競馬に所属した事もある同馬。地方競馬に所属経験のある馬が中央のG1を制したのは2002年マイルCSのトウカイポイント以来です(以前アローキャリーと書いてましたが誤りです。すみません)。

 

 

オグリキャップやイナリワンのような馬を夢見て、去年から地方競馬出身の有力馬を追いかけてました。

 

 

 

思ったより早く中央のG1馬が出て、驚いてます。

 

 

同馬は2019年クラシック世代。同期はサートゥルナーリアやロジャーバローズ。牝馬ではあのグランアレグリア、ラヴズオンリーユー、クロノジェネシスが3冠を分けた世代です。

 

西村真幸厩舎に入厩しますが、何らかの理由でデビューが遅れ、初出走は3歳の6月15日。ここでは芝2400mと距離が長かったせいか12着に敗れます(勝ったのはあのメロディーレーン)。その後は2週間に1回おきにレースに出走しますが、2着が最高で、未勝利戦終了まで勝つことが出来ませんでした。

 

そしてホッカイドウ競馬に移籍し、田中淳司厩舎に所属します。

翌年4月から門別競馬場で走り始め、4戦3勝。特に後半の2走はダート1200mで2着に4馬身差、5馬身差を付けて圧勝。ここで短距離に適性を見出されたようです。

 

中央復帰後は元の西村厩舎に戻り、芝1200で連勝。しかし3勝クラスでは6着、8着と敗れ、一旦休養に出されます。

そして、翌年7月、CBC賞、8番人気で重賞初制覇。2着に後にスプリンターズSを勝つピクシーナイトや5着(1番人気)に九州産馬の星ヨカヨカがいるという錚々たるメンバーで、しかも勝ちタイム1分6秒0は当時の1200mの日本レコードというとんでもない好走でした。

 

しかし、その後は重賞路線を走りますが、2着が最高でなかなか勝つことが出来ず、7歳になってました。

ただ、前走のシルクロードステークスで2着に入り、復活の兆しは見せていたようです。

 

父ロードカナロア、母ラッシュライフ、母父サクラバクシンオー。

母父サクラバクシンオーというとキタサンブラックが有名ですが、本来の距離でもG1を勝ってきました。

パンサラッサといい、アーモンドアイといい、ロードカナロアは古馬になっても活躍する馬が多いですね。

 

 

今回で地方所属経験馬の中央G1制覇は達成されましたが、上記の通りファストフォースは中央デビューの馬。

まだオグリキャップのような地方デビューからの中央G1制覇という夢は実現してません。

ただ、この前紹介した園田デビューのダノンティンパニーが3月19日の山陽特別(2勝クラス)で5馬身差で勝ちましたし、フェブラリーステークスでは地方所属馬のスピーディキックが6着と健闘しています。

今後も地方の馬が中央を沸かせてくれる事を期待しましょう!

 

 

そしてドバイワールドカップデー!

デルマソトガケ、イクイノックス、ウシュバテソーロ

みんな強い勝ち方でしたね。

 

 

UAEダービーはデルマソトガケの見事な逃げ切り。4着まで日本馬!

次走はケンタッキーダービーとのことで、アメリカの3冠レースでどこまで頑張れるか楽しみです。

 

 

そしてイクイノックス!

強いとしか言いようのないレースでしたね。

 

前回のブログで、メジロドーベルがオールカマーで逃げたレースを紹介しましたが、今回もそれと近い感じでしたね。

行く馬がいなければ自分でハナに立ってレースを作る。

そしてそのまま直線で押し切る。

言うのは簡単ですが、それを実際に実行に移して勝つのは相当な自信がないと出来ない芸当。

本当に素晴らしいレースをしたと思います。


 

最後にウシュバテソーロ!

こちらは差し切り勝ち。あの位置から届いたのはすごいですね。

まさに父譲りの末脚。

 

これで日本馬としては2度目のドバイワールドカップ制覇。

ヴィクトワールピサの時はオールウェザーだったので、純粋なダートとしてはこれが初めての制覇ですね。

そんな新たな歴史を作った馬があのオルフェーヴルの産駒とは!

元々マルシュロレーヌやショウナンナデシコなど、牝馬ではダートに強い馬を出してきたオルフェーヴル。

ついに牡馬でも怪物を輩出しました。

種牡馬になってステイゴールドの血を残せたら嬉しいですね。

 

 

パンサラッサは…今回は仕方ないですね。

距離と展開に恵まれなかった。

ただ、他の芝の馬もあまり走らなかった事を見ると、今回の馬場は日本の芝の馬との相性はあまり良くなかったのかもしれません。

 

どの馬ももちろん次走も楽しみですが、何より無事である事が大事。

ゆっくり休んで次に備えてほしいなと思います。

 

 

あとウマ娘。

 

BoC’z、カッコイイ曲ですね。

エイプリルフールネタとは思えない出来。

 

 

最後に大阪杯の予想をして終わりたいと思います。

馬連4-9、6-9、9-11、9-13、9-14

単勝4、6

 

 

ではでは~