漫画やアニメは、好きに読み観するとよいかもね。
過去に何度か書いたが・・。
その本質は「ないものねだり」から始まり、
「自慢」と「見栄」「憧れ」「栄光」がそこにあるから、
作者の手癖、知識の癖が読者に伝搬する。
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「メイドインアビス」という
グロで、ダークファンタジーアドベンチャーがあるが、
「ないものねだり」の観点からすれば、
キーワードは「過酷なこと」と「探求」「生命力」で、
現代の「便利が楽になってる」時代だからこそ、
そういうことのできないリミッターをそういうことで発散する。
考察上「七層目のアビスの呪い」は「受精」だから、
「確実な死」が起きる。
その呪いは四肢の損失のようで・・いわゆる・・という話。
ほかの層の呪いは「酸欠」のイメージ。
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「18禁」の中でも変な性癖でないものは、
「ないものねだり」の観点から「人間性を取り戻すため」である。
ストレス社会であり、歯車のような人生であるなら、
人間性を失う恐怖心で、三大欲求に走る。
「想像力がある描き手」と「読む側」が絶妙なバランスになりがち。
体感的に3:7ぐらいでバランスが保つ天秤のようなもので、
興味が惹かれない人のほうが圧倒的。
増えず減らずのイメージ。
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「鬼滅の刃」は、初代編集者のおかげで、
あそこまでの仕上がりになったが、
原作者の実力で描き上げていた場合
「多様な愛」ではなく「武道の精神」「礼儀作法」だと思う。
「流派のような呼吸名」と「相手を重んじる場面」があるようだから、
あと30年後には、その設定で漫画は流行ると思うけどね。
まともな人間を出してと言われて「炭次郎」を出したということは、
「まともな人間がいない = 多様性が起きすぎて礼儀作法に欠けた人」
であり、歪んだ多様性に本格的に入る前の現代だからこそ、
流行性を実現できたと思われる。