消費者も、製造業の製造方法のメリットデメリットを
知っておいたほうがいいかもね。
ダラダラとサファリパークのように工場見学するだけでなく・・。
繊維業は確実にわかる。
1.糸から染めて編んでいく方法
2.編んだものを防虫してから糊を抜いて、仕上げていく方法
この2つに分かれると思う。
1は、調整型の製造方法
メリットは「切り売り」ができること。
ガッツリ「ひとまとめ」って感じのことはできないデメリット。
管理さえしていればいいだけなので、短時間労働でも可能。
少人数でも可能。
染込みの水の量も少量で済み、糊付けもしないので、
余分な工程もない。
デザインも色も途中で変えようと思えば変えれる。
ヘム織と柔軟付けを家庭でするなら、反物をそのまま家庭に送ることも可能。
経済が慌てなければ、働き方改革も実行可能。
食事方法で例えるなら「わんこそば」。
設定次第では長さで切り売りしていくため、
糸の管理は人力ながらも、次世代には遠隔型の織機も可能になる。
楽ができるからと油断しないで、落ち綿による火災に注意は必要。
2は、復興型の製造方法。
メリットは「まとめ売り」ができること。
その「まとめて作れること」がデメリットで、
仕上げる時間・期間が延び、長時間労働になりがちで、
反物状になった生地を出し入れするので、
モーターで引っ張ってるとはいえ、
運び出しは人力になり、肉体労働のピッキング作業になりがち。
回りくどいので、無駄に大人数をかけないといけない。
ややこしい色付けの時は、何度も直すし、
カレーやナスのシミのように上から染めれないものも出てくる。
多くの会社の生地を大釜にぶち込むので、分量以上の塩素が大量に流入すれば、
全部ダメになり、弁償料が半端ない。
それがなくても、マングルの圧力次第ではB品が多くなる。
柔軟付けは同時進行、ヘム織は内職行き。
食事方法でいえば「大盛り」。
(食べきれない場合があるという意味では、調整のできない生産)
工場滞在型になるため、次世代も何もない。
ろ過設備が必要になるから。
