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●工場の話
私の持ち場で、タオルが定期的にB品が増える理由が何となくわかった気がした。
工場長が当てつけのように責任転嫁をするが・・、
実際のところ、器用に動かせば、そんなことが起きにくい機械。
(そもそも、未検証で、叱責し始める工場長がね・・。)
起きにくいというのは・・。
2台のマングルに、それぞれのモーターがついてるので、
それぞれのモーター規格や水の被り度合い、劣化度合い、制御速度などを加味すれば、
目視で常に見守っていれば、突っ張ることもない。
いつも余裕を持った回し方をしてる。
B品になりやすい仮説
1.晒場の段階で薬剤、薬品の入れ過ぎ、あるいは熱くしすぎ
2.染めの段階で薬剤、薬品の入れ過ぎ、あるいは熱くしすぎ
この2つは今までの仮説で・・。
もう1つ考えうることは、日本の繊維業を疑うことになることだが、有力な仮説がある。
安売りの製品で、大量に作らないといけない、販売側から急かされてる状況で、
生産速度を上げ過ぎて、「綿がない」、しかし、毎日作ってる反物から、「落ち綿」が出る。
そんな状況に陥った時、「落ち綿」を使うだろう。
「落ち綿」を紡績して、タオル生地を作って、マングルで引っ張った時、
晒と染めで弱りきった繊維、その「落ち綿」の部分だけ「カーゼ状」になる。
恐らく、落ち綿入りは、横糸に使われいて、その横糸が解れて、
そのあと縦糸が切れるため、ガーゼ状になったと考える。
多くのガーゼ状は、丸型だったりする。
高速回転させるものの場合、柿の種を大きくしたようなガーゼ状になるか、完全に割ける。
マングルの場合、タオルの全般が突っ張るので、突っ張ったカ所だけがガーゼ状になる。
つまり、私の持ち場では、斑点のガーゼ状にはならない。
理論と経験値、想像力で、落ち綿入りの糸が「B品タオル」の原因と言うのが今の有力説。
機械操作は器用に毎日してるので、こちらではそんなことが滅多に起きない。
ちゃんと染めの工場に、「落ち綿入りの糸」の使ったタオルと言うのは「報告」が必要。
でないと、責任転嫁のような頭ごなしに叱責され続けるのは面倒だ。
まぁ、混ぜ込まなくても、落ち綿になりやすい部分だったってものあるのだろうけど・・。
意図的に糸に混ぜ込んで誤魔化してる部分もありそうで、怪しいところ。
丈夫さが売りのタオルに落ち綿を使ったら、脆くなって余計にもったいない。
ちなみに、染めの工場でも、毎日、落ち綿が「2袋(1袋、55~60L)」ほど出る。
虫や人毛入りの可能性もあるので捨てる。
大掃除の時は、12袋ほどが出る。
いつもの埃は「灰色」だが、工場のモノは「白」なのよね。
いつもの埃は、色々な繊維が混じってあの色だから。
色見本など、1つの加工で、確実に1枚分のタオルがロスしてる。
意図的なB品ではあるし、必要なロスだから仕方ない。
「落ち綿」の使った糸は本当に脆い。
ダウンや安い布団、ぬいぐるみの中綿で、大量にいるモノには使えそうだけど・・、
それ以上に「落ち綿」が多い。
今のキャンプブームで、「燃焼誘導材」として販売すれば、落ち綿の「消化」にはなりそうだ。
あるいは、廉価版「和紙」をつくるとか・・。
なににせよ・・。
慌て過ぎた世の中が、そういう落ち綿を生んでるのだから・・、その辺りも責任があるよね・・。
環境破壊にはならないけど、繊維業としては邪魔な優良資源。