第52回 軍師道とは嫌われることと見つけたり | 三國志14の武将データで統計とってみた まとめブログ

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系統立てた個性各論の第2回。

極めて私事で恐縮ですが、「こせい」を変換するとき個性よりも胡済が優先されると結構イラっとしますね。

 

閑話休題。

 

今回は「特定範囲内(周囲3Hex内の敵部隊の能力を変化させる」系の個性についてです。

該当する個性とその概要はこちら。

固有戦法所有者

 

前回の○将系と同じく、固有2、メリット5(内女性専用1)という構成で、

基本となる個性が機略、詭計など軍師をイメージさせる言葉が多いため、個人的には軍師系とか知謀系とかのデバフと認識しております。(以下愛称を軍師系デバフとします)

 

実のところ、○将系と軍師系は味方の能力を上げるか、敵の能力を下げるかの違いだけで、細かい条件等も含め、表裏一体の関係にあります。

例えば前回でも話題にしましたが、全能力低下の固有個性である梟雄には「(対象の敵部隊が)艦船、兵器以外」という条件が付くのに対し、

○将系における神将と同じ立ち位置の神機については、低下させる能力は限定的ながらも、陣形については条件が付きません。

この結果として、「水上の陸遜」の存在感がものすごいことになります。

(ただでさえ、呉軍の水軍はLv10であるのが通例なのに...)

 

所有する武将の能力を見ますと、○将系同様、高い統率を誇り、基本的に前線で戦える能力の持ち主たちですが、軍師系デバフの名前に違わず、高知力の武将が所有していることがわかります。(※傾国武将はとりあえず置いておいてください)

最も低い知力は詐謀を持つ袁術の68、次いで梟雄董卓の69となりますが、この2人が極端に低いだけで、次は一気に87(詭計所有の司馬昭)まで上がります。

半面武力は低く、姜維の89、董卓の85は優秀ですが、あとは高くても60台といったところになります。

そして、魅力が低い武将が多いのも、○将系とは対照的で特徴の1つと言えます。

やはり、敵とはいえ人の能力が発揮されるのを阻害するというのは、嫌な奴の印象が否めませんからね。

魅力ワースト1.2は知力のワーストが順位を入れ替えて、董卓(37)、袁術(42)となりますが、

それに続くのが、程昱(56)

さらに能力1差の57で賈詡と法正が続きます。

3人とも知力90超のインテリではありますが、確かに周囲から敬遠されて友達は少なそう(失礼)な顔ぶれです

 

 

系統内の相互互換についても、前回の○将系と同じ構図になります。

梟雄に関しては機動も下げられるため、弱った敵を逃がさない、アリジゴク的なえげつなさがあって、大変董卓向きの能力と思います(褒めてる)

また陸遜の神機は上述のように敵艦船部隊、兵器部隊にも効果が発揮されます。

艦船は船種で背景となる能力が固定されていますので、そこでのデバフはかなり有効と思いますが、

半面、対兵器となると、防御を下げるのはそれなりに効果的ですが、、攻軍の方は下げてもあまり意味がない(兵器が優れているのは攻城と破城なので)ので、限定条件が解除されている恩恵を感じることは少ないと思われます。

 

対兵器陣形ということならば、井闌なら攻城低下、衝車なら破城低下、投石ならその両方を低下させてこそ大きな価値があると思うのですが...

その攻城や破城を下げてくれる詭計にしろ詐謀にしろ、兵器陣形には効果がありません。(もちろん梟雄も)

通常陣形の武将には効果がありますが、攻城はともかく、通常陣形の破城能力はそもそも高くないので、(敵軍が破城に多重バフをかけるようなことがなければ)対策の優先順位はかなり後ろになるでしょう。

ハッキリ言ってしまえば、この系統でもっとも存在感がないのは詐謀です。(同様の理由で○将系で一番存在感ないのは督将となりますが、督将は自分が兵器陣形でも効果あるので、自分が率先して城を壊しつつ周囲部隊に破城を+αするといった運営が可能)

 

そんな詐謀を持つのは、

袁術

陳宮

程昱

の3名です。

敵が通常陣形で関に攻めて来た時、といった極めて限定的なシチュエーションが詐謀の輝く瞬間なので、その時が来たら忘れずに活躍させてあげてくださいね。

 

では陣形の限定条件がなく、全能力を低下させる「傾国」はどうでしょうか。こちらは各兵器の長所を確実に削ぐため有効といえます。

上述のように「関所の防衛戦」でその特色はいかんなく発揮され、

虎牢関の後ろに呂布(雁行)、その後ろに貂蝉(傾国)とかになると、正直陥落できる自信は皆無です。

 

そんな傾国は3人の女性武将が所有していますが、いずれも直接戦闘向きではないのは応援武将と同じです。

上記で「関所の防衛戦」と限定しているのは、通常の攻城戦では城下で乱戦になることが多く、直接戦闘に向かない傾国武将はあっという間に壊滅しかねないからです。

(応援武将もそうですが)傾国武将を存分に活躍させるには、前線に立たせない用兵を心掛けましょう。

逆に言えば関の内側など安全が担保されているならば最低出陣兵力の1000で100%の仕事をしてくれます。

 

ちなみに味方武将を応援し、同時に敵武将を傾国する、魔性の女が2人ほどいるのをご存じでしょうか。

安心してください。さすがに史実武将の中にはいません。

というわけで、古武将、コラボ武将に1人ずついるんですね、魔性の女がw

彼女らが近くにいると多少の能力差は簡単にひっくり返りますのでご注意ください

 

さて。上述の応援と傾国もそうなのですが、

○将系と軍師系、どっちがお得な個性といえるでしょうか?

 

戦いは相対評価ですので、自軍の有利と敵軍の不利は同価値であり、基本的にはどちらも同等と考えます(細かく検証したらどっちが有利かわかるかもしれませんがさして重要ではないと思うので)

 

ただし、軍師系デバフは個性を持っている本人も恩恵があるのは1つのメリットと考えます。

また、効果対象はあくまでも部隊なので、攻城戦における軍師デバフ、は効果がありませんので、○将系でバフした方が良いことになります。

 

結果的にはどっちもどっち、ということになるわけですが、

そもそも○将系も軍師系もかなりレアな個性ですので、どっちを使うか悩む、ということ自体がかなりぜいたくな悩みでもあるわけですね。