第11回 武将能力値 総合編・前編 | 三國志14の武将データで統計とってみた まとめブログ

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能力値のお話はまだまだ続きますが、

今回は能力の総合(総和)値についてです

 

能力の総和自体がゲーム内で直接的に問われることはもちろんありませんが、総合的な武将の格を示すのにはよく使われる指標かと思います

 

能力合計値の分布ヒストグラムは以下のようになります

今までの能力値分布とは違い、平均値(あるいは中央値)付近にギュッと密集している印象が強いですね。

そのためか、平均値と中央値がほぼ変わらないようになっています(能力値個別では必ず平均値<中央値でしたね)

 

これは能力値個別では長所短所がかなりシビアに設定されているものの、合計すると何となく整った数値になっている、という

制作サイドの調整力の凄さが垣間見えるグラフと言えますw

 

 

では総合値のベスト30をご紹介しましょう

 

トップ3はこの方たちです

曹操

 

周瑜

 

司馬懿

 

奇しくもなのか必然なのか、トップ3は統率ランキングのトップ3が順序をを変えての登場となりました。

しかし、このベスト30の中に各能力値のトップ3は上記の統率3傑のほかは、関羽(武力3位)、諸葛亮(知力1位)、劉備(魅力1位)が登場するのみです。

特化した能力値があったとしても総合値で上位に食い込むのは一筋縄ではないということを示しており、このあたりの設定もなかなか絶妙と思います。

 

上位にランクインする武将たちには共通した特徴がある、というか、

基本的に上位ランクの武将は2パターンしかありません。

1つには知勇兼備の名将パターン。統率、武力、知力、魅力が高く、政治は比較的苦手なパターンです

もう1つが実務もできる軍師(あるいは用兵もできる文官)パターンで、統率、知力、政治、魅力が高く、武力がやや低いパターンです

 

要するに、総合値上位の武将は、武力か政治が最も苦手な能力であるということになるのですが、

実際にベスト30までの武将は3名の例外を除いてこのどちらかになります。

 

1人目の例外が8位の鄧艾です。彼は知勇兼備の名将パターンだと思うのですが、最低能力は魅力の70となっています。

これはかなり異例なことで、各能力で魅力が単独最下位の武将だと次点は39位タイの徐盛(魅力71)となります(同値最下位だと武力と魅力がともに75の34位タイの王基となります)し、魅力≦70の武将限定とすると、鄧艾の次は49位タイの陳宮(魅力69)となります。

 

2人目と3人目の例外は知力が最低値となる夏侯惇(19位タイ)と曹真(29位)です。

彼らのように知力が最低値という武将は次いで43位タイに夏侯淵、49位タイの馬忠、56位タイの呉懿と続きます。

これらの武将を並べてみると、知力が低いというより政治(馬忠の場合は武力)が少し高めの設定になっている、という印象です

 

鄧艾のほかに、印象的な能力値を見せているのが諸葛亮です

彼は武力34という平均を大きく下回る能力を持ちながらも、他の能力で挽回してトップ10入りしています。

彼のように平均を下回る弱点を抱える武将としては43位の夏侯淵(知力55)まで出てきませんので、ものすごい挽回力と思います。

 

挽回力といえば、12位タイの孫策は知力69と政治68という2つの能力で70未満でありながらも上位にランクインされています。

2つの能力が足を引っ張っている、というと7位の父・孫堅(知力77、政治72)、16位の弟・孫権(統率76・武力67)もそうなのですが、70未満の能力で、となると、33位の太史慈(知力67、政治58)、43位タイの夏侯淵(知力55、政治61)と水が空きます。

小覇王の底力おそるべしといったところでしょうか

 

ちなみに今回夏侯淵の名前がよくでてきましたが、特に他意はありませんw

 

 

ワーストランキングは後編となります