週中のニュース見て。ニュースサイトについた様々なコメント見てて思ったのは、よくまぁこんなに少ない情報量でいろいろ書けるな、です。

肉体的な暴力を伴う指導はいけないことである。このご時世当たり前の価値観だと思います。これは前提で、100%同意します。

ではそれ以外。きつく叱ることがパワハラなんだろうか。よくパワハラの線引きに基準はなく、ハラスメントを受けた側の感じ方と言いますが、競馬の技術の未熟さは自分の命だけでなく、人(同じレースに乗る騎手)の命がかかってますから、競馬村の外の人間の考え方はどこまで通用するんだろうか。

仮にパワハラとされていることが、危険な騎乗をすることに対しての指導だとすると、優しく諭すではなく、強い態度で叱ることはハラスメントなんですかね。

例えば軍隊の現場だと、帰納的な思考ではなく、演繹的な思考を叩き込まれると聞いた事があります。なぜならば、敵が自分に向かって銃口を構えているときに、倫理的にどうすべきかと考えている瞬間に、自分が殺されるから。

敵が銃口を向けた→考えずに引き金を引く。その考え方を強制するのは、軍隊の論理としては正しいんだと思います。軍隊にいる限り、その考え方を無理矢理にでもさせることができなければ、そいつが死ぬのは確実だから。これはパワハラなんですかね。

何が言いたいのかというと、競馬界が重要視しなければならないこと(未熟な騎乗をどう捉えるのかなど)を認識していない者が、今回パワハラと呼ばれる行為が何(態度なのか、技術なのかなど)に対して起こったのかわからない情報量にも関わらず、断定形で調教師を断罪するコメントを書くのは気持ち悪い、ですね。

もちろん、例えば社会人として共通認識を持てるところ(危険性もないコミュニケーション能力不足など)でパワハラが起こったという情報があるならば、調教師を断罪してもいいと思いますけど。


しかし、管理職として指導が難しい空気感は、ますます濃くなっていきそうですね。

論理立てて指導しても、部下が圧迫感を感じて泣いたらパワハラですし、感情に任せず合理的に指導すれば怖がる必要ない!とか、きれいごとですよね。どこでどう感じられるかなんてわからないし、管理職はみんな怖がっているように思います。

本当にパフォーマンスあがらない部下に、パワハラと言われないように怖がりながら、当たり障りのない指導をして、パフォーマンス上がらなければ、基準に照らして低評価をつける。部下は不満を持っても、基準に照らしての評価なので飲み込まざるを得ない。管理職も、部下も幸せにならない世界。

そう考えると、自分は本当に部下に恵まれているなとしみじみ思います。自分もいろいろ率直に言われるし、自分も包み隠さず厳しいこと言うし、とにかく誠実に相手を信頼して言い合える関係性。
幸せなんだなぁ。。