最終回までの連続2クールを疾風怒涛の盛り上がりで楽しませてくれました「バックアロウ」。
みんな幸せ大団円の結末だったけど、そこに辿り着けなかったキャラも居ました。
リンガリンドのラスボス、調停者ルドルフは、最後まで神への献身を貫いたわけですが。
初登場時、常に本気を出してはいけないと、こぼしていました。
ルドルフがその気になれば、殲滅者を送られる(リンドの破壊決定)よりもっと早い段階で、何なら台頭し始めたばかりの頃のゼツ陛下を排することも可能だったはず。
リンガリンドの消滅は自分の消滅でもあるわけで、なのにその可能性を見逃していたのは、自分が本気を出してやりあえる存在を欲していたから、なのかな?
根っからのドSってか、神に逆らうほど思い上がった連中に力の差を見せつけ絶望させるのが、最高の悦びだったっぽい。
まさかリンドを殲滅させる前に、見下してた連中にしてやられて自分が先に滅ぶのは誤算だっただろうけど、それでも最後までやり切った感はあった(リンド滅亡は確定事実と思ってただろうし)。
だけど、ルドルフに従い続けたディソナンザは?
過去語りが一切なかったので推測だけど、わりと頭が良いヤツだったんじゃないかな。
代々そういうポジションだったのか紆余曲折あったのか。ルドルフが世界の調停者、神の代理人だと知った時、ディソナンザは何を思ったか。
頭がいいからこそ、利口に生きる道を選ぶ。
選ぶしかなかった。
自分のやりたいこと、考えることを仮面で封じた道化になった。
そして、世界の破滅が確定する。
ディソナンザはやろうと思えば、破滅を回避しようと足掻くアロウ陣営にコッソリ味方する(まあバレるだろうけど)道も、無くはなかった気がする。
それが最後のチャンスだった。
けれど、自分自身も滅びると分かっていても、他者が全員滅びるのを見届けて、「自分の選択は間違っていなかった」ことに歪んだ満足を感じながら最後から2番目に消滅する。
それが唯一の未来だと信じて、疑うことも出来なかった。
だからこそ、リンガリンドの滅亡よりも先に、ルドルフともども消滅させられるという運命は耐え難かっただろうね。
自分の理由で生きていない、考えもしない、道を探そうとする他者を哂う、そういう生き方は不幸だし、かわいそうだと思う。
そういう意味では、レッカに生まれたシュウはラッキーでしたね。
武闘派脳筋揃いのレッカで競争相手は少なく、ゼツ陛下は(あの強欲宰相ですら)自分に従うなら大目に見るような性格だったし。
これがリュートに生まれてたら、ルドルフは変態どSだから、何するにしても難易度高かっただろうな。
まあ、いざとなったらとっとと何処かに亡命してたかもだけど。
自称天才で、実際そうなんだけど、わりと努力型っぽくもあるシュウの一番の天才ポイントは、ここってチャンスに全賭け出来る度胸かも。
流石は裏主人公(カイと合せて裏W主人公か?)。
神側についてラスボスコースも、無くはなかったよね。
そんなシュウも、最初は誰かを勝たせるって考え方っぽかったのが、だんだんとあらゆる力を適材適所に結集して勝つ! ってなってったのが胸熱ポイントでしたね。
が、しかーし!
赤ちゃんを送り届けた先で何があるのか(船団組んで出発したような星で、何もないわけがない)。
はたまたリンド世界同士の交流とか。
世界は無限で興味は尽きない、ということは。
シュウとアロウ、リンガリンドに素直に落ち着くとはとてもとても・・・W。
カイとレン君は、いつまでも生暖かく見守ることになりそうですね。
そういう後日談、お待ちしております。
