ケイアイファーム分場を後に、途中道の駅みついしでの休憩を挟み、バスで三石のケイアイファーム本場へ向かいます。海沿いにある道の駅ではまたモヤってましたが、少し内陸に入るケイアイファーム本場は晴れて撮影日和になりました。
もはやあるあるなんですが、血統的には本場にいる１歳馬の方が良血馬が多く、毎年参加者の方とネタで、手元に置いておきたい血統馬＝本場＝一軍だよねーーーさぁ一軍見ましょーとかいう話をしますが、そんなことはないとは思います(笑)エンジェルフェイスは分場にいましたしね。ただやはり血統の字面はすごい面々が揃ってます。
16.パーフェクトトリビュート16（父キングカメハメハ）牡馬
本日デビューのイッツパーフェクト（中村祐子さん名義）の下。17年産はカナロア牝馬。
17.キャサリンオブアラゴン16（父ロードカナロア）牡馬
血統はやりすぎじゃないの的な全兄妹クロス（KingmamboとMonevassia2×3）たぶんケイアイとしては牝馬を産ませて、その仔たちに期待したいという思いだろうと想像できるのだが、キャサリンっ仔は１歳も０歳もカナロア牡馬。お仲間さんにはカナロアっぽくないと言われましたが、パッと見好みです(笑)
18.レディルージュ16（父ハーツクライ）牝馬
19.ハリケーンフラッグ16（父Curlin）牝馬
父CurlinはSmart Strike直仔。Mr.Prospector3×3だけに牡馬ならダートで面白かったが、牝馬なら逆に芝もこなせるか。
20.シンメイフジ16（父キングカメハメハ）牡馬
21.グラシャスギフト16（父ロードカナロア）牡馬
この仔も良かった。Storm Cat3×3は2歳ロードイヒラニと同じも、母系のレベルはこちらの方が上。
22.レディアルバローザ16（父ディープインパクト）牝馬
アルバっ仔は0歳もディープ牝馬で３年連続で全姉妹。どの仔が当たりになるのか興味あり（高額が続きキリがないので出資はしない方向）
23.ワイルドココ16（父ロードカナロア）牝馬
カナロアをつけるためにケイアイが買ってきたワイルドココ待望のカナロア仔。
24.キャトルフィーユ16（父ロードカナロア）牡馬
元出資馬の初仔。実際見てもやはり小さい。そこが課題も、馬は今回見た中でも上位かな。運動神経が良さそうな感じ。母父ディープは現状不振もカナロアとは相性良さそうに思える。
25.ハーフムーン16（父ロードカナロア）牡馬
Kingmamboのクロスが余計も、血統表を眺めていると味わいがにじみ出てくる感じ。
26.ワンフォーローズ16（父ロードカナロア）牝馬
ケイアイ功労馬ワンフォーローズのカナロア仔。現時点で馬体重471kgで上にも負けずいい馬だが、他に目移りする分ここまで資金が回るかどうか。でも行っちゃうのかな～(笑)
27.レディバラード16（父ロードカナロア）牝馬
バラードはいつもいい仔を出します。ただこれもワンフォーと同じ理由で後回しになりそう。
28.スピニングワイルドキャット16（父ディープインパクト）牡馬
今年のディープ牡馬はこの仔だけになりそうですね。かっこいい青鹿毛馬だが、血統的にはやっぱりケイアイのディープと言われそうな気がします。
29.レディブラッサム16（父キングカメハメハ）牡馬
泣く子も黙るカナロア全弟。現状身体はひと回り兄より小さい。2匹目のどじょうはあるのか。募集に出てきたとしても高額必至だし、私は行かないでしょうけど(笑)
30.ニンフェアアルバ16（父ロードカナロア）牡馬
今年1歳ケイアイ生産のカナロア×ヨーロッパ血統の母に注目していますが、どうしても緩く出るのかな。どういう仔に育っていくか。この仔は今後の成長を見ていきたいところ。
以上、計30頭のケイアイファーム在厩の1歳馬展示終了。この中からどのくらいの数ロードの募集に出てくるかはわかりませんが（例年通りならケイアイ生産は25頭前後かな）募集馬発表を楽しみに待つことにします。
さぁこれで本日の行程は無事終了。そのまま三々五々バスに乗り込み、静内の3か所のホテルに向かいます。
18時半からはエクリプスホテルに集まり、懇親会の開始です。
昨年はビュッフェ・立食形式でしたが、今年は着席スタイルに変更。この方が落ち着いて話が聞けます。会場前方には活躍した馬たちのゼッケン＆レイ（クエストの昨年優勝のレイを出さざるをえないところが痛いですが）ちなみに皆さんお気づきかと思いますが、全馬4歳馬ですね。
会場では中央及び後方に食事が用意され、各自自由にテーブルへ持ち寄ります。少し会食しているうちに、中村ＧＭが到着とのことで、昨年に引き続きＧＭのトークコーナーが始まります。基本的には事前にアンケートで募った質問に答える形で進みます。ここではメモしたんで、その内容をピックアップ（微妙なニュアンスの違いはご容赦を）
・セール購入馬の基準はまず第一印象で惹かれるか、惹かれないかで判断。その中から馬体面のマイナス要素を考慮して最終判断します。
・繁殖馬購入については、まずブラックタイプが重要。それから馬体。繁殖馬については、血統が良ければ馬体面で多少不備があっても購入することもある。
・シンボリ牧場内に専用馬房を借りて、千葉ケイアイファームを置いている。グループとして一体で育成したいから。外厩に任せるのは良い面もあるが、悪い面も多分にあり、それなら自分たちで面倒を見たいとなった。馬一頭一頭に起きたトラブルに細かく対応できる。
・会員さんから反感覚悟で言いますが、ダノンプレミアムは三石と千葉のケイアイで育成しており、今は千葉ケイアイにいます。それをやれたことは自分たちの自信にも繋がる。
・三石はトラックコース（800m）はあるが、追い切りは坂路中心（1000mから1200～1300mにする延長工事中）千葉は坂路自体あるにはあるがそれ程大きな施設ではないため、主に1800mのトラックコースで調教（三石でできないことを千葉でやる）これをやってきた現在の2歳は体力不足で返された馬は今のところ1頭もいない。
・なお千葉ケイアイでの愛馬見学は、シンボリ牧場自体が見学不可なので難しい。
・トレッドミルを導入している牧場が増えているが、ケイアイはまだない（導入したいという構想はあるが）
・カナロア仔について。牝馬は華奢な馬が多い。全体に緩い仔が多い。よって使い出しは遅くなりそう。夏からガンガンよりは秋からの方が更に良い。芝・ダ兼用。1200mに対応する馬の方が少ないように思う。マイルから1800mに適性が出そう。ロードダヴィンチは短い距離は無理で長い方が良い。
・あくまでＧＭ個人的な意見（好き嫌いレベル。1歳はまだ乗ってないからね）としてお気に入りの馬。残口あり2歳はロードザナドゥ。1歳はキャトルフィーユ16、グラシャスギフト16、ワンフォーローズ16、パーフェクトトリビュート16＆more。
・ロードザナドゥ、ケイアイのカナロア仔で一番緩いので時間はかかる。
・ロードヴォラーレ、結構な気性になってきた。やはりオルフェの仔って感じに。走る方に気が向けばよいが、頭の中がわからないタイプ。
・ロードエース、背中良いが奥手。
・オールフォーラヴ、緩かった兄アルバータとはタイプがまったく違う。普段はそこまでいいとは思わないが、速いところ行くといい。
・3歳馬の不振についてはいろいろな悪いことがあったと考えており、それを今の2歳に生かしているつもりでいます。
・カナロア仔について、カナロアに似ている仔の方がいいのかな、と思う。ただまだ産駒の結果は出ていないので、どういうタイプがいいのかは決められない。
・キャトルフィーユ16については、初仔ですからやはり小さい。でももちろん大きくなってもらわないとね。430kgくらいで走るようにはなるのかな。お気に入りとして挙げたのは、それだけ私(GM)自身母キャトルフィーユに思い入れが強いから。
文章にすると長くなってしまいましたが、こういう感じのことを話されていました。現状のロードについて反省もされて、改善を図ろうと頑張っていることは感じられました。私自身ロードに愛着はありますから、これからも応援していくのみですね（ただ今後も問題点は提起していきますが。笑）
さぁＧＭインタビューが終わった後は、皆さんお楽しみのハズレクジなしの抽選会です。今年は何が当たるかな～
ちなみに私の座っていたテーブル、お仲間さんは6人座っていたんですが、クジ抽選最後の方まで残っているのが私含め3人、他の方含め残り約10人。高額景品（最高は出資5万ポイント）がほぼ半々の確率で当たる！？のところまで来ました！
ってことで、ドンっ！！！
太宰騎手サイン入りゴーグルゲット。
やはりゴーグルマンの星の下にはにはゴーグルがやってくるんですね( ；∀；)これで昨年の岩田騎手サイン入りゴーグル、更にカナロア祝賀会でも岩田ゴーグル当たっているので、通算3枚目のサイン入りゴーグルになります。
同じテーブルのお仲間6人は出資５千ポイントが2人、池添騎手サイン入りクエスト帽子が1人、QUOカード2人そして私のゴーグルと、なかなかの当たり率だったように思います(笑)
楽しい懇親会もこれにて終了。明日に備え、早々に就寝モードに入ることにします。
（ってことで、ブログは更に続く。更新は来週かな）