今週から楽しみな２歳新馬戦が始まりましたね
ロードカナロア、ノヴェリスト、エイシンフラッシュの社台期待の新種牡馬産駒だけでなく、他にもローズキングダム、ストロングリターン、モンテロッソ、トーセンロレンスの各産駒が今週デビューしました。
新種牡馬はやはり産駒を早期デビューさせてその存在感を示さないと生き残っていけません。その中から早くもロードカナロアとノヴェリストの仔がきっちり勝ち上がりです
私的にはやはりロードカナロア産駒が新馬戦最初の週から勝ち上がってくれたことに感無量です
４月に北海道の牧場を巡った時には、カナロア産駒はおっとりした仔が多くて現状ピリッとしない、晩成じゃないでしょうかね、という話を耳にして、牧場レベルでは正直物足りないんだろうなと個人的には感じさせられていました。
そんな中、ノーザンファームで順調に調整されていたステルヴィオとトゥザフロンティアが東西のカナロア一番星候補として早々に本州入り。そしてステルヴィオが本日デビュー
調教ではいいタイムを出すも、「気性がのんびりしている」「グッとくるところがない」「まだ目覚めていない」「レースで変わってほしい」「半信半疑」と慎重な発言が大好きな木村調教師（ステルヴィオの所属厩舎）と考えてもマイナスコメントのオンパレードでしたが、レースは見ての通りセンスあふれるレースぶりで文句なしの快勝時間の関係でグリーンチャンネルで本馬場入場からしか観戦できませんでしたが、気合も乗っていい感じでしたし、馬体はカナロアに似たタイプで迫力がありましたね。そしてさすがはカナロアの仔です、競馬場でスイッチが入ったんでしょうね～。道中促して行くところはありましたが、カナロアの現役時代を考えたら、次からはスッといけると思います。
ステルヴィオは自分の出資馬ではないのですが、１か月前くらいから情報を仕入れて今日に備えてましたし、今日のレースＶＴＲも何回も繰り返して見てます。カナロアの仔は全て応援あるのみです(笑)
私の出資馬の中でも、トゥザフロンティアとロードダヴィンチはステルヴィオと同じように現状少し物足りない雰囲気のコメントを頂戴しているのですが、ステルヴィオがこの時期からきっちり走ってくれましたから、これで彼たちもやってくれるはずと確信できました
ノーザンファームのカナロアが走ったからと言って、血統も育成も違うケイアイファームのカナロアが走るかはまだわかりませんが、カナロアの仔が素晴らしいパフォーマンスで勝ってくれたことが本当に嬉しく、そして何よりホッとした最高の日曜日になりました。
産駒たちにも頑張ってもらうとともに、カナロア自身もこれから長く元気にやっていってほしいと思います
（2014.6 社台スタリオンステーション）