福島で麹と暮らすSatomeです。


10年ほど前、オーストラリアに遊学してましたが、味噌は貴重品な為買うこともできず、一年半後に日本に帰ってきたとき、久しぶりに飲んだ味噌汁に涙がでてきましたえーん

そこで、日本人である自分の間違いなく

味噌汁はソウルフード

だったことに気がつきました。
日本全国で米、麦、豆など色んな味噌がありますが、どれも麹菌の作り出す酵素が豆、塩とともにいい仕事をして、免疫力アップなど健康維持にかかせないものとなるのです。


調べてみると、毎日飲む味噌汁には、他にこんな効能があるんです。

✳︎コレステロールの低下
✳︎高血圧予防
✳︎心臓、脳髄中の毛細血管を丈夫にする
✳︎癌抑制効果
✳︎胃、十二指腸潰瘍予防
✳︎肝硬変予防
✳︎老化防止
✳︎放射性物資の除去作用


癌抑制効果や、胃潰瘍などの胃腸系疾患の他、コレステロール低下、高血圧予防はもちろん、特に放射性物質の除去作用に効果のある味噌をお味噌汁などで毎日1〜2杯飲むことでの健康維持効果は大きいですよね。

先日シンポジウムでお話を聞いた発酵学の第一人者・東京農業大学名誉教授の小泉武夫先生も味噌汁について「日本人のスタミナ源、いわば肉汁」とも言ってます→記事はこちら

記事の中でも少し触れていますが、長崎の原爆投下後、秋月辰一郎医師は、自ら被爆しながらも、毎日塩の効いた玄米とワカメの味噌汁を飲み続け、原爆症を発症せずに89歳まで過ごされました。

のちに秋月医師は原爆症を発症しなかったのは、味噌汁のおかげとも言われていたとのこと。

石井味噌さんのHPに秋月医師のお話と広島大学の実験の内容がこちらにかかれてます。熟成した味噌が特に放射線防御効果が高いようです。


普段から味噌汁を毎日とりつづけることにより、有害物資の排泄効果や免疫力もあがり、健康維持にもつながる味噌。 日本の先人たちから代々受け継いできた伝統食、食べないで過ごすのはもったいない!!


うちの母の小さい頃、50〜60年前までは福島でも家庭で味噌を仕込む風習があったよう。たくさんの良い効果がある味噌だけに、各家庭で仕込む手前味噌を復活させたいと個人的には思っています。


そんなわけで今日は、忙しい朝もこれだけで腸内環境が最強になる納豆ともずくを組み合わせたこちらのお味噌汁レシピを。


みなさん、日本の伝統食、味噌汁を毎日飲んで健康維持にやくだてましょ〜ー≧(´▽`)≦

【納豆ともずくのツルツルお味噌汁】

--材料--
納豆1/2パック
豆腐 適量
もずく適量
煮干し粉 少々
昆布水 200cc
豆苗 少々

1.鍋にお湯を沸かし、煮干し粉を入れる
2.もずく、豆腐を入れて一煮立ちさせ火を止めてから味噌を溶く。
3.器によそったあと、納豆、豆苗をトッピングする。

※市販品の味噌は無添加がオススメ。
味噌の発酵が止められている場合があるので、できれば手前味噌をオススメします。こちらの味噌屋さんで添加物の説明がありましたので、ご興味あれば→マルカワ味噌 



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【参考資料】
発酵食品礼讃 小泉武夫著
みその絵本