2017年3月

栃木県で起こった那須雪崩事故

 

県内高校の山岳部が参加して

那須に春山登山安全講習会

 

悪天候だったため、

訓練内容をラッセルに変更

 

雪崩がおき、生徒7名と教員1名が死亡した事故

 

遺族側は調停を申し出たが

引率した3名の教員は出廷は不成立となり、

民事事件は県と県高校体育連盟に損害賠償を命じたが、

 

3名の教諭への請求を棄却

 

 

 

問題はここ。

 

3名の教員の当事者がまったく、裁かれていない。

 

当時の記者会見で、

引率した教員の代表者は

言い訳ばかりだった。

重大な事故を引き起こした当事者ではなく、

どちらかと言えば第3者のような感覚さえ感じました。

 

 

この雪崩事故で

3名の内の1名の教員は、

先頭を歩いていたので

雪崩に巻き込まれ、受傷したという。

 

後列にいた高校は

引率していた先生が

「いやな風が吹いてきたから

戻る」

と声をかけ、逆方向に向かい始めて雪崩は起きたらしい。

 

この高校の生徒でさえ、雪崩に巻き込まれ受傷してヘリコプターで

搬送されたと私は本人から聞いた。

 

それほど大きな雪崩がおき、

息子たちの命が失われたことに対する悲しみは大きく

その反面、調停にも出廷しない引率教諭

 

それは誰の指示なのだろう?

弁護士だろうか?

 

民事で県と県高体連に損害賠償命令がなされても、

全て保険で賄われるだろう。

保護者は、何も知らされずに

学校が薦める保険に加入しているけれど、

あの保険は学校活動で受傷したときに

保険金はおりるが

私が勤務していた私立の専修学校に置いてあった約款を読んだら

事故等の発生で訴えたられたときの学校側の賠償金や弁護士費用も

支払える仕組みになっていた。

本当にびっくりだった。

 

別の高校の女子生徒も参加していたらしいが

訓練には参加しなかったという。

 

正解だ。

 

訓練を行う、行いわないの判断はここにあったと思う。

 

参加者全員が参加できる訓練なら行うべき。

 

 

昨日、大分県の特別支援校で3年生の女生徒が

咽喉に飲食物を詰まらせて死亡した事故

 

食事介助をしていた教諭が席を離れたすきに起きたらしい。

判決は県に660万円の損害賠償を認めた。

 

お母様は泣いて記者会見

「娘のせいで起きた事故ではないことが

やっと証明された」

でも、食事介助していた教員を

罰則はどうなのだろう。

 

 

 

那須雪崩事故は事故発生から7年

刑事事件は5月30日に結審するらしい。

 

この大分の事故は

発生から8年

 

 

遺族が長い月日を悲しみのなかで過ごしながら

事故・事件の当事者である教員は

公務員という分厚い壁に守られている。

命を

大切な命をおとした方がいても

 

だから、私の

地球外労働基準監督署の

U野調査官が言った

「(訴訟をおこしても)国相手ですよね」

 

これでは公務員の責任が

全て許されてしまう。

刑事事件にするしかないのだ。

 

国民全員が公務員になれば、

国が守ってくれますか?

 

平等ではないです。

 

 

 

金が下りても

怒りや悲しみは癒えません。

 

 

謝罪を

反省を

遺族は求めているのです。

 

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