良書の紹介 vol.5
「パワーかフォースか」
-人間のレベルを測る科学-
✳️著者 デヴィッド・R・ホーキンズ
✳️出版社 三五館
✴️価格 2800円+税
✴️発行 2004年9月1日初版
2011年2月2日16刷発行
☪️ISBN 978-4-88320-300-0
スターウォーズに出てくる「フォース」がありますが、この著書の中で著者は、その「フォース」なるものを少し否定的に捉えています。
スターウォーズのフォースでは、善面と暗黒面とがあり、それらは対立し合っています。
つまり、フォースは、常に何かに対立する行動を取るもので、また、エネルギーが与えられなければそのエネルギーを発揮出来ないものであると著書はフォースを位置付けしています。
そして、フォースとは対照的で何に対してもまったく敵対的な行動はとらず、対立し合うことのない力を著者はパワーと呼んでいます。
また、パワーは外部からのエネルギーを必要とせず、自らエネルギーを生産し供給することが出来るものであるとし、フォースは限定的でパワーは無限的だとしています。
人間は、フォースを頼る段階からパワーに頼る段階へと上昇していかなければならず、愛や喜び、平和や悟りというパワーの世界に達して行くことが望ましいと述べています。
欲望やプライドのような対立を生むようなもの、相手を打ち負かすようなもの、即ちフォースを排除し、親切さや優しさと共に生きること以外に必要とするものを持たず、それを当たり前にして生活をすることが大切だと筆者は説いています。
ありふれたことと神は同義で、非常にシンプルで簡単に出来ることの徹底が愛や喜び、平和や悟りというパワーの世界に及び、簡単に出来ることをいかに多く当たり前に行えるかがその人をよりスピリチュアルにしてゆくと述べています。
それには非常に強い意志と絶えまね集中力を必要とするから難しく、スポーツのように激しい追求が求められはしますが、それがきちんと身に付けば、常にエネルギーに包まれるようになり、フォースのように与えられて得る力でなく、自ら力を生産する力、即ちパワーを得られるようになるのだそうです。
映画スターウォーズでは、フォースの存在が格好良く描かれていますが、確かにフォースは善面と暗黒面とで対立し合っていますし、プライドや欲望が渦巻いている世界ではあるので、パワーという力が及ぶ世界とは程遠いもののように思います。
私達が住むこの世界をよりパワーが及ぶ世界、愛や平和に近づけるためには、プライドや欲望を排し、当たり前に親切や優しさを発揮し、それを意志強く徹底することが求められるように思います。