「山田五郎の美術教養講座【第2弾】 90分でわかる印象派 ~印象派展のはじまりから終わりまで~」へ!

 

 



資料がこちらに映し出されとてもわかりやすかった。

 


90分の予定が時間オーバーで2時間に。あまりに面白くてあっという間!ところどころは五郎さんの配信で知ってるものの、やっと流れを掴めて感動!

印象派は写真の普及とチューブいりの絵の具の販売を背景に生まれたそう。

写実は写真には敵わない、だったら絵画だから描けるものを描こう、画家の主観や印象に重きを置くものへ。

画家といえば、外にイーゼルを立て、ベレー帽にパイプを咥えた画家がパレット片手にキャンバスに向かう‥そんな私達の想像する姿は印象派以降に生まれたもの。なぜなら、絵の具を材料から混ぜて作った時代、絵はアトリエでしか描けなかった。チューブ入りの絵の具が画家を戸外に連れ出した!など。なるほどなあー!絵の具がチューブ入りじゃない時代があったんだなあー(O_O)‼️

第1回印象派展から第8回まで、どんな人が関わって誰がどんな作品を出展したか詳しく解説してくださりそれも面白過ぎ・・。

 

巨匠達がまだ20代の若者で、誰も彼らの絵に見向きもしない時代。当時はたったひとつしかなかった国の主催のサロンでは落選し続け、絵は売れず・・。お金持ちの子息バジールが皆の為に広いアトリエを借り、売れなかった絵を買ってアトリエに飾り、印象派展開催の資金までも準備する!

 

普仏戦争が勃発し、志願して参戦したバジールは若くして世を去り、バジールの描いたアトリエでの絵には最初バジール以外の画家たちの姿しかなく、中央に背の高いバジールの姿をマネが描きいれたと言われている・・・思わずじ~ん・・。切ない。

 

 

 

 

そのあと、バジールよりもずっと大金持ちのカイユボットが現れ、印象派展を支えていったり!

 

 


第八回印象派展で点描で風景画を描くスーラやシニャックの新印象派と呼ばれる絵は、モネやルノワールらの印象派と根本的に違う、それは何なのか?!グイグイ引き込まれる話ばかり!

 

 

 


今回の印象派の内容、本になるそうで絶対に買いたい!嬉しい!


私の絵画の知識はほぼ山田五郎さんのYouTube配信、大人の教養講座からだといっていい。展覧会に行く前に、まず五郎さんの配信あるかな~?と探して視聴してから行ったり、五郎さんの配信を観て矢も楯もたまらず観に行った展示もある。(今は公開されていない藤田嗣治解説、なんと1~3まであった・・・!!!音声だけでも公開してほしいくらい素晴らしかった。著作権料が高すぎて更新できず・・。残念・・。)

 

 

全く知識のなかったキュビスム展も五郎さんの配信を観て勉強してから行ったので、とてもわかりやすかった・・!

 

現在京都巡回のキュビスム展開催中までの期間限定公開なのでぜひ。

 

 

 

全く興味のない絵も、五郎さんの解説を聞くと「へぇ~!」「なるほど~!」

先日は中世の宗教画の解説を見ていて「ほら、ここにさぁ、カラスがパン持ってきてるんだよね」あ・・!ほんとだ~~~!なんというか、これは読み聞かせみたいだ。絵を読み聞かせしてもらっている・・・(キュン)

 

推しが大抵過去に生きてた方々ばかりで(柳宗悦先生とか河合寛次郎さんとかっ)そんな私にとって、山田五郎さんは唯一?今現在も生きてる推しといえる・・・。(入場&退場の際、私の真横をっ‥五郎さんがーーー!!)


(五郎さんの座った席)

 


資料も沢山!!感動もの。数日後に期間限定で配信も観れるようなので、復習もできる!素晴らしすぎる講座に感動。


会場は角川書店本社、飯田橋駅を降り立つと凍えるような強風。日暮れていくビル街と川の光景がワクワク感を。

 


 

 

第一回の開催を知らなかったのが惜しまれる・・。ぜひ第三回の開催も!