豊田市民芸館。

古陶磁研究家であり名古屋民藝協会会長も務めた豊田市名誉市民・本田氏の尽力により、駒場の日本民藝館の改築の際、その一部旧大広間と館長室を本多氏が譲り受け、豊田市へ寄贈。それらを豊田市が整備し、1983(昭和58)年に現在の第1民芸館が開館。

 

2023年は開館40周年だった。

 

1985(昭和60)年に第2民芸館と茶室勘桜亭(かんおうてい)、1990(平成2)年に第3民芸館開館。

2016(平成28)年には旧本多静雄邸を豊田市民芸の森として一般公開。
 

 

 

 

 

 

 

第2民芸館

 

第3民芸館

寛次郎デザインの竹の家具(しかも棟方志功邸にあったもの)が飾られており、寛次郎、こんな家具もデザインしてたの?しかも棟方志功が・・自宅で使ってたのか・・・!!悶絶もの。撮影不可が口惜しい・・・!

 

ここで使われている織機が何台もあり、作品が飾られていたのもよかった。

 

展示はなく中には入れなかった↑

 

重要文化財のちいさな洋館、旧井上家住宅西洋館。

 

明治期(推定明治10年代)の建物で2000(平成12)年に国の登録有形文化財に。

明治時代に名古屋市内で開催された博覧会の迎賓館として使われ、その後関戸銀行(旧東海銀行の前身の旧愛知銀行)の建物から井上農場の迎賓館や住宅として長い間使われてきた可愛らしい建物。

 

株があがることから、窓に蕪が!かわいい!

 

 

工芸館の横の登り窯。実際に使われている釜はこんな感じなのだなぁ・・釜がちゃんと生きている。

寛次郎記念館の登り窯の衝撃を思い返しながら。

 

 

ともかく敷地が広大。川も近くにある。とても回り切れなかった。風が強く寒い日で、旅の疲れもあり。柳宗悦歌碑が5か所設置されていたのだが諦めて帰途へ。

 

もう一生来ないかもしれないけれど・・・。いやしかし、普段の旧館長室を見ていないから、またいつか来てしまうだろうか・・?