リブログ記事”貼り紙作戦”その後
施設に入居する認知症の父が、テレビショッピングに電話出来てしまい代引きで葡萄が届いた件その後。事務所に預かって頂いた葡萄を開封の儀。葡萄はシャインマスカット。7500円は致し方ない・・。どう考えても全部母がバクバク食べてまた腸閉塞を起こして緊急搬送の図しか思い浮かばない。1パックだけ、小さな房に切って持っていき、残りは持ち帰ることにした。2人に貼り紙を見せながら説明するも、「知らない」「ここで出たものしか食べちゃいけないことになってるの。お父さんが勝手に注文したんでしょ」「知らないな~」いやいやいや、現に届いてるんだから、注文しちゃったんだよね。でもお母さんには腸の癒着があって食べ過ぎたらまた腸閉塞が起きるし、次に起きたら手術で人工肛門で、そしたらこの施設にももう戻れないから。別々に暮らさなきゃならなくなるし、最悪死ぬ場合もあるから。それが嫌ならもう注文しちゃダメだからね?と念押し。「ふ~ん・・うん」わかったのかわからないのかな、ふにゃふにゃな返事。父のベッドサイドにある冷蔵庫に貼ってきた。注文先のテレビショッピング会社に連絡し、父が注文出来てしまい、老人ホームに届いて騒ぎに。代引きのお金は立て替えて頂いたけれど、困るので父から注文がもしあったとしても注文を受けないでほしいとお伝えしたところ、電話番号と住所と父の名前を確認し、手配してくださった。テレビショッピングや新聞広告でこういうところは沢山あるから、意味ないかもしれないけど。(登録されて広告が届くと始末が面倒なのでそれだけでも阻止できる。)携帯電話を没収するのが一番なのだが、片方が入院した時の連絡手段や、まだ携帯電話を持っていたい気持ちや取り上げられたと事務所に突撃されたりしたら?と考えるとまだもう少し様子見。でももうほとんど使わない様子なので、今年中には没収する時期がきたのかもしれない。施設入居6年目、これまでしたことなかったのに、今年に入って二回目。突然回路が繋がっちゃったのかな?貼り紙は自宅介護の頃から「認知症でもどうしたら意識に入りやすいか?」を試行錯誤してきた結果、イラストや写真のように視覚に訴えるものが一番効果があるとわかった。これまでで一番効果があった貼り紙はこちら↓これは父の友人が来訪時に何も持ってくるなとお伝えしたのにもかかわらず、なんとプリンとクリームパンをお持ちになったらしく、(しかも一つが大きくて日持ちのしないやつ!!!)二日間でほぼ全部母が食べてしまったらしく(!!!!)腸閉塞で緊急搬送され入院になった際、退院時に作ったもの。腸閉塞→お腹痛かっただけ、もう良くなったんだろ~?と、食べさせたがる父。食いしん坊で出されたら出されただけペロリと食べてしまう母・・。退院してから消化の良い食事やおやつにして頂いたらそれが不満な母をみて、事務所に突撃し文句を言う父・・。父向けと、母向けのものを作って施設にお渡しして、食事やおやつの度に見せて説明をして頂くようお願いした。パンパンに腫れまくった腸の写真は説得力があったらしく、怖がって消化の良いおやつすら食べなくなってしまった為、3日目に紙を見せるのはやめ、父向けのものだけ部屋のドアに貼ったという報告を頂いた。作った時はさすがに私もカッカきていたので、貼り紙にも怒りが滲んでいるかも( ´艸`)今見ると笑ってしまう。突然緊急搬送連絡がきて、病院に駆けつけて、万が一のことも覚悟してくださいと説明を受け、入院手続きして、主治医との面談、病院と施設通い、3週間後に退院手続きまでの全てを終えてやっと施設に戻ったと思ったら、それかよ~~~!いい加減にしろや!と激おこぷんぷん丸だったのは致し方ないと思う。貼り紙作戦は遠方一人暮らしの高齢の親のいる友人に勧めたら、早速試してくれていた。テレビショッピングで無駄なものをいくつも買ってしまった件、あるある。独居の場合は、携帯を没収するわけにはいかないので、買ってはいけないことを叩き込まねばならないから、施設入居の場合よりも更に悩ましい。貼り紙作戦くらいならいくらでも情報共有するから頑張って!