【二日目のお昼】


マンガールとマヌツが帰ってから昼御飯を食べようという事になった。


ここのゲストハウスにレストランがある事は昨年は知らなかった。


日本に帰ってから初めて知った 【どこにレストランがあったの?】 【ロビーの前に・・・・・】


毎日何度も通る・・・・てか、その前を通らずには外には出られない・・・・・それでも気がつかない、そんなレストラ


ンでした。


昨年は一度も使わなかったレストラン、


私  【魔女、ここでお昼にしよう】


   【ネパールに来たらやっぱりダルバートだよね!おねが~します】


魔女さん  【何言ってるの!今からはいやでも毎日ダルバート攻めになるのに・・・・】


当にその通り!それからはダルバートの食べない日はほとんどなかった。


魔女さんは1日4回のダルバート攻めの日もあった。




食事の後・・・


夕方、魔女さんの親友、レストランを経営している、ラクスマンとディブに会うまでの時間、タメルの街の


散策にでかけた。



タメルの街の角、角で  【マヤ~!マヤ~!】 と嬉しそうに声をかけてくる人々!


(【マヤ】 はネパールでの魔女さんの呼び名です。)


お店のオーナ、民族楽器を売り歩く人、お土産ものを売り歩く人、ストリートチュールドレンなど、本当に


様々な人が魔女さんに走り寄って行く。


人気者だ!


その時、人を掻き分けながら走ってくる少女がいた。


少女 【マヤ~~~!マヤ~~】


振り返った魔女さんが怪訝な顔をしてその子を見ていた。


少女 【マヤ~!>+*‘|***】


魔女 【オゥ~~!>*+*>*+*】


二人は抱き合って離れなかった・・・・・


私は、ネパール語も英語分からないので二人の話がまるで分らなかった。



それから、魔女の親友のレストラン 【ギリンチェ】にその少女と連れだっていった。


少女は夢中で魔女の顔から眼を離さず楽しそうに随分と長い間話していた。


私は魔女さんの説明を聞いて驚き、感銘をうけた。


今年1番の嬉しい出来事でした。





少女の生い立ち  きよっち 赤ちゃん



3年前の事だった、その頃の少女は弟を背負い 【この子のミルク代を頂戴!親が死んじゃってこの子


にミルクを飲ませられないの・・・・・ お願い・・・!】と芝居をしてお金をせびったり、観光客をだました


り、仲間と殴り合いの大喧嘩をしたりと大変なあばずれだったらしい。


                           ・・・・・・・


ある日、魔女がタメルの街を歩いていたら血相を変えて走ってくる少女を見た!


少女 【マヤー!助けて!殺されるかも~~!】


魔女 【なに!どうしたの!何をやったの!話しなさい!】


少女はふるえながら魔女を見上げていた、 すると向こうから白人の男性が物凄い勢いでキョロキョロ


とあたりを見回しながら走ってきた。



魔女は近くの知り合いの店にその子を隠し


【何をしたの!何か大事なものを盗んだね!サイフか!そうだろ!出しなさい!だせ!!】


少女が出したサイフを持って魔女は白人を探しに外に飛び出ていった!


間もなく白人男性が見つかり 【これは貴方の財布ですか?】・・・・・・


もちろんその人の物だった。


【あの子の事を許してあげて下さい・・・・どうぞ・・・許してください・・・・】


何度もお願いし、白人男性も財布が戻った事だから・・・・・と去って行った。



少女 【魔女、ごめんなさい・・・・】


魔女 【なんで人の物をとるんだ!そんな事は人間として許せない!そんなにお金が欲しけりゃ私のお


金を全部あげるよ!もっていきな!】


とその子に財布ごと渡した。


少女はマヤのお金はもらえない!いやだ!だめだ!と泣きじゃくっていた。


それにかまわず少女に財布を押し付け走るように帰った


それは日本に帰る前日の事だった。


そのお金は本当に魔女さんの全財産だった。


幸いにホテル代はその日の朝、支払は終わっていた。・・・・・が・・・・・


カトマンドゥ空港までのタクシー代と日本に帰ってからの電車賃もなかった。


親友のラクスマン(レストランオーナ)に訳を話し借金をして帰った。



【少女のその後】