さて、今日放送されたキングオージャー32話の感想を書きます。
今回は、いよいよ待望のキョウリュウとのコラボ回前編にして、坂本監督がキラメイ以来の本編参加を果たしました。
前回のあらすじの直後、6人の王様たちが、ダグデド様の罠によって地球に飛ばされ、ヤンマとギラが現代の日本の東京に飛ばされるシーンから始まります。
「僕、シュゴッダムから来たんですけど・・・」困惑してるギラの前に通りかかった女子高生2人は、よく見るとキョウリュウグリーンのソウジの学校の制服を着てるのが！
「とりあえず、ここの王サマに聞いてみるか」そう語るヤンマは謎の塔があることに気づきます。
やがて、キョウリュウのデーボスの戦闘員のゾーリ魔が人々を襲う中、ソウジ本人が現われ、剣さばきで大量のゾーリ魔を一気に切り裂きます。
ソウジの登場時には、ちゃんと「立風館ソウジ」のテロップもあるのが（ほかの3人も同様です）！
ギラも変身して戦いますけど、ヤンマは変身できません。
変身したギラの姿を見たソウジは「まさか・・・戦隊!?」と反応してます。
そして謎の少年、プリンスが、一撃で「俺にまかせろ！」とのセリフで、巨大化したゾーリ魔を倒します。
「ブレイブだぜ！」のセリフもキング譲りです。
キャンデリラ様とラッキューロくんも健在でした。
ソウジはプリンスの師匠でしたけど、「君の無茶のせいで・・・」プリンスの無茶ぶりのせいで剣が折れてることを注意します。
プリンスが「俺こそこの星のキングになる男だ！」と語ったところで、ギラが興味を持ち、OPへと入ります。
なんと、今回のOPは、キョウリュウメンバーのテロップに関しても、しっかり色付きで表記されてるのがポイント高いです。
CM後、カグラギ様は、日本のとある農場に飛ばされてましたけど、その農場は、あのおなじみのジェントルさんが管理してました。
「チキューにこのような場所が・・・」カグラギ様の反応www
そこにデーボス幹部の顔を集めた謎の怪人、デーボ・センキングが現われます。
この世界にはどうやらレジスタンスがあるそうですけど、ここ数年の本編終了後の東映特撮はレジスタンスの描写がところどころにありますね・・・。
センキングにエネルギーを吸い取られたジェントルさん・・・。
カグラギ様も戦おうとしますけど、変身できずにピンチを迎える中、そこにブルーのノッさんが現われ、生身でセンキングを圧倒します。
安定のダジャレで「今のうちに逃げまショーン・コネリー」と語ってるのがwww
各幹部のものまねが実にハイテンションなセンキング。
異世界に飛ばされ、困惑してるジェラミーと女子2人。
ヒメノ様は思わず、「セバス！」と叫んでます。
やがて3人は謎の洞窟へとやってきますけど、その壁画にはキョウリュウメンバーと獣電竜の絵があります。
そこへブラックのイアンがやってきます。
ヒメノ様「女王と知ってのことかしら？」
リタ様「ここはどこだ。人がいるところへ案内しろ。早く！」
「オーマイ、ずいぶんと過激な方々だ。俺は考古学の研究をしてる」そう語るイアン。
その壁画には2000年以上前に描かれたキョウリュウメンバーの歴史が描かれてました。
レジスタンスの避難所に集まる人々・・・あの理香ちゃんも成長してました。
その様子を見ながら、昔のシュゴッダムに似てるようなことを確信するギラ。
日本のことを知らないヤンマに困惑するソウジは、「君たちはどこから来たんだ？」と問いかけます。
やがて一同が集まり、ソウジたちが、これまでの戦いと今の状況に関するいきさつを語ります。
ソウジ「10年前俺たちは、太古から人類を滅ぼそうとしたデーボス軍と戦い、勝利した」
ノッさん「だけど、2年前に宇蟲王ダグデドってやつが現われて・・・」
この世界も実はやっぱりダグデド様に支配されてるとは・・・。
イアン「やつは新たなデーボスを連れてきて、世界中からブレイブを根こそぎ奪った」
ソウジ「しかも俺たちは、ブレイブを奪われたせいでキョウリュウジャーにチェンジできなくなった」
ノッさん「でも、あきらめてないヨーグルト。こうして、反撃の準備をしてる」
シリアスながらも、ノッさんのダジャレが入ってるのが実にwww
そして、ダグデド様への対策のために、変身後の6人が集う新撮影のシーンが入りますけど・・・
キング「宇蟲王とっ捕まえてくるぜ！」
ウッチーさん「それまで、この星を頼んだでござる！」
なんと、変身後で声だけとはいえ、ちゃんとキングとウッチーさんの2人を出してくれるのが、実にサプライズです。
キングとウッチーさんがプレズオンで宇宙へ旅立つ中、イアンは壁画を調べて宇蟲王の手がかりを探してました。
ノッさんはギラたちに「君たち、別の時空から来たんじゃない？」と問いかけます。
そして、プリンスの秘密をソウジが語ります。
「彼は、仲間が時空を越えた未来から送り込んできた戦士なんだ。最強のブレイブを持つ、次世代の戦士だと」
その後、ヤンマはプリンスに興味を持ち、直らないカリバーを渡して、「あんたなら直せるの？」と剣を渡します。
「キングになるだののたまってるが、ただの子供じゃねえか」プリンスにあきれるヤンマ・・・。
そのころ、センキングはデーボス様に謎の戦士たちが出現したことを連絡してました。
今回のデーボス様は、カブトムシモチーフでした。
キャンデリラ様やラッキューロくんと特訓するプリンスですけど、なかなか覚醒できません。
キャンデリラ様「落ち込まないでよ！」
ラッキューロくん「キングになるんすよね!?」
安定のキャラが健在です。
獣電竜たちもデーボスに捕まってることが判明します。
「獣電竜・・・シュゴッドのようなものか」リタ様の反応が・・・。
シュゴッドがいないせいか、ヤンマはギラだけが変身できることを不思議がってます。
ギラはあえて王様モードになり、作戦を練ります。
Bパート、ジェラミーはイアンに仮説があることを話しかけます。
一方、プリンスはヤンマから修復されたガブリカリバーを渡されますけど、赤いキングガブリカリバーになってます。
「試し斬りなら、ちょうどいい相手がいんぜ」ヤンマはそうプリンスに伝えます。
そこに現われた邪悪の王モードのギラは「俺様がニホンを支配する！こいつらの命が惜しければ、俺様と勝負しろ!!」と語り、プリンスも受けて立ちます。
生身で戦うギラとプリンス・・・やがてギラは王鎧武装します。
「剣はただの武器じゃない。大切な相棒だ」ソウジの言葉を思い出すプリンス。
「俺はキングになる男・・・この星のみんなを守るために！」決意を固めたプリンスは、やがてついにギラを圧倒。
決闘を見てるカグラギ様と女性陣・・・。
そんな中、ギラの体内からクワゴンが飛び出し、クワゴンの力がついに獣電池に宿ります。
ギラ「クワゴンが認めたんだ。同じ守護神なら、シュゴッドの力も宿せると思って」と語ります。
プリンス「俺のためにやってくれたのか・・・」
ギラ「ソウジさんは、君を信じてたんだよ」
キャンデリラ様「奇跡が起きたわ！なんて素敵なの!!」
そこへ現われたセンキングが人々を無気力化させる中、ギラたちは即座に立ち上がり、プリンスも同行します。
プリンスに対するヤンマの「スカポンキング」のセリフも、キャラを考えると実に関心が持てます。
ギラに続けて、プリンスもついに「挟撃の勇者」キングキョウリュウレッドへとブレイブインし、クワガタとの共闘で、センキングを追い詰めます。
王鎧武装できないヤンマたち4人も素面でゾーリ魔相手に戦い、特性を生かしたアクションを見せます。
センキングの攻撃を軽々と交わすWレッドは、ついにセンキングの撃破に成功。
「このキングたち、強すぎ！」の断末魔の直後、巨大なデーボス様が出陣します。
人間をすべて排除しようとするデーボス様・・・。
キョウリュウ3人が人々を逃げさせようとする中、とある森へと1人やってきたピンクのアミィさんは獣電竜を発見。
今回の彼女の出演パートはここだけでしたけど、引退しながらも出てくれたのはありがたいです。
「ワオ！やっと見つけた!!」のセリフも、キョウリュウ当時と変わってません。
ジェラミーは壁画の作業中のイアンに「この星の名は？」と問いかけます。
イアン「からかってるのか？地球だろ」
ジェラミー「名は同じちきゅうでも、俺たちが住んでいるチキューとは、別の星だ。俺のおやじたちは、この星から移り住んだ、人間だったんだ！」
こうして、今回のラストは、ジェラミーのセリフに続けて、地球とチキューの衝撃の真実が明らかになるシーンで終わります。
単なるコラボ回かと思いきや、ちょっとずつ今後のストーリーの鍵を握る伏線が張られてるのが、実に濃密でしたね。
ギラとクワゴンの秘密、ダグデド様のキョウリュウ世界への侵攻、そして地球とチキューの真実・・・。
ノッさんのセリフで、ダグデド様がキョウリュウ世界に来襲した2年前だと、ちょうどバグナラク戦の時期になります。
キャンデリラ様とラッキューロくんの姿を見ても、王様たちが違和感を感じないのは、バグナラクの面々との交友関係も影響してそうな気がします。
キングキョウリュウレッドは、扱い的にはクウガのライアルに近いオリジナルと別人設定の旧ヒーローですね。
キングキョウリュウレッドのスーアクを務めるのは、近年のライダーで目覚ましい活躍を見せる縄田さんです。
そして、声だけとはいえ、ちゃんとキングとウッチーさんの新録のセリフがあったのが感慨深いですけど、これはどこかで顔出し出演もありそうな予感ですね・・・。
次回は11人の戦士が共闘！迫力の巨大ロボ戦!!地球の服装に着替えて踊ってる王様たち!?そしてキングコーカサスカブトのシュゴッドモードが本編初登場!?
次回も予告の時点だけで、今回以上に濃密な予感がします!!