皆さまこんにちは。
オーストリア洋菓子の代名詞と呼べるのが、ザッハー・トルテ(チョコレートケーキ)です。旅行雑誌には大々的に紹介されており、ツアー旅行の中でも必ず紹介されるであろう洋菓子です。
なんだかんだで、オーストリアに来たら、なぜか食べたい衝動にかれます。
このザッハー・トルテの歴史は古く、1840年代から始まります。2つのお店(デーメルとザッハー)で、ザッハー・トルテが作られていったのですが、1930年代にトルテ戦争が勃発。要に、どちらが「オリジナルか、正統か?」みたいな戦争です。裁判は終了し、現在はどちらのお店に行ってもザッハー・トルテが食べれます。
てな訳で、まずはウィーンにあるデーメル(Cafe Konditorei Demel)のお店にやって来ました。
1階のケーキ売り場にて。
オーストリアのケーキは中々のものでしょう?ディスプレイが気品が漂っていてお洒落。思わず、おぉ~と声をあげてしまいました。
そして、なんと1階にある厨房も見学できます。遠目にケーキ職人さんを見ることができましたよ。
2階のケーキ売り場にて。
1階でケーキを注文するかと思ったら、2階へ案内されました。
【注文方法】
①2階にもあるケーキコーナーで食べたいケーキを注文。
②担当の人からケーキの番号が書かれた紙切れを受け取る。
③テーブル席につき、飲み物を注文する。この時、ケーキの番号が書かれた紙切れをウェイターさんに渡す。
私達は先に席につき、その後、ケーキと飲み物の注文をしてしまい、ちょっと戸惑いました。
こんな方から見下ろされる席につきました。
12時前に来店しましたが、個人客、団体客多し。
これがデーメルのザッハー・トルテ(€6.7)!!
美味しそうでしょう?
添えられたホイップクリーム(甘くない)を付けながら食べます。
外側のチョコはあっさり、スポンジ部分は超濃厚な味わい。三角形のチョコがポイント。
チョコレートベースですが、中にはアンズのママレードが入っており、フルーティーな味に仕上がっています。
このフルーティーな味わいが濃厚で濃厚で、ホイップクリームとコーヒーで中和させないと、ちとキツイです。私は甘党なんですが、甘過ぎると思いました。どしんとお腹に溜まります。
続いて紹介するお店はザッハーなんですが、ホテルのカフェでザッハー・トルテが頂けます。
ウィーンのホテル・ザッハーはとても込み合うとの情報を先に得ていたので、ザルツブルクにあるホテル・ザッハー(Cafe Sacher)の方を訪れました。ホテルのドアマンの方に、カフェ?と尋ねると、こころよく中へ入れてくれました。
14時ぐらいに訪れましたが、満員です。席には待たずに座れました。みなさん、思い思いに、ザッハー・トルテを食べてます。
ここは楽譜の形をしたメニュー表が有名です。お洒落ですね~。
ここでザッハー・トルテを3人分(3人で来店)注文しようとしたら、ウェイターさんから提案がありました。3人分ザッハー・トルテを注文するより、お得なケーキセットがあると。確かに高額なザッハー・トルテ(€7.1×3)より、3人で食べれそうな量のケーキセットがお得でしたので、迷わず注文。
じゃーん!!
4重奏のケーキセットが運ばれてきました。
小さなザッハー・トルテが付いています。
ホイップクリーム(甘くない)とカスタードクリームを好みに合わせて使います。
外側のチョコは超濃厚、スポンジ部分はあっさりな味わい。丸形のチョコがポイント。
ウェイターさんの提案のとおり、こちらを選んで正解でした。ザッハー・トルテだけ食べるのはきついです。外側のチョコが甘過ぎ。
デーメルとザッハーでは、濃厚な部分が外側か中かの違いがありました。どちらが好みかは、人にもよるでしょうね、こればっかりは。ぜひお試しあれ!
日持ちがするザッハー・トルテ、持ち帰り用が売られています!日本にお土産で持って帰れますよ。