信州松本空港に着陸し、連絡が良いシャトルバスで、そそくさと松本駅まで向かいます。
松本駅は、約20年前に名古屋から特急で訪れたことがあるけれど、その当時は、「松本~♪松本~♪」と昭和時代を感じさせる味のある駅内アナウンスが印象で、平坦なプラットホームだったと記憶してました(・∀・)
しかし、今はエスカレターがお目見えする、大きく洗練された松本駅(マツモトステーション)に変貌していました。
これが20年の時の流れの変化なのでしょうね~
駅でこれから何度も食べることになるであろう信州そばをいただき、駅前レンタカーで車を借り、本日の宿泊地、車山高原にあるペンションへと向かいます。
3泊4日信州の旅の相棒は、ワゴンR。
車山高原へ向かう急斜面では、大きなエンジン音を立てて頑張ってくれました。
これから先の事(山道が続く)を考えると、ワゴンRで大丈夫かなと少し不安な気持ちに
車山高原は、ビーナスライン上にある高原で、標高が1700m。
久しぶりの高地に気持ちが高ぶります。
そんな場所での宿泊地は、初めてのペンション。
名前はサリュ(SALUT)
車山高原にはペンション系の宿泊場所が多く、口コミを見ていると、初めて訪れる人にとっては場所が分かりづらいとということ。
確かに迷いながら、やっとのことで辿り着けるような場所でした。
旅で宿泊する場所は、ホテルにせよ、旅館にせよ、必ず口コミの評価・コメントを見て選ぶあらいぐま夫婦。
サリュの口コミの評価は、誰でも☆☆☆☆☆(5つ星)
サリュを選んだのは、皆が(ほんと全てが)☆☆☆☆☆と評価するペンションって一体何なんだ、という好奇心からです
このペンションを経営されてるのは、ご夫婦2人。
期待に胸を弾ませながら、ドアを開きました。
出迎えてくれたのは、サリュのおかみ。
気さくな感じのいいおかみ
夕食の時間、お風呂の時間、部屋の事を笑顔で説明してくれました。
気になる部屋には、メッセージがありました。
妻にとっては初めての信州。
手書きのメッセージは心に残ります
2人部屋は、コンパクト。ペンションってこんな感じなんだな~。
安らげる場所、ほっと一息。
この日の宿泊客は2組、子供連れの夫婦とあらいぐま夫婦。
のどやかな、まったりとした夕食タイムが始まります。
料理はペンションのマスターが作っていました。
ペンションの夕食はホテルや旅館とも違い、何か家庭的。
でも、こだわりがあり、見た目も味も楽しめる。そんな感じ。
サリュのおかみは、ベルギービールマイスターの称号を持っていて、厳選されたベルギービールと専用のグラスで、あらいぐま夫婦に、お酒を提供してくれました。(別料金で)
満足満足、お腹いっぱいの夕食後、マスターとおかみとしばし談笑。
九州から訪れるお客が珍しいのでしょう。九州に興味津々。
冬場九州の人はほとんどスキーなんてしないですよ、と言ったら驚かれました(笑)
お風呂は、大きな家族風呂のような浴槽で、とても清潔。
あらいぐまの自宅と比べようがないくらい、キレイ。清掃が行き届いており感心されるばかり。
一夜明け、部屋の窓からは、白樺の木がご覧のとおり輝いていました。
なんて清々しい朝なんだろう。
標高が高いので、外はひんやりし、夏でも長袖が必要。
ペンションのリビング。
まん丸い白熱電球がいい雰囲気。
あらいぐまの自宅もこんなオシャレなリビングにしたいな(;^ω^A
朝食はマスターが作る、温かいフレンチトーストとサラダ。
フレンチトーストがふわふわで、2枚完食。
マスターからもう一枚食べますか?と言われたけど、食べたかったけど、諦めました。
すでにお腹いっぱいでした(´□`。)
サリュには、オシャレな雑貨、ベルギービール、マスターの趣味の車のカタログ(シトロエン)と文庫本、子供用の遊具があります。
まったりくつろげ居心地がいいし、マスターとおかみとの会話も楽しいし、今日もここに泊まりたい、と本心が叫ぶ。
☆☆☆☆☆って、そうなのか、そういうことなのか、とサリュを出発する時間が近づくにつれ確信しました。
宿泊客とマスターとおかみの、絶妙な距離感、親しみやすさ。
ペンションを去った後でも、深く記憶に残っています。
こう書いても、中々伝わりづらいとは思います。
でも、これだけは言えます、サリュで過ごす時間は、幸福な時間です(^_-)☆